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その差2万円以上!高級と格安の扇風機、いったい何が違う?

2017年07月17日

コージー林田

その差2万円以上!高級と格安の扇風機、いったい何が違う?

10万円オーバーの超高級モデルも

その差2万円以上!高級と格安の扇風機、いったい何が違う?

昭和の小学生にとっての定番は、風量を強にした扇風機にあたりながら麦茶をゴクリ。ついでに羽根に向かって声を出して、「宇宙人~」なんて言って遊んでいた。(写真:アフロ)

今や3万円台も珍しくない。高級扇風機が売れている!?

「7月になったらエアコンを使うぞ」。そう心に決めて扇風機をフル稼働させていた6月某日。10年以上使っていた扇風機がついにその生涯を終えてしまった。しかし、エアコンを使いながらも電気代節約のために扇風機を併用している身としては、この夏を乗り切るためには欠かせないアイテム。新しい扇風機を求めて家電量販店へと足を運んだところ、驚愕の事実に直面してしまった。


と書くと、少々大仰だが、有り体に言えば、扇風機の値段が高くてビックリしたのだ。もちろん、安いものもあるが、概ね1万~2万円程度。3万円台のものも珍しくなかった。筆者が以前扇風機を買ったのは10年ほど前。もっと安かったイメージがある。デフレ脱却が叫ばれる日本経済だけど、こと扇風機に関しては、ハイパーインフレでも起きているんじゃないの?


しかし、よくよく探せば5000円の扇風機もチラホラ。そう、僕が探していたのはこれですよ。でも、なんでこんなに価格に差があるのか。風を送るだけなのに、そんなに差が出るものなのか。店員さんに聞いたところ、「高級機種はDCモーターを使っている」という答えが返ってきた。


DCとは、<Direct Current(直流電源)>の頭文字。DCモーターは直流電源で動くモーターということになる。DCは、負荷が一定であれば電圧の上下で回転数が変わるので、扇風機のモーターに利用すると、風量調節が細かくでき、いわゆる優しい微風などを送ることが可能なのだ。さらに、消費電力も少ないので、電気代も抑えることができる。


ちなみに、お安い扇風機の多くが採用しているのは、「ACモーター」。こちらは、<Alternating Current>の頭文字で、交流電源で動いている。風量切り替えは3段階が一般的だ。


もちろん、高価なのはDCモーターを採用しているからだけではない。DCモーター搭載機種でも、約1万5000円から約5万円まで、その種類はさまざまだ。いったい何が違うのか。そこにあるのが、メーカー独自のこだわりだ。

メーカーのこだわりがつまった羽根の形状に注目!

高級扇風機は、左右の首振りはもちろん、空気を撹拌できるように上下に送風できたり、本体の操作性を工夫したりして差別化を図っているが、なんといっても注目したいのは、羽根の形状だろう。


バルミューダの「ザ・グリーンファン」は、2010年にいち早く扇風機にDCモーターを採用して大ヒットとなったが、それ以上に注目されたのは羽根の構造だ。二重の羽はまるで自然の風のような空気の流れを再現。微風でも遠くまでしっかりと届けることができ、扇風機の概念を大きく変えた。

バルミューダ「ザ・グリーンファン」の羽根。リリースでは、冷房が苦手な人や部屋の環境に敏感な小さな子どもがいる家庭など多くの人に支持されたとのこと。


羽根の形状で音にこだわったのは、三菱電機の「シーズンズ」。航空機などの低騒音化対策としても応用されている、先端が滑らかに湾曲したウィングレット形状の7枚羽根を採用。音の要因となる外周端部の風の変動を抑え、運転音を低減させた。ちなみに、運転モードのひとつ「サイレント風」を選ぶと、木の葉が擦れる音よりも静かな約12dBしか発生しないという。


羽根だけでなく、ファンガードも風の整流効果を高める工夫がされている。写真は三菱電機ホームページより。


シャープの「コードレス3Dファン(PJ-G2DBG)」は、「アホウドリ」の細く長い翼形状と、鳥類最速とされる「アマツバメ」の尖りと丸みのある翼形状を応用した「ハイブリッド・ネイチャーウイング」を採用。風の直進性を高めて遠くまで届けるとともに、風量も従来機種に比べ50%アップさせている。


生物の身体構造などからヒントを得た技術を「バイオミメティクス(生物模倣)」と呼ぶ。アホウドリの羽根を扇風機に活かすのもそのひとつだ。(写真:アフロ)


同じくシャープの「ハイポジション・リビングファン」は、「アサギマダラ蝶」の羽根形状を応用してムラの少ない滑らかな風を再現。これに、シャープのお家芸であるプラズマクラスターイオンの保湿効果をあわせて、扇風機の風を長く浴びたことで感じる「だるさ感」を抑えたという。


プラズマクラスター扇風機「ハイポジション・リビングファン」。リリースより抜粋。


ちなみに、掃除機で有名なダイソンは、羽根自体を無くした扇風機で大ヒットを飛ばしている。これもある意味、羽根の工夫かもしれない。

約10万円の超高級扇風機。その理由は素材にあった

最後に、究極ともいえる高級扇風機を紹介しておこう。それは、パナソニックのプレミアムリビング扇 「RINTO(リント)」だ。先にお値段から言うと、大手家電量販店ではなんと約10万円。


羽根の工夫で言えば、全体を流線型デザインにすることで回転時の空気抵抗が減少。風速の変動幅が小さく、バランスの取れた、よりなめらかな風を送り出すという。そこに、パナソニックが25年以上研究している独自の風技術「1/fゆらぎ」を掛け合わせることでより心地よい風を実現したそうだ。


羽根以外でも工夫はある。室温を検知する「温度センサー」を搭載。室温に応じて自動で運転オンオフや風量調整し、リラックス時や睡眠時などで賢く運転制御してくれる。しかし、羽根とセンサーでこんなにお高くなる?


実は、この扇風機、その価格の半分以上を支柱が占めているという。一般的にはプラスチックが使われるが、なんと、高級家具や楽器に使われる木材「ウォールナット」の一枚板から削り出して作製。しかも、猟銃作りで100年の歴史を持つ老舗である「ミロク」グループの匠が材料調達から独自の「深孔加工技術」による削り出し、生地研磨、塗装まですべてを手掛けているという。

プレミアムリビング扇 「RINTO(リント)」。支柱だけでなく、羽根にはべっ甲色を、本体を支えるベースには磁器を感じさせる艶やかな漆黒色を採用。オシャレで高級感のあるインテリアにもマッチする扇風機に仕上がっている。写真はリリースより抜粋。


気づけばかなり進化をしていた扇風機。これから夏本番、エアコンは冷えすぎて苦手という人は、DCモーターを使った扇風機を上手く活用して、爽やかな風で暑さを乗り切ってみてはどうだろうか。


参考サイト

最終更新日:2017年07月17日


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