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共働き夫婦のローン

2015年08月03日

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共働き夫婦のローン

「住まいとお金」

共働き夫婦のローン

妻は仕事を辞めるかも

夫婦ともに働いている場合、2人で住宅ローンを返していこうと考えるのは自然なことでしょう。しかし、妻の退職が想定される場合は、慎重になる必要があります。



住宅ローンは夫1人で借りる

夫婦で住宅ローンを組む方法は、大きく2つあります。ひとつは、2人で1本のローンを組む方法。もうひとつは、夫妻それぞれがローンを組む方法です。但し、いずれも2人の収入を当てにした組み方です。妻の退職が想定されるのなら、ローンは夫1人で借りるのが原則です。



そうはいっても、妻が働いていて余裕のある間に、少しでも住宅ローンを返してしまいたいといった声も聞かれます。方法はないものでしょうか。



妻のローンは短く少なく

退職を視野に入れつつもローンを組むのなら、次の点に留意しましょう。
妻のローンは、「短く少なく」が基本です。

・退職までの期間を甘く見積もらないこと

・毎月の返済で無理をしないこと


例えば下表のような計画であれば、夫婦ともに働いている期間の返済額は、
毎月138,509円(94,272円+44,237円)です。
しかし、妻の退職にあわせて妻のローンを完済すると、残るのは夫のローンだけ。その結果、毎月の返済を94,272円に抑えることができます。家計の余裕度にあわせた、メリハリの利いた返済計画を立てることが可能です。



ところで、この計画で大切なのは、妻が退職するときに、妻のローンを完済することです。
あらかじめローン残高の推移を把握して、退職時に備えて、完済のための資金を準備できるかを確認することが欠かせません。






妻はずっと働くつもり

妻がずっと働くつもりなら、夫婦で住宅ローンを組むのも選択肢になります。
具体的には、2人の収入でひとつのローンを組むか、2人がそれぞれにローンを組むかになるでしょう。夫が主たる債務者になることを前提に、妻の立場を整理します。




2人の収入でひとつのローンを組む

・妻は連帯保証人

妻は、夫と連帯して債務を負うことを保証する立場です。連帯保証人なので、弁済期に夫が返済をしないときは、債務を返済する責任を負うことになります。

但し、債務者という立場にはないので、住宅ローン減税を受けることはできません。団体信用生命保険への加入もできません。2人の収入でローンを組み、生活しているにもかかわらず、妻の万一に対して手当てがないのは心配です。妻は別途、生命保険への加入を検討するなどの対策をとっておくと安心です。



・妻は連帯債務者

妻は、夫と連帯して債務を負う立場になります。債務者なので、その債務に応じて、住宅ローン減税を受けられます。但し、団体信用生命保険への加入の方法は、金融機関によって異なります。少なくとも、自分の受け持ち分については、何らかの保障を準備したいものです。確認のうえ対処しましょう。



2人がそれぞれにローンを組む

・妻も主たる債務者

妻も主たる債務者として、ローンを組むことになります。「ペアローンを組む」などといわれるのがこの方法です。それぞれの借入れに対しては、連帯保証人になるのが一般的でしょう。もちろん、自分の借入れについて、ローン減税の対象になりますし、団体信用生命保険への加入もできます。


金融機関や商品によって、連帯債務での借入れができなかったり、収入合算の取扱いがなかったりします。借入先を検討する際は、どのような形態をとることができるのかを確認してください。あわせてコスト面の比較も行いましょう。


ところで、妻がずっと働くつもりであっても、夫だけの収入でローンを組むケースも少なくありません。どの程度のマイホームを取得するのか、そのお金は誰がどのように負担するのかなど、自分たちの考えにあった方法を選択してください。

【執筆】久谷真理子(くたにまりこ)
株式会社フリーダムリンク専務取締役
ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザー、公認不動産コンサルティングマスター
都市銀行にて融資業務を経験。会社設立後は、ライフプランから見た住宅ローンや相続・不動産などの相談業務および実行支援業務を行う。また、各種セミナー講師をつとめるほか、雑誌・Webサイト等で情報発信をしている。


最終更新日:2015年08月03日


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