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日本からドイツへ家族で移住。インテリアはどう変わった?

2018年10月30日

夫婦漫才

日本からドイツへ家族で移住。インテリアはどう変わった?

ベルリン発シンプル家事ライフ9

日本からドイツへ家族で移住。インテリアはどう変わった?

べルリンにお住まいの、jucom.deさんのリビング・ダイニング

買うものを吟味したら、心地よく余裕のある生活に 

こんにちは。ベルリン在住ライターの久保田由希です。今回は、ご自宅の写真がインスタ(Instagram)で人気の、jucom.deさんのお宅にお邪魔しました。


jucom.deさんはご家族でドイツに住みはじめてから、インテリアへの考えが大きく変わったそうなのです。


「ドイツに来てからは、何かを買う前に吟味するようになりました。ドイツのシンプルな暮らしに触れるうちにそうなったのですが、部屋が心地よくなり、掃除もしやすくなって、生活に余裕が生まれましたね」

カラフルなチェアがアクセントのダイニングコーナー


子どもたちもワンちゃんものびのびできるリビングコーナー


確かにドイツ人は、じっくりと考えてから本当に必要だと思ったときに購入する人が多数。ドイツでは、情報やお店が日本のようにたくさんはありません。それは不便なようにも聞こえますが、消費に流されないとも言えます。私自身、ドイツでは何かを衝動買いする機会はとても少ないと実感しています。


ベルリンのアンティークショップで、1個1個選びぬいた照明


jucom.deさんも日本にいた頃は、気になるものをいろいろ買っていたそうですが、ドイツではインテリアがとてもシンプルになりました。すると、モノを多く持つということは、それに時間と労力も取られることだと気づいたそうです。 


これは私も心から同感します。たくさんのモノを持つと、そのための場所も、ケアする時間もかかります。本当に必要なものだけに絞ることで、そうした労力から解放されて、自分自身がラクになれます。取捨選択をすることは、自分の価値観と向き合うということ。自分の価値観を明確にすることは、心地よい暮らしの基本です。

大きな家具を置かずに、家族がのびのび遊べるスペース作り

ベルリンで暮らすjucom.deさん。ストウブの鍋を愛用


jucom.deさんのご家族は、ご主人と小学校に通う2人のお子さん、そしてワンちゃん。遊べるスペースを広く取ったというリビング・ダイニングは、家族構成を考えてのことです。壁に沿って大きなソファとピアノがあるほかは、大きな家具はダイニングテーブルとテレビ台のみ。目線より高い家具をなるべく置かないのも、こだわりポイントだそうです。広いスペースがより一層広々と感じられます。 


大きな家具は存在感も大きく、色やデザインによっては空間を圧迫します。空間の広がりを感じさせるのならば、大きな家具は室内に置かずに収納専用スペースを作るほうが、私としてはおすすめです。jucom.deさんは、テレビ自体もふだんは白い布でカバーしています。

ベーシックな色を中心に、差し色をプラス 

カラシ色のブランケットを添えて、生き生きした印象に


広いリビング・ダイニングの場合、難しいのが一つの空間としての統一感。


jucom.deさんは、グレーやベージュなどのベーシックな色をベースにし、ダイニングチェアやファブリックでオレンジやブルー、イエローなどビビッドな色を添えています。「ダイニングチェアの配置を変えるだけで、部屋の印象がガラッと変わるんですよ」とのことですが、それなら簡単にイメージチェンジできますね。

 

カラフルなダイニングチェアの色が生きるのは、空間全体のインテリアがシンプルだからこそ。モノを置きすぎないということは、そういう点でもやはり重要なのです。


ソファのブランケットにもカラシ色などの差し色を。面積の大きいソファカバーそのものには、グレーなどのベーシックカラーを選んでいるのがポイントです。


ファッションで考えるとわかりやすいかもしれませんが、目立つ色を全身に何色も使うと目がチカチカしますよね。インテリアも同じで、ベーシックな色とビビッドな色のバランスがとても重要です。ベーシックな色は壁や床など広い面積に使ってもOK。ビビッドな色は、アクセント程度の小さな面積に数色だけに留めると、空間が引き締まって生き生きとした印象が生まれます。


ダイニングの一角にあるテーブル。愛犬の絵は教育美術を学んだjucom.deさんが描いたもの。このコーナーはベーシックな色でまとめているので、ダイニングチェアの色とケンカしない

ドイツで始まったDIY 

本棚にもなっているテレビ台にソファ横のワゴン、ワンちゃん用の柵などは、jucom.deさんのご主人による手作り。ご主人は以前からDIYに興味があったそうですが、この家に広い地下室が付いていたことから、本格的な道具をそろえて地下で作業をするように。いまではjucom.deさんがほしい家具のアイデアを図案化し、ご主人がそれを形にするという流れが生まれたそうです。


ご主人手作りの本棚付きテレビ台。なんと、本棚にはこれまでの私の著書が! 感激です


ワンちゃん用の柵。ナチュラルな木の風合いを生かしたオイル仕上げ


これもDIY大国ドイツの影響かもしれません。自作家具が増えることで、jucom.deさんの住まいはこれからより一層、心地よく、個性的になっていくのではないでしょうか。 


ドイツ人は衣食住のうち、圧倒的に「住」を大切にしています。そういう国に住んで、jucom.deさんも私も、住まいの大切さがわかったように思います。インテリアは「おしゃれ」「流行」ではなく、生きる上での基本なのです。だからこそ、自分にとって心地よい空間を追求していきたいと思っています。


文と写真/久保田由希

東京都出身。日本女子大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという思いから、2002年にベルリンに渡り、そのまま在住。著書、雑誌、インターネットを通してベルリンやドイツのライフスタイルについて伝えている。主な著書に『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになる ドイツのシンプル家事』(大和書房)、『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)、『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)ほか多数。

【取材協力】

最終更新日:2018年10月30日

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