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楽しいシェアライフのコツ 誰にでもわかりやすい整理整頓の工夫...

2019年09月26日

夫婦漫才

楽しいシェアライフのコツ 誰にでもわかりやすい整理整頓の工夫とは?

ベルリン発シンプル家事ライフ20

楽しいシェアライフのコツ 誰にでもわかりやすい整理整頓の工夫とは?

最初に目に入るコーナーを、部屋の主役に。

欧米の独身者の住まうスタイル、フラットシェアとは?

ベルリンでは、ひとつのフラット(アパート)の住まいを数名で借りるケースがよくあります。キッチンやバスムールは共同で使い、それぞれが個室を持つ、いわゆるフラットシェアという住み方。日本でいうシェアハウスです。ドイツではWG(ヴェーゲー)と呼んでいます。ベルリンのフラットは2~3部屋ある物件が多く、シェアすれば一人あたりの家賃が安くなるので合理的。一緒に住む人(フラットメイト)は、仲介サイトや口コミなどで見つけます。


フラットシェアの個室では、1Kのひとり暮らしと同様に、ひと部屋にベッドやデスクなど必要なものすべてを配置することになります。一方、キッチンやバスルームは、共同使用しやすいように工夫します。


今回は、ベルリンのフラットシェアの実例から、そうしたポイントを学んでみましょう。

ドアからの視線を考えたレイアウト 

ベルリンで、日本人女性ひとりと共同生活を送っているパティシエの油田美里さん。2013年から現在のフラットに住んでいます。フラットは2部屋とキッチン・バスルームという間取りで、それぞれが個室を持っています。最初に油田さんがこのフラットに入居し、その後現在のフラットメイトがやってきました。


コバルトブルーの壁が印象的な油田さんの部屋


ベルリンでフラットシェアをしているパティシエの油田美里さん


油田さんの部屋の扉を開けると、いちばん上の写真のコーナーが目に飛び込んできます。コバルトブルーの壁にレトロな花柄のランプシェード、真っ赤なミシンにポンポンテープで作ったLoveの文字、横一列に並んだ小さな額縁……と、かわいいものがギュッと集まった一面です。 


ベルリン発シンプル家事ライフ11「心地よいインテリアを作る5つの法則 部屋の見せ場と収納スペースを分ける」では、ドアを開けて最初に目に入る部分を、花や絵、カラーペイントした壁などで部屋の主役にすると、住まい全体がセンスよく見えると書きました。


油田さんの部屋は、まさにこのセオリー通り。「部屋が小さいからこのレイアウトしかなかったんです」とのことですが、部分的に壁をペイントし、絵や小物を飾ることで、視線をそこに集中させています。


壁をコバルトブルーにペイントしたのは、ピンタレストから得たアイデアだとか。ペンキは、ベルリンのホームセンターで、色見本を元にブレンドしてもらいました。


オープンなクローゼットは、目立たないコーナーに寄せています


逆に、クローゼットは死角部分に置かれているので目立ちません。よく考えられています。 

好きなものは「見せる収納」

「私の部屋はモノが多くて」と話す油田さん。しかし、それを壁に飾ることで、収納と同時にデコレーションにもなっています。 


素敵なインテリアというのは、モノが少ないすっきりとした部屋だけとは限りません。モノが多くても、素敵で心地よい部屋はたくさんあります。そうした部屋に共通しているのは、セレクトされたモノに統一感があったり、飾り方にメリハリがあったりすること。ただ漫然とモノが多いわけではないのです。


本棚上の小物コーナー


和風と洋風のテイストで分けています


油田さんの場合は、本棚の上にたくさんの小物をディスプレイしています。どれも友人たちからのプレゼントで、油田さんが大切にしているもの。一つひとつを見るとバラバラに感じるかもしれませんが、2つの本棚それぞれを和と洋で分け、下にクロスを敷くことで、見事にすべてをまとめています。


アクセサリーは壁面に釘を打って収納しているほか、ティーカップの縁にピアスを引っ掛けるなど、工夫が見られます。


ドレッサー周りはアクセサリーで飾っています


ティーカップの縁にピアスを引っ掛けて収納

共同使用のキッチンは、DIYで使いやすく

ダイニングキッチンは、ライトブルーにペイント


パティシエという職業柄、油田さんはキッチンツールもたくさん持っています。そのため、鍋やフライパン類は油田さんのものを共用し、フラットメイトの持ち物は1か所にまとめています。


壁面のバーを利用した収納法


キッチンにはDIYで作ったコーナーがたくさんあります。

まずはグラスハンガー。バーやレストランでよく見られる、脚付きグラスを吊るす収納法です。


手作りのグラスハンガー


じつはこのグラスハンガーは、下の写真にある赤い棚の一部で作ったもの。キッチンカウンターの奥行きに合わせて棚をカットし、残りをグラスハンガーとして作り変えました。


食器棚の左隣の赤い棚から一部を切り取ってグラスハンガーに。見事にキッチンカウンターの奥行きに合わせている


また、シンク前の壁面は、汚れ防止のためにビニールクロスを貼っています。これは、テーブルクロスをカットしたもの。このように、油田さんのアイデアが各所に光っています。


ビニール製のテーブルクロスを一部カットして、シンク前の汚れ防止に。シンク横の扉の奥はパントリー


「かわいいラベルや焼型などを集めて飾るのが好きなんです」と話す油田さん。

個室もキッチンも、お気に入りのモノがたくさん飾られています。油田さんの個性が感じられて、なおかつどこに何があるのか、誰にでもひと目でわかるので機能的なインテリアです。楽しいシェアライフが伝わってきました。日本の共同住宅でもこういった自由なDIYスタイルが増えてきています。ますますステキで住みやすいインテリアを。


文と写真/久保田由希

東京都出身。日本女子大学卒業後、出版社勤務を経てフリーライターとなる。ただ単に住んでみたいという思いから、2002年にベルリンに渡り、そのまま在住。著書、雑誌、インターネットを通してベルリンやドイツのライフスタイルについて伝えている。主な著書に『ドイツ人が教えてくれたストレスを溜めない生き方』(産業編集センター)『歩いてまわる小さなベルリン』『心がラクになる ドイツのシンプル家事』(大和書房)、『きらめくドイツ クリスマスマーケットの旅』(マイナビ出版)ほか多数。

最終更新日:2019年09月26日

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