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「汚れない外壁」の秘密は太陽の光と雨?

2015年08月24日

コージー林田

「汚れない外壁」の秘密は太陽の光と雨?

光触媒ってどんな仕組みなの

「汚れない外壁」の秘密は太陽の光と雨?

光触媒技術は環境浄化技術とも呼ばれ、空気や水などの浄化だけでなく、殺菌・抗菌など環境浄化もおこなってくれる 写真:アフロ

白い外壁を希望するなら「光触媒」という選択も

「白亜の豪邸」といった言葉もあるように、家づくりにおいて白い外壁に憧れる施主は少なくないだろう。しかし、後々のメンテナンスを考えると、汚れやすい色である白は選びづらいのもまた事実だ。もちろん、白に限らず汚れは外壁の大敵。そこで候補に挙がるのが、汚れが目立たない外壁である。

家づくり経験者や検討中の人ならば、汚れない外壁と聞いて想起するのは、パナホームの『キラテック』やTOTOの『ハイドロテクトカラーコート』といったところ。いずれも汚れを雨で落とすセルフクリーニング効果がある。しかし、なぜ防汚効果があるのか? その秘密は、両方に共通して使われているテクノロジーである「光触媒」にある。もしかすると、ここまでならご存じの方は多いかもしれない。では、そもそも「光触媒」とはなにか、知っているだろうか。

光触媒がもつ2つの特性とは?

「光触媒」には大きくわけてふたつの特性がある。ひとつは“酸化分解力”。もうひとつは、“超親水性”だ。“酸化分解力”は、光触媒に紫外線があたることで発生する活性酸素が、有機物や細菌を分解する力のこと。“超親水性”は、光触媒に紫外線があたることで、水が水滴にならずに光触媒の表面に水の膜として広がる性質のことだ。

例えば、光触媒を利用したタイルや外壁塗装は“酸化分解力”により、有機物である汚れやカビが分解される。また、雨の日には“超親水性”により発生した水の膜が汚れや油の下に入り込み、キレイに洗い流してくれるのだ。これが、外壁が汚れない理由である。

施工するだけで空気がキレイになるエコな側面も

さらに、「光触媒」にはもうひとつ大きな特徴がある。それは、“エコロジー”。具体的には、自動車の排気ガスなどに含まれる大気汚染物質のNOx(窒素酸化物)を、光触媒が紫外線にあたることで発生する活性酸素によって無害な物質であるNO3-(硝酸イオン)に変化させてしまうこと。パナソニックの『キラテック』のNOx分解力は、200m2あたりポプラ約14本分にも匹敵するというから、“エコ”に貢献しているといっても差し支えないだろう。

写真はパナホームの住宅商品『CASART(カサート)』。光触媒タイル「キラテック」を採用している

この「光触媒」は外壁だけに留まらず、住宅の様々な場所に施工することができる。例えば「ガラス」や「内装」だ。ガラスは言わずもがな汚れにくいといったメリットがある。「内装」は“酸化分解力”による抗菌・抗カビ・消臭などの効果が言われている。また、スプレーするだけで、光触媒粒子が蛍光灯などの光に反応して消臭効果を発揮する『ルネキャット』なる製品も販売されている。

「光触媒」の第一人者である藤嶋昭東京理科大学学長は、水道管を通じて水が出るように太陽の光が直接出てくる「光道管」のプロジェクトを進めている。実用化されれば、今以上に室内で「光触媒」を活用できるようになることは間違いない。近い将来、「光触媒」は住宅のマスト設備となっているかもしれない。

最終更新日:2015年08月24日


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