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ドラム式とタテ型、洗濯乾燥機の違いってわかる?

2017年02月13日

コージー林田

ドラム式とタテ型、洗濯乾燥機の違いってわかる?

洗浄と乾燥の方式が全く異なる

ボタンひとつで乾燥まで終わる洗濯乾燥機は家事の手間を軽減してくれる。(ペイレスイメージズ/アフロ)

ボタンひとつで乾燥まで終わる洗濯乾燥機は家事の手間を軽減してくれる。(ペイレスイメージズ/アフロ)

洗濯機の販売台数の85%はタテ型。ドラム式は意外に少ない!?

私事で恐縮だが、先日、洗濯乾燥機が故障した。すでに10年以上使用しており、交換部品がないこともあり、買い替えを決意。その際に悩んだのが、ドラム式洗濯乾燥機にするかタテ型洗濯乾燥機にするかだ。

もともとは、「最先端の洗濯機=ドラム式」というイメージがあり、ドラム式を検討していた。しかし、持ち家、賃貸に限らず住宅の取材をしていると、思いのほかタテ型洗濯機の使用率が多い印象を受ける。実際はどうなのか。マーケティングリサーチ会社「GfK Japan」のリリース「2015年 家電・IT市場動向」によると、タテ型洗濯機は販売数量で市場の85%を占めるという。
グラフはGfK Japanのリリース「2016年上半期 家電・IT市場動向」より抜粋

グラフはGfK Japanのリリース「2016年上半期 家電・IT市場動向」より抜粋


実は、洗濯機販売台数の大多数を占めていたタテ型洗濯機。洗濯機だけでなく、洗濯乾燥機についても、某メーカー担当者から、「洗濯乾燥機の販売数は半分以上がタテ型」という話を聞いたことがある。そういった事実があるにも関わらず、「最先端の洗濯機=ドラム式」と思い込んでいたので、最近のタテ型がどの程度進化しており、ドラム式とは性能がどう異なるかを考えたことがなかった。

汚れ落ちにこだわるなら「タテ型」が有利

ドラム式とタテ型を比較するときに、大きなポイントは2つ。洗浄能力と乾燥方式だ。

ドラム式の洗浄方式は、主に「たたき洗い」と呼ばれるもの。斜め横に設置された洗濯槽が回転することで、衣類を持ち上げて落とすという方式だ。メリットは、使う水の量が少なくて済むこと。デメリットは、タテ型に比べると洗浄能力が低いといわれること。しかし、最新機種では温水を使ったり、洗剤を濃縮したりする機能を取り入れることで、かなり高い洗浄力を実現している。
たたき洗いのドラム式洗濯機は、洗濯物が絡まりにくくシワもできにくい(写真はイメージ)(写真:アフロ)

たたき洗いのドラム式洗濯機は、洗濯物が絡まりにくくシワもできにくい(写真はイメージ)(写真:アフロ)


一方、タテ型の洗浄方式は「もみ洗い」と呼ばれる方式を採用。パルセーター(洗濯機の底にある回転羽根)が洗濯槽を回すことで、かくはん水流を発生させて、その水流と衣類同士の擦り付けで汚れを落とす。一般的にはドラム式よりも洗浄力が強く、油汚れや泥汚れの洗濯にも向いている。衣類同士が擦れるのでダメージが比較的大きいが、モーターの出力を調整できるインバーター搭載モデルならば、デリケートなおしゃれ着を優しく洗うことも可能だ。
タテ型はドラム式に比べると衣類の取り出しがしにくいが、最近は洗濯槽を底上げして取りやすくしたモデルも出てきている(写真はイメージ)(写真:Yahoo!ショッピングより)

タテ型はドラム式に比べると衣類の取り出しがしにくいが、最近は洗濯槽を底上げして取りやすくしたモデルも出てきている(写真はイメージ)(写真:Yahoo!ショッピングより)

乾燥にこだわるなら「ドラム式」が有利

乾燥方式だが、ドラム式はヒートポンプ式が主流。ヒートポンプとは、熱媒体などを使って熱を移動させる技術だ。エアコンにもヒートポンプが活用されており、室内機で空気を冷やして除湿乾燥し、室外機から温かい空気を放出する。ヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機は、この仕組みを応用して低い温度で衣類から水分を奪い、あまり生地を傷めずに乾燥ができる。また、大きな洗濯ドラムの場合、大風量で衣類を広げて乾かすことができるので、比較的シワが少なく仕上がるのもメリットである。

一方、タテ型は上位機種に乾燥機能が搭載されている。ただし、そのほとんどは洗濯槽内をヒーターで温めて衣類を乾燥させる方式。簡単にいえば、ドライヤーに近い。乾燥温度が高くなるので、衣類が傷みやすく、また洗濯槽の形状からシワもつきやすい。また、ドラム式に比べると電気代がかかるのもデメリットだ。
日が短い冬や梅雨時などに、干し時間の短縮や生乾きの仕上げに乾燥機能が活躍。(ペイレスイメージズ/アフロ)

日が短い冬や梅雨時などに、干し時間の短縮や生乾きの仕上げに乾燥機能が活躍。(ペイレスイメージズ/アフロ)

ドラム式はワンルームマンションだと入らないケースも

もうひとつ注意しておきたいのが、サイズの問題。タテ型は防水パンに収まり、水道が設置されている場所が洗濯機の高さと干渉しなければ問題ない。ただし、タテ型洗濯乾燥機はタテ型洗濯機と比べると高さがある。洗濯乾燥機が一般的になる以前の古いワンルームマンションなどでは、水道の高さと干渉する場合があるので確認が必要だ。

ドラム式はタテ型よりも大きく、ワンルームマンションやアパートなどでは、防水パンが対応していないケースがある。また、防水パンに収まった場合も、前方や左右に飛び出ているところがあり、ドアも前方に開くので、その分のスペースを考慮しておこう。さらには、事前に防水パンのサイズを測り、ドアが開くスペースを確保しても、玄関や洗面所のドアを通らないケースもあるので、搬入の際も廊下幅なども考えておきたい。

洗浄力か乾燥か、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぼう

ドラム式とタテ型は、どちらが優れているという比較で選ぶのではなく、自分たちの生活に向いているのはどちらかという視点で選ぶ必要がある。

ドラム式は乾燥を重視する人にオススメだろう。大容量タイプも多いので、共働きで週末にまとめ洗いをして、干すという行為からも解放されて家事をラクにしたいというニーズにも合致する。タテ型は小さな子どもなどがいて、泥や油などの衣服の汚れがひどい家庭に向いているだろう。

今回は大まかな違いだけを書いたが、これに加えて、メーカーごとの特色がある。温水の使用、汚れが付きにくい洗濯槽、スピード洗浄、洗濯の際の静音など、カタログで比較しながら、ライフスタイルに合わせた一台を選びたい。

最終更新日:2017年02月13日


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