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子供が走り回れるバルセロナのワンルーム

2017年10月02日

夫婦漫才

子供が走り回れるバルセロナのワンルーム

極小&快適空間のアイデア#21

子供が走り回れるバルセロナのワンルーム

アパートメントのある界隈はもともと工場や商店が軒を連ねていた一帯だったとか(画像:faircompanies)

まさかの畳の上に布団!というジャパニーズスタイルがバルセロナに

この連載では、たとえば高い火の見櫓の上にある四方に絶景が広がる小屋(「見渡す限りの大自然 地上12メートルの高さに小屋を建てる」)や、スクールバスを自分たちの好みの空間に作り変えた(「スクールバスで旅するふたりのシック&ハイテクな住まい」)といった、実現するにはちょっと思い切りのいる物件ばかり紹介してきた気がしますが、今回はぐっと身近な感じのするバルセロナのあるアパートメントの話をご紹介します。


このアパートメントで暮らすインテリア・デザイナーのモニカ・ポトビンさん(画像:faircompanies)

3歳になる息子のゲールくん(画像:faircompanies)


若い夫婦と小さなお子さんの3人が住むこのアパートメント、広さは約70平方メートルしかない。日本風にいえば、ワンルーム・マンション。そのワンルームの片方の端にリビング・ダイニングを、反対の端にベッドルームを配置し、真ん中の部分にシャワールームやトイレといった水回り、それにご夫婦それぞれのクローゼットといった収納部分を集約という間取りになっています。70平方メートルというと子持ちの若いカップルには十分な広さとも思えますが、それでも(このアパートメントの様子を撮影した)動画をみますと、決して「ひろびろとした空間」とは言えない感じがします。けれども、中央部分の両脇に渡された廊下を通ってお子さんがぐるぐると部屋のなかを走り回ったり、お母さんと鬼ごっこをしたりといった場面も出てきて、これはいかにも面白そうな部屋だなという感じが伝わってきて好感が持てます。


好感が持てる、といえば、屈託なくよく笑うこのお母さんと、元気いっぱいに動き回る男のお子さんも実に良いですね。とくにめずらしい撮影クルーというお客さんの前で何度もでんぐり返ししてみせている男の子の盛り上がり。観ているこちらまでおもわず嬉しくなってしまうはしゃぎっぷりと感じます。


比較的ざっくりとした印象のリビング・ダイニング(画像:faircompanies)

リビング・ダイニングの一角にはこんな息子さんのスペースも(画像:faircompanies)

息子さんの指さす窓の先にはいったい何が……(画像:faircompanies)

「畳敷きに布団」のベッドルーム

ベッドルームには畳が!(画像:faircompanies)


リビング・ダイニングもベッドルームも比較的ものが溢れ、生活感がしっかりと感じられるこのアパートメント。ベッドルームの床が畳敷きで、その上にローベッドもしくは布団が敷かれているのは、きっとスペースの狭さを感じさせないようにする工夫でしょうか。またこの布団はお子さんがその上を駆け回るのにもちょうど良い高さのようです(つまずいて転んでも布団の上なら痛くなさそう)。この布団のヘッドボードにはちょっとした収納スペースが設けられ、電源コンセントも隠されています。さらにふたり分の照明や、その照明で浮き上がるアート作品も飾られていて、なかなかの雰囲気。このベッドで眠るのがお子さんのお気に入りだそうですが、「親子三人が川の字になって(眠る)」というのが比較的めずらしい西洋人の家庭では、とくに良い睡眠環境といえるかもしれません。


窓に向かって敷かれた布団。モニカさんが手にしているのは床下収納の板を持ち上げる吸盤(画像:faircompanies)

ベッドルームでもはしゃぐ子供(画像:faircompanies)

ムーディーなヘッドスペース(画像:faircompanies)

「広さはこれで十分」

当初は二人で暮らすつもりだったスペースに、お子さんが生まれた後もそのまま住み続けるこのご夫婦。奥さんは、それでも「これくらいの広さでちょうどいい」と話しています。奥さん曰く「以前この2倍の広さはあるロフトで暮らしていたこともあったけれど、ふだんはあまり使わない部分も結構多かった」とのことで、コンパクトに暮らせるこの空間がかなり気に入っている様子も感じられます。さらに、アパートメント全体をひとつの空間として使っている(複数の小部屋に区切っていない)せいか、部屋全体の風通しもかなり良いようで「エアコンなしで暮らせる」とも奥さんは説明しています。お子さんがある程度大きくなるまでは、このままこの部屋で暮らし続けることになるのかもしれませんね。


シャワールームやクローゼットなどが集約された部屋中央のスペース(画像:faircompanies)

モニカさん用のクローゼットが片側に(画像:faircompanies)

反対側にはご主人のクローゼットが(画像:faircompanies)

トイレとシャワーが一体になったバスルーム(画像:faircompanies)

濡れた床も簡単に乾いてしまう、というから羨ましいかぎり(画像:faircompanies)

大人の時間を過ごすための仕掛け

中央部分に設けられた廊下の壁には、足下に近い位置に常夜灯とおぼしき小さな照明が複数並んでいます。またアクリル製のドアを通して、バスルームの明かりが廊下に漏れ出す仕組みにもなっているそう。さらに、いちばん端のクローゼットの扉を間仕切り代わりに使うことで、ベッドルーム側に光や音が漏れ出す心配もなく、ご夫婦ふたりで映画を楽しめるつくりにもなっているとか。いずれも当初から意図していたものかどうかはわかりませんが、大人ふたりで過ごす時間を豊かなものにするための生活の工夫といえそうです。


足下を照らす小さな照明(画像:faircompanies)

廊下に漏れ出すバスルームの明かり(画像:faircompanies)

「親子三人、水入らず」の図(画像:faircompanies)


(坂和 敏)


最終更新日:2017年10月02日


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