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インテリアが生きる収納方法 見せる場所と収納スペースのメリハ...

2018年11月23日

夫婦漫才

インテリアが生きる収納方法 見せる場所と収納スペースのメリハリがポイント

ベルリン発シンプル家事ライフ10

インテリアが生きる収納方法 見せる場所と収納スペースのメリハリがポイント

キッチンの一角にパントリーがある、ベルリンのアパート

ポイントは、見せる場所と収納スペースのメリハリ 

ベルリン在住ライターの久保田由希です。

連載第4回「いつも片づいているように見える家 ドイツ流・家事での「力のかけどころ」とは?」で「ドイツ人は片づけ・掃除が得意」と紹介しました。不要なものは定期的に処分し、用途や使用頻度に合わせた収納をすると、それだけで家事にかける労力がずいぶん減ります。


今回はそこから一歩進んで、インテリアを楽しむための収納方法を考えてみたいと思います。


これまで取材したお宅の中で、「このお部屋はセンスがいいし、すっきりと整っているな」と感じたお宅の共通点があります。

それは、

「見せる場所と収納スペースのメリハリがある」

ということ。


室内でもっとも目立つ部分は、壁の色や小さめの家具、壁にかける絵や花などできれいに整えられています。伝統的な日本家屋でいえば、床の間のような役割かもしれません。


そして収納は、中身が見えない扉付きの家具を目立たない部分に集中させたり、ウォークインクローゼットのように、収納スペースを独立させてしまうのです。すると、部屋に入ったときに目立つ部分に視点が行き、センスよく、すっきりと見えるものです。


ベルリンのお宅では、部屋のドアがある側に棚を集中的に置いているケースがよくあります。私のリビングも、やはり部屋のドアがある面に本棚を置いています。ドアを開けてまず視界に入るのは、反対側の面。その面が部屋の主役になるようにインテリアを考えています。

収納家具は高さや色を揃える 

インテリアを生かす収納家具選びにも、ポイントがあります。


1つめは、家具の高さ・素材・色を統一すること。家具を一列に並べる場合は、特に統一されていることが大切です。例えば本棚を壁に沿って置くとしたら、同じデザインのものを数個並べるほうが、高さや素材が異なるものを数個並べるよりも見た目がすっきりします。並んだ家具がバラバラだと、それだけで雑然とした印象になってしまいます。


2つめは、背の高い家具はなるべく避けること。背の高い家具があると、どうしても圧迫感が出ます。特に部屋が狭い場合は、家具だけが目立ってしまいます。


3つめは、扉付きの収納家具を選ぶこと。収納するものは、色や形、大きさがバラバラなことが普通です。扉付きの家具なら、中に収納するものを見せずに済み、インテリアの邪魔になりません。


収納家具内に透明ボックスを入れることで、さらに整頓しやすく


基本的に、部屋のすべての面にバラバラと家具を置くのはおすすめしません。室内のメリハリに気を配ってみましょう。

収納専用スペースがあると理想的  

私のアパートに付いていた収納スペース


ベルリンでは、キッチンの一角に食料品や調理器具を保管しておけるパントリーがあるアパートをよく見かけます。これがあると食品や洗剤のストックもできますし、掃除機なども入れておけるのでとても便利です。キッチンの吊戸棚には、ふだん使うものを保管しておけばいいのです。


また、物置スペースが付いている物件もあります。現在の私のアパートにも、ドアが付いた2.5㎡ほどの収納専用スペースが寝室の奥にあります。このアパートで暮らしてから、収納専用スペースがいかに便利を実感しています。

とにかく、収納スペースになんでも置けるのです。私の場合は、洋服、ゲスト用寝具、季節の家電やスーツケースを収納しています。この収納スペースは、当初は何もないただの空間。そこに自分で壁に沿って棚板を付けました。自分の使い勝手に合わせて付けたので、とても便利です。


収納するものに合わせて、棚板を付けました


日本の家の押し入れでは、床と天井の間にある中段の板が邪魔をしてワンピースをストンと吊るせないのですが、自分で付けた棚板ならそうした悩みもありません。もちろん自分で造らなくても、市販の安い棚やハンガーラックでもいいのです。収納スペース内に入れる家具は、収納するものの仕分けができればいいので、高い家具を買う必要がないのもメリットです。


隙間スペースにロールスクリーンを付けて、収納スペースにした例

地下室や屋根裏の収納も重宝 

ドイツの家には地下室または屋根裏部屋があり、収納スペースとして使っています。一戸建てなら、地下室は収納兼洗濯スペースになっています。ふだん使用しないものは、こうしたスペースに保管しておきます。

こうしたスペースがあるのは有利かもしれませんが、かといってその分だけムダなものを増やしていては、結局整理整頓ができなくなるだけです。わが家のアパートにも地下室が付いていますが、湿気が気になるので使っていません。基本はやはり、不要なものはためないということです。

「見せる収納」は、見せてもきれいなものに留める

以前あったベルリンのカフェ。一面本棚で埋めることで、逆にそこが見せ場に。


もちろん「見せる収納」という方法もあります。

その場合は、見せてきれいなものを量とバランスを考えながら収納しましょう。本やレコードなど、大きさの規格がほぼ統一されているものなら、壁一面にぎっしりと収納することで、それがかえって見せ場になります。

ぬいぐるみなどの雑貨を置くのなら、数を絞って周りに何もない空間を作ると、ものがきれいに見えます。ここでもやはりメリハリが大切です。


文と写真/久保田由希

東京都出身。日本女子大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという思いから、2002年にベルリンに渡り、そのまま在住。著書、雑誌、インターネットを通してベルリンやドイツのライフスタイルについて伝えている。主な著書に『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』(産業編集センター)『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになる ドイツのシンプル家事』(大和書房)、『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)ほか多数。

最終更新日:2018年11月23日

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