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住むほどに賢くなる!? 話題のAIで住宅はどう変わる?

2017年05月24日

コージー林田

住むほどに賢くなる!? 話題のAIで住宅はどう変わる?

ローンや物件探しがAIで変わる?

住むほどに賢くなる!? 話題のAIで住宅はどう変わる?

現在は第三次人工知能ブームと言われている。特徴量をAIが自ら習得するディープラーニングが登場したことが、ブームの背景にある。(写真:アフロ)

これからの住宅ローンはAIが融資額の上限や金利を決めるかも

あまりニュースを見ない人でも、AIという言葉は知っているだろう。AIとは「Artificial Intelligence」の頭文字、日本語でいえば「人工知能」のことだ。今では様々な業界が活用しており、例えば、IBMのAI「Watson(ワトソン)」は、医療では過去の診断データから患者の治療方針を提示したり、銀行ではコールセンター業務で問い合わせに対する適切な回答を提示したりするサービスにも活用されている。ほかにも人材のマッチング、ホテルのコンシェルジュなど、使用用途を挙げれば枚挙に暇がない。


そんなAIだが、これまで馴染みが薄かった住宅関連でも、徐々に浸透し始めている。そのひとつが、住宅ローンだ。住信SBIネット銀行は、日立の人工知能「AT/H」(Hitachi AI Technology/H)と、「GIS」(Geographic Information System:地理情報システム)などの統計データを活用した、住宅ローンやカードローンなどの先進的な審査手法に関する実証実験を、2016年10月1日から開始すると発表した。

AIが最適なローン審査手法を導き出す(住信SBIネット銀行のリリースより抜粋)


具体的には、「GIS」で割り出した地域別の世帯年収の分布などと、預金残高やクレジットカードの返済履歴などのデータを組み合わせながら、AIに融資額の上限や金利などの条件を計算させるという。

AIがあなたにぴったりの物件を探してくれる

不動産仲介のハウスマートが運営する不動産サービス「カウル」では、AIを活用した販売中物件の価格推定機能を提供している。


約700万件におよぶ過去の売買・賃貸事例、新築時の分譲価格などのビックデータを人工知能により分析し、現在売りに出されている物件の適正価格を提示してくれる。ユーザーは一目でその物件の適正金額を知ることができるため、ストレスの無い意思決定や、値引き交渉に役立つという。

 

この売り出し物件の価格は「割安」とAIが推定(カウルのリリースより抜粋)


金沢市に本社を持つクラスコは、2017年10月から不動産の賃貸や売買の仲介で、顧客対応を人工知能(AI)で自動対応するクラウドサービスの使用を開始する。クラスコの賃貸・売買物件検索用サイト「crasco navi(クラスコナビ)」から会員登録すると、不動産会社と顧客との間でやりとりが発生する「部屋探し→入居中→退去」において、顧客質問に対しAIがチャット形式で24時間対応してくれる。


例えば、部屋探しではチャットで「予算、間取り、築年数」などの条件を伝えると、AIが条件に合う物件を選定し提案してくれる。また、顧客履歴をもとに、定期的に新規物件をチャットやメールで提案してくれる。


入居中ならば、エアコン・コンロがつかない、結露がひどいといったトラブルや夜間の問合せにAIが初期対応。入居者自身で対応すべき問題かを判断して、対処法を提示。状況に応じて専門部署のスタッフが対応するという。


AIが顧客からの問合せを自動回答する(クラスコのリリースより抜粋)

住むほどに家が快適になる「AI住宅」とは?

住宅ローンや物件選びだけでなく、住宅設備にAIが採用される日も近いかもしれない。AI×住宅関連の本命であるAI住宅だが、アメリカでは、スタンフォード大学発のベンチャー企業があり、住人の嗜好を学習させながら様々なことを自動化させる研究が行なわれている。


日本では、インターネット関連事業を手掛けるワールドブレインズが、山梨県甲府市で「生きている家 ~善光寺AI住宅~」の開発発表会を開催。AIが基本的な生活パターンを学習しデータを蓄積。住んでいる家族が心地よい生活を送れるようにアシストをしてくれる。例えば、毎日薬を飲んでいる場合、飲む時間帯や種類を学習して通知。また、掃除のときに窓を開けていれば、それも学習し、掃除機をかけると自動で窓が開くという。

大手もAIを住宅に活用しようと動き出している。日本経済新聞は、昨年10月に、

パナソニックは米IBMと提携し、人工知能(AI)を活用した住宅向けサービスを欧州を皮切りに世界で展開する

と報じた。

まず防犯カメラの性能を引き上げる。撮影した映像をIBMのコンピューターにクラウド経由で送信し、同社のAIシステム「Watson(ワトソン)」が処理。住民や知人の顔を「学習」し、それ以外に近寄る者を不審者と認識する。敷地に近づくと警察に通報したり、近隣住民に知らせたりする。


空調の温湿度などを管理するシステムへの活用も目指す。センサーで集めたデータを使って利用者の癖を蓄積する。エアコンの場合、利用者が設定するモードや温度を学習し、自動調節する。

とのことだ。


AI住宅が普及する前には、家中の機器類がネットにつながるIoT(Internet of Things)によるスマート住宅が一般化するだろう。IoTが一般化すれば、その後は、IoTにより蓄積されたデータをAIで分析。個人に合わせて家も進化していくことが予想される。AI住宅とは、いわば、家族で住みながらも、ひとりひとりが住みやすい環境にしてくれる究極のパーソナライズ住宅といってもいいだろう。今後、住宅関連では目が離せないトピックスになっていきそうだ。

参考サイト

最終更新日:2017年05月24日


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