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独身消防士が自作したカナダのタイニーハウス

2017年12月14日

夫婦漫才

独身消防士が自作したカナダのタイニーハウス

極小&快適空間のアイデア#27

独身消防士が自作したカナダのタイニーハウス

タイニーハウスの前景。シダー(cedar)の明るい色目が美しい(画像:Living Big in a Tiny House)

母屋を賃貸に回して自分は庭に自作したタイニーハウスに

このタイニーハウスの持ち主はスティーブさんという若い消防士。まだ独身のようですがすでに自宅も所有し、その裏庭に自分が暮らすタイニーハウスを自作──母屋のほうは人に貸してローンの支払いにあてているそうですから、若いのになかなかのしっかり者といった印象です。


この家を自作したスティーブさん(画像:Living Big in a Tiny House)

タイニーハウスの前に立つ母屋は店子に貸し出し中(画像:Living Big in a Tiny House)


スティーブさんはこの家を建てるまでに、各地を旅して小規模な建物の建築プロジェクトにボランティアとして参加したり、自分で建てるための技能を習得できるワークショップに参加したりしていたそうです。そうして自分で設計したこの家は、予め裏庭のスペースにぴたりと収まるように設計したもので、しかも将来の移動やオフグリッド化を見越して、そのための機能も用意されているとのこと。


スティーブさんが過去に参加した建築プロジェクトの一例(画像:Living Big in a Tiny House)

秀逸な引き出し式ベッドと収納スペース

斜め上からみたリビング兼ベッドルームの全景(画像:Living Big in a Tiny House)


そんなスティーブさんが設計した家はキッチン付のワンルーム。外側の大きさは10×17フィート(3×5.2メートル、15.6平方メートル)といいますから、ちょっと狭めのワンルームマンションくらいの広さといった感じでしょうか。


この狭い空間をいかに効率的に活用するか。この家にはそのための工夫が至る所にみられます。なかでも一番目を引くのはキッチンの床下にスライドして収納されるクィーンサイズのベッド。大手の動画サイトなどでは、ロフトにベッドスペースを設けたタイニーハウスをよく見かけますが、いずれもハシゴもしくは急な階段の上り下りや比較的低い天井などが付きもの。それに比べると、この引き出し式のベッドは平面的にも立体的にもより広々としている感じが伝わってきます。


引き出し式で床下に収まるクィーンサイズのベッド(画像:Living Big in a Tiny House)


このベッドの下の収納スペースには、物入れとなるバスケットと共に丈の低いコーヒーテーブルも収まる仕掛けになっています。またその隣には靴類をしまうスライド式の収納もあります。さらに天井の高さを活かした壁の収納棚(三段でバスケットが並んでいる)も取り付けられており、全体として「かなり片付いた」印象の部屋となっています。


ベッドの下の収納スペースにはコーヒーテーブルも(画像:Living Big in a Tiny House)

ベッドの下の収納スペースから出し、タイル敷きの土間に置かれたコーヒーテーブル(画像:Living Big in a Tiny House)

短い階段の床下を利用した下駄箱(画像:Living Big in a Tiny House)


なお、カナダの内陸部にあるエドモントンは冬の寒さがとても厳しいところ(Wikipediaには「1月の平均気温は-17度~-6度程で真冬にかけては-40度前後にまで下がり、日中でも-30度と猛烈に冷え込むこともある」との説明も)。この寒さ対策として、スティーブさんは3種類の暖房器具──プロパンガスを使うヒーター、電気ストーブ、それに小型の薪ストーブを備え付けているそうです。


入り口脇の棚の上に置かれた書籍と小型の薪ストーブ(画像:Living Big in a Tiny House)

天井の高さを活かしてシーリング・ファンも設置(画像:Living Big in a Tiny House)

不相応に立派なキッチン

ふだんは仕事で消防署に詰めることが多く、またバックパッカーとして旅に出ることも少なくないというスティーブさんですが、そんな身軽な独身男性にしては、不相応に思えるほど立派なキッチンがこの家にはあります。冷蔵庫こそ小型ですが、ガス台はコンロが3口付いたもので、その下の棚の中には電子レンジやトースターも。さらに野菜やハーブなどを育てるつもりで取り付けた壁の棚までありますが、こちらの中味はいまのところ比較的管理しやすい観葉植物などになっているそうです。


リビングからみたキッチンの様子。右手の棚には野菜や観葉植物も(画像:Living Big in a Tiny House)

すっきりと片付いたキッチン(画像:Living Big in a Tiny House)

キッチンカウンターの反対側にあるクローゼット(画像:Living Big in a Tiny House)

クローゼットにかかった消防隊の制服(画像:Living Big in a Tiny House)

火災報知器や焼却式トイレ、高性能な湯沸かし器も

この小さな家には、消防士の仕事と縁の深い火災報知器(煙探知機)、それに(よくあるコンポジットトイレの代わりとして)焼却式トイレやプロパンガスを使う高性能な湯沸かし器なども取り付けられています。その影響からか、スティーブさん曰く「ざっと5万ドル(カナダドルが1ドル約90円弱としてだいたい450万円)の費用がかかった」そうですが、それでも「4年くらい住んだらモトが取れる」とのことで、ご本人にとっても実験を兼ねた「なかなか悪くない投資」といったところかもしれません。


(坂和 敏)


参照サイト

最終更新日:2017年12月14日

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