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12月から洗濯表示が変更!洋服をダメにしないために要確認

2016年12月01日

コージー 林田

12月から洗濯表示が変更!洋服をダメにしないために要確認

洗濯表示もこれからは国際標準に

12月から洗濯表示が変更!洋服をダメにしないために要確認

洗濯表示は家庭用品品質表示法で定められている。11月8日には新たに改正案が示され、帽子やマフラー、スカーフにも洗濯表示を義務づけられた。早ければ来年4月には施行される。(写真:アフロ)

従来の「推奨」から「洗い方の上限」に変更。守らないと衣類が傷むかも

12月1日から衣類の洗濯表示が変わることをご存じだろうか。現在使用されている洗濯表示は日本独自に制定したもので、JIS規格(日本工業規格)に沿ったもの。しかし今後は、ISO(国際標準化機構)の規格を取り入れた、新しいJIS規格が使われることになる。簡単に言えば、国際規格と同じ記号を使うことになるのだ。現行の表示が始まったのは1968年なので、実に約50年ぶりの変更である。

変更の理由は洋服の流通のグローバル化に対応するためだ。海外からは、日本独自の表示記号は貿易の技術的障壁であり、ISO規格へ整合する必要があるとの要請もあったという。洗濯機の高性能化やドラム式洗濯機の変化が著しいことに対応するためでもある。

正規輸入された海外ブランドの洗濯表示は、JIS規格とISO規格が併記されてる。


記号数は従来の22種類から41種類に増加。しかも、国際規格に準拠するので、かなり大幅な変更が加えられた。基本の記号は以下の5種類で、タグの左から「洗濯のしかた」「漂白のしかた」「乾燥のしかた」「アイロンのかけ方」「クリーニングの種類」が表示される。

写真は消費者庁のリリースより抜粋

注意しておきたいのは、従来の表示が“洗濯方法の推奨”だったのに対して、新表示は扱い方の上限であるということ。表示を守らずに上限を超えた温度や強さ洗濯をすると洋服にダメージを与える可能性がある。

「洗濯のしかた」は×マークがあるかどうかをまず確認

では、具体的に表示を見ていこう。「洗濯のしかた」の記号は以下のように変わる。

写真は消費者庁のリーフレットより抜粋


最初に見るべきは、×マークだ。これが付いていると、家庭での洗濯はできないのでクリーニングに出す必要がある。

次に、おけに手を突っ込んだマークがあるかどうか。このマークは「洗濯液の温度は40℃を限度とした手洗いができる」という意味で、従来は「手洗イ」と表記してあった。新表記はISOに準拠するため、日本語表記はなくなっている。

この表記があっても、本当に手洗いをする必要はない。洗濯機ならば、おしゃれ着用洗剤を使い、手洗いコースやドライコースを選べば大丈夫なケースが多い。このあたりは洗濯機によって異なるので、自宅の洗濯機の説明書をもう一度見直しておこう。

つぎに見るべきポイントは、おけマークのなかの数字と下についている線。数字は洗濯液の上限温度、「?」の線は洗い方の強弱を示している。洗い方の強弱は「線なし」>「?」>「=」。この線はマイナスで、マイナスが増えるほど弱く洗うと覚えておけばいいだろう。

「漂白のしかた」には、新たに酸素系漂白剤の使用が明記

次は「漂白のしかた」だ。従来は、フラスコのアイコンだったが、△マークに変更。更に、従来の塩素系漂白剤のみを表す記号から、酸素系漂白剤も含まれる記号へと変更された。実は、従来の洗濯表示が採用された当時は、酸素系漂白剤は存在していなかったのだ。では、具体的な内容は、以下の写真を見てもらおう。

写真は消費者庁のリーフレットより抜粋

△マークのみならば「塩素系及び酸素系漂白剤が使える」、△マークの内側に斜線が2本入っているときは「酸素系漂白剤のみが使える」、そして△マークに×が加えられているときには「漂白剤は使えない」

家庭用洗濯乾燥機の増加を受けて乾かし方の記号が追加

「乾燥のしかた」は最も変わった表記のひとつだ。これまでの、4種類から11種類へと大幅に増えた。ポイントは、従来の「自然乾燥」に加えて「タンブル乾燥」の記号が追加されたこと。最近は家庭用洗濯乾燥機も増えているので、時代にあった変更と言えるだろう。

写真は消費者庁のリーフレットより抜粋


まず「自然乾燥」だが、大きく「つり干し」と「平干し」に分かれる。□のなかに縦線はつり干し、□のなかに横線は平干しなので、ある意味直感的でわかりやすくなっている。それぞれ。線が2本になれば、脱水をせずに濡れた状態で干すことを示す。また□の左上に斜線が入ると「日陰干し」を表している。例えば、□のなかに縦線2本と斜線が入れば、「日陰に濡れた状態でつり干しとなる。

「タンブル乾燥」は□のなかに○がアイコン。×が付いていたら、タンブル乾燥はできない。できる場合は、□のなかに○、さらに○のなかに「・」が入っている。「・」の数はヒーターの強さで、「・・」はヒーターを強に、「・」は弱に設定する。

アイロンのかけ方は大きな変更なし。温度と「・」の関係に注意

アイロンのかけ方は比較的わかりやすい。従来はアイロンのなかに「高」「中」「低」、そして、アイロンが使えないときには×マークが加えられていたが、ISOに準拠することで漢字は廃止。新記号では、温度を「・」で表した。

写真は消費者庁のリーフレットより抜粋


「・・・」は200℃(高温)、「・・」は150℃(中温)、「・」は110℃(低温)となる。「・」が増えるほど温度が高くなると覚えておこう。

表記の変更は12月1日からだが、実際に普及するのは来年の春以降が有力

クリーニングの種類は、家庭で洗濯するときには関係がないので、参考程度に見ておいて欲しい。また、絞り方に関しては、対応する記号がなくなった。記号で表せない取扱情報は、必要に応じて記号を並べて表示した近くに用語や文章で付記される。(事業者の任意表示)

写真は消費者庁のリーフレットより抜粋


ちなみに、今回の変更は2016年12月1日以降に販売される衣服とされているが、実際には在庫などの問題もあり、一般に普及が始まるのは次の春夏物あたりから増えてくると考えられる。

洗濯表示の変更は一見分かりづらいが、ルールを覚えれば直感的に理解ができる。大事な衣類をダメにしないためにも、洗濯前にはしっかりと確認するようにしたいものだ。

参考サイト

最終更新日:2018年09月28日

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