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富士山噴火でおうちの電気製品が使えなくなるかも!?

2015年10月05日

コージー林田

富士山噴火でおうちの電気製品が使えなくなるかも!?

被害額は2.5兆円!

富士山噴火でおうちの電気製品が使えなくなるかも!?

富士山の噴火の規模は、小規模なものが圧倒的に多く、約2200年前から今まででの最大の火砕物噴火は1707年の宝永噴火、最大の溶岩流噴火は864年の貞観噴火といわれている。貞観噴火で流れ出た溶岩の上に発達したのが青木ヶ原樹海だ 

平安時代以降、10回以上も噴火している富士山

東日本大震災以降、火山活動が活発になっている日本列島。大規模噴火が起きれば、周辺の住民に避難勧告が出されるだけではなく、離れた地域にも降灰などで影響を与える。例えば、日本で最も高い山、富士山が噴火したケースを考えてみよう。

富士山はれっきとした火山で、古文書などの歴史的資料では、781年以降10回の噴火が確認されている。あれだけ巨大な山だけに、大規模な噴火を想像してしまうが、意外にも小規模な噴火が圧倒的に多い。実は、山の大きさと噴火の規模は比例しない。富士山はマグマの粘度が低いので火砕流が発生する回数も少なく、規模は小さかったと言われている。

富士山が噴火すれば被害額は2.5兆円にも

とはいえ、富士山が噴火をすれば、その被害は甚大だ。富士山火山防災協議会が公表している「富士山ハザードマップ検討委員会報告書」によれば、もし梅雨時に300年前の宝永噴火と同規模の噴火が発生した場合、最大で2.5兆円の被害額が発生する想定されている。

噴火のときに雨が降っていると、火山灰は重量が増し、家屋倒壊にもつながる。また、土石流なども発生し、被害が大きくなる(写真はイメージ) 写真:アフロ

宝永噴火は富士山における最後の噴火。規模が大きく16日間も続いた。その噴火と同じ規模の噴火が発生したら、どのような被害が考えられるのだろうか。前述の報告書によれば、噴石や降灰による木造家屋の全壊は最大700戸、全壊する家屋からの避難は最大約7800人、これに、洪水による浸水が最大約1万1000戸、土石流による全壊が約1900戸とされている。

住宅の損壊だけでなく電波障害や交通傷害も

もちろん、被害は噴石や土石流の住宅損壊だけではない。特に危惧されている被害は、降灰によるものだ。具体的には、漏電による停電などが最大108万世帯、電波障害の範囲は沖縄本島に匹敵する12万haにも及ぶ。交通面では、通行不能になる道路が最大で1万4600km。6つの空港が運行不能になり、1日あたり515便が欠航。約21万9000人の足に影響を与えるとされている。

健康被害も甚大で、1250万人が目や鼻、のど、気管支などに異常をきたす可能性がある。宝永噴火の際には、江戸でも1cm弱の火山灰が積もったという記録がある。当然、降灰の影響は首都圏全域を覆い、東京でも2cmほど積もると予想されている。

富士山火山広域防災対策基本方針による降灰の影響がおよぶ可能性の高い範囲。都心でも2cmの積灰

火山灰の成分は細かく砕かれたガラスや石

降灰が様々な影響を与える原因は、火山灰の成分にある。火山灰の主成分は石やガラスなので、吸い込むと気管支などを痛める。また、帯電しやすいので電波障害などを引き起こし、電気を使っている機器類がショートする可能性もあるという。飛行機が飛べないのは視界不良に加えて、ジェットエンジンが灰を吸い込むから。電車も車輪やレールの導電不良による障害やスリップが懸念されている。

気象庁によると、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」は、関西・中国・四国を覗き全国47に及ぶ。噴火といえば噴石や火砕流への対策に目が行きがちだが、降灰が起きたときにどのような行動を取るのかも考えておくといいだろう。

最終更新日:2015年10月05日

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