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夫は掃除とDIY、妻は料理や洗濯。お互い無理せず、得意分野で...

2018年09月12日

夫婦漫才

夫は掃除とDIY、妻は料理や洗濯。お互い無理せず、得意分野で家事をシェア

ベルリン発シンプル家事ライフ6

夫は掃除とDIY、妻は料理や洗濯。お互い無理せず、得意分野で家事をシェア

ダイニングの一角。レンガは構造壁で、自分たちできれいに磨いたもの

お互いが得意分野で家事をゆるく分担 

今回はベルリン市内に住むドイツ人夫妻を訪ねました。ディアナさんは、23歳の息子さんの子育てを終え、現在は旦那さまと2人で市内のアパートに暮らしています。仕事は不動産関係の会社の事務で、週36時間勤務。9時から17時までオフィスで仕事をしています。以前は母親の介護や息子の子育てで時間に追われる日々でした。週ごとにスケジュール表を作って管理していましたが、今はその時期も過ぎて少しのんびりできるそうです。


お気に入りのダイニングでくつろぐディアナさん


「家事はそれほど好きではないんです」と笑うディアナさん。毎朝7時までには起床して、出勤前までになるべく家事を終えてしまうそうです。


「朝に洗濯機を回して、帰宅したら夫と一緒に干しています。アイロンがけも私が担当です。夫がやると時間がかかるので(笑)。食洗機は夜に洗浄スタートさせて、朝に取り出すサイクルです」

その代わり部屋やキッチン、バスルームの掃除は旦那さまの役目。5年前にロボット掃除機を購入してからは、毎朝ダイニングの椅子を上げて家を出て、帰宅時には掃除が終了している状態になりました。電気系統なども含めたDIYも旦那さまの担当です。旦那さまとその兄弟は電気工事などを請け負う職人なので、キッチンにある照明付きのカウンターを始め、DIYはお手のものなのです。


キッチン手前のカウンターはDIYによるお手製


夫婦で家事分担をすることは珍しくはないかもしれませんが、分担の仕方については頭を悩ますところ。すべての家事を均等に分けるのも方法ですが、それぞれの得意分野や勤務時間に合わせて分けると、互いにストレスがかかりにくいようです。息子さんが小さかった頃は、ディアナさんが学校へ送りに行き、旦那さまが迎えに行っていたそうで、これも勤務時間に合わせた工夫です。

夫婦共働きが多い現代でも、男性が家事をしない、できない家庭もあると思います。ドイツの状況はどうなのでしょうか。


「私は旧東ドイツ出身ですが、当時の社会では男女ともに働いていたにもかかわらず、家事をしない男性は多かったですよ。私の両親は1930年生まれでしたが、その世代の男性は家事はやりませんでした」と、ディアナさん。


時代の変化や、男性が結婚前に一人暮らしを経験することで家事の習慣ができるようです。家事をする男性のニュースが増えると、男女ともに意識が変わっていくのでしょうね。

「見た目すっきり、探す時間ゼロ!」の収納

ディアナさんのお宅で、印象的だったのは収納。キッチンもリビングも、すっきりと一目瞭然に収納されていました。家事を分担するためには、どこに何がしまってあるかを各自が知っておくことが重要。わかりやすい収納は、家族で家事をシェアするための前提です。

キッチンは調理の場ですから、機能的であることが大事。そのために収納は重要なポイントです。ディアナさんのキッチンの引き出しを開けると、物を上下に重ねていないので、中身がひと目でわかります。粉などは密閉容器に移し替え、ラベルを貼っています。「何かを探す時間はムダなので、探さずに済むようにしまっています」


引き出しを開けるとすべてが見渡せるので、下の方に見えないものが埋もれていたということがありません

ドイツの一般家庭で見られる、パンの保存ケース


一方リビングの収納は、インテリア重視。リビングはキッチンと違って、何かを作業する場所ではなく、ゆっくりとくつろぐところ。空間の心地よさが大切です。そういう場所に雑多なものが目に入るとなかなか落ち着きませんよね。ドイツ人は、リビングの収納は扉付きの家具で中身を隠すことが多いです。下の写真をご覧いただくと、扉のメリットが感じられると思います。


部屋の一角にあるアンティークのデスク。雑多なファイル類は扉を閉めれば目に入らないので、部屋の雰囲気を壊しません

 デスクの扉を開けると、ご覧の通り。扉の重要性がわかります

壁の色と質感のバリエーションでインテリアに変化を 

インテリアも大好きというご夫妻は壁をペイントしたり、構造壁のレンガを見せたりと、好みの空間作りを楽しんでいます。ペイントは、選ぶ色次第でまったく印象が変わるもの。一般的に、淡いトーンの色は広い面積にペイントしても圧迫感がなく、濃く暗いトーンなら狭い面積にポイント的に取り入れると落ち着きや高級感が生まれます。好みはもちろん大切ですが、部屋の目的も考えるとより快適になります。


息子さんがいた部屋を、ディアナさんの趣味の部屋に。落ち着いたライトグリーンの壁で、家具が一層きれいに見えます


「仕事では書類ばかり見ているので、何か形に残るものがほしくて」と始めた、趣味のソーイング


合理的で、かつ居心地のよさを追求したご夫妻の住まい。それをDIYでコツコツと作り上げているのは、いかにもドイツらしいと思います。


文と写真/久保田由希

東京都出身。日本女子大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという思いから、2002年にベルリンに渡り、そのまま在住。著書、雑誌、インターネットを通してベルリンやドイツのライフスタイルについて伝えている。主な著書に『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになる ドイツのシンプル家事』(大和書房)、『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)、『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)ほか多数。

最終更新日:2018年09月12日

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