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施工前でも部屋が見られる!?「VR」内見ってなに

2017年09月11日

コージー林田

施工前でも部屋が見られる!?「VR」内見ってなに

不動産テックが進化中

施工前でも部屋が見られる!?「VR」内見ってなに

MM総研によると、2016年は「VR元年」とされており、ARコンテンツ市場が59億円、VRコンテンツ市場が27億円、VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)市場が55億円となる見通しだという。(写真:アフロ)

「RealEstate(不動産)」と「Technology」を合わせた「不動産テック」

最近話題の「Fintech(フィンテック)」。金融を意味する「Finance(ファイナンス)」とTechnology(テクノロジー)の頭文字を組み合わせた造語で、ICTやデジタル技術を活用した金融サービスを指す。新聞や雑誌などで話題なので、耳にしたことがある人は多いはずだ。では「RealEstateTech(リアルエステートテック)」という言葉を聞いたことはあるだろうか。これは「RealEstate(不動産)」と「Technology」を合わせた造語。日本では「不動産テック」とも呼ばれる。不動産業界も、ICTやデジタルを活用したサービスが、徐々に浸透しつつあるのだ。


なかでも、最近話題になっているのが「VR」での内見だ。VRとは「Virtual Reality(仮想現実)」の頭文字。現場にいなくても、その場所にいるような感覚を得ることができる仕組みである。「VR」内見は、部屋に赴かなくても、物件内部の様子が見られるサービスで、すでに複数の不動産会社が採用している。

現地に行かなくてもお目当ての部屋を内見できる

「VR」内見は、ゴーグルのように頭部へと装着する装置(ヘッドマウントディスプレイ)にスマホをセットして行うタイプが多い。360°カメラを使って撮影した室内の写真がスマホの画面に表示されることにより、仮想現実が体験できる。実際、あるサービスを試してみたが、右を向けば右側の風景を、左を向けば左側の風景を見ることができた。また、視点を移すと室内を歩き回る感覚で部屋を移動できるといったものもあった。


「VR」内見で見ることができるのは、部屋だけではない。高層マンションなら、階による眺望の違いや日当たりの変化などを確認することも可能だろう。また、複数のインテリアや設備を瞬時に変更して見比べるといった使い方も想像できる。内見以外では、リノベーションの前後、基礎部分など表面的には見えない部分、住宅やマンションの周辺環境などもVRで確認が可能だ。


東急リバブルは、ナーブが開発したVRで不動産内見・接客ができるシステムを導入。スマホではなく、独自の接客端末を利用してVRを体験する。(写真はナーブのリリースより。)


借り手・購入検討者にとって「VR」内見のメリットは、なんといっても現地に出向く必要がないことだ。気になる物件はまず「VR」内見で確認して、より知りたいとおもったところにだけ行けば、時間の節約になる。また、進学や就職、転勤などによって新しい街で家探しが必要な時にも重宝するだろう。一方、不動産会社にとっては、案内の手間が削減され、人件費の軽減にもつながる。

ARを活用してインテリアの相性を確認できる

「VR」は仮想現実のことだが、似た言葉に「AR」がある。これは、「Augmented Reality(オーグメンテッド・リアリティ)」の頭文字で「拡張現実」と訳される。ある場所にスマホのカメラを向けると、画面内に必要に応じた情報が追加される仕組みで、昨年夏に大ヒットした「Pokemon GO」が代表的な例だ。この「AR」も、不動産で活用されている。代表的なのは、まだ建物が建っていない土地にスマホのカメラを向けると、画面内に施工後の様子が映るといったサービスだ。


三菱地所レジデンスでは、2011年の段階でARを導入していた。写真は、「ザ・パークハウス 新宿柏木」のリリースから抜粋したもので、日本で初めてAR技術を活用した販売活動だった。


また、インテリアの購入にもARは活用されている。気にいった家具を買ったが、部屋に設置するとミスマッチといった経験は誰しもあるだろうが、ARを利用して、スマホのカメラで部屋を写すと、画面内に家具が実物大で配置された画像を見ることができるサービスも増えてきている。

「不動産テック」の可能性は10分野にも及ぶ

不動産テック企業である「リマールエステート」は、国内初となる不動産テック市場を網羅的に分析した「不動産テック業界 カオスマップ」を作成し、プレスリリースを発表した。そのカオスマップによると、不動産テックの市場機会はVRを始めとして、IoT、マッチング、シェアリング、物件可視化・査定、不動産情報、業務支援など、10分野に及ぶ。最近増えてきた、AIを活用した販売中物件の価格推定や民泊を斡旋するサービスなども、「不動産テック」の一端だ。


写真は「リマールエステート」が発表したカオスマップ。カオスマップとは業界内の状況を俯瞰できる図表と考えるとわかりやすい。


新築住宅は完成前の実物がない状態で物件を購入するのが一般的だ。また、未だに内容が複雑な取引も多い。そういった業界の特殊性をテクノロジーによって改善し、不動産会社・住宅メーカーと消費者の両方にメリットをもたらす「不動産テック」。今後、より盛り上がりを見せることは間違いないだろう。


最終更新日:2017年09月11日


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