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いまさら聞けない…。「町内会」って、入ったほうがいいの?

2017年10月18日

コージー林田

いまさら聞けない…。「町内会」って、入ったほうがいいの?

古くも新しい地域住民交流のカタチ

いまさら聞けない…。「町内会」って、入ったほうがいいの?

本来、町内会への加入は任意だが、地域内の住民は全て町内会へ加入していると見なして、費用を徴収するケースもある。(写真:アフロ)

加入率が低下して高齢化しつつある町内会

引っ越しや住宅購入で新しい土地に移り住んだとき、町内会(町会・自治会ともいう)の勧誘をされたことはないだろうか。オートロックの単身向けマンションなどには訪ねてくることは少ないかもしれないが、戸建ての場合、引っ越しの挨拶や回覧板が回ってきたタイミングで加入の話をされることもあるだろう。


とはいえ、単身者や共働きの増加で、町内会への参加者は減少傾向にあるようだ。2015年4月に東京都総務局が発表した「東京の自治のあり方研究会『最終報告』」では、

町会・自治会の状況を見ると、数値が把握できた33団体全てにおいて、平成15年から平成25年までの10年間における加入率の低下が見られる。また、町会・自治会の役員の平均年齢は、18団体平均で68.2歳となっているなど、地域コミュニティの担い手の高齢化が確認できる。

との表記があり、若年層は、町内会に馴染みが薄いことがわかる。もしかすると、そもそも、町内会がなにをやっているのかを知らない人もいるかもしれない。そこで、私が以前に住んでいた豊島区の公式ホームページで、町内会の活動について調べてみた。


町内会の目的は以下の5つ。

1.文化・教養レクリエーション

夏祭りや盆踊りの開催、文化祭への参加などを通じて、地域のみなさんが親睦を深め、心のふれ合うまちづくりを進めています。


2.安全安心のための防犯・防災活動

夜間のパトロールなどの防犯活動や、もしもの災害(地震・火災・水害)に備えた防災訓練など、地域の安全安心のための活動を実施しています。


3.福祉のための活動

高齢者の見守り、日赤募金、社会福祉協議会が実施する赤い羽根共同募金や歳末助け合い募金など、地域の福祉のために協力しています。


4.環境美化のための活動

資源回収の実施により、リサイクルに努めています。また、町内清掃など地域美化を積極的に進めています。


5.広報活動

町会・自治会をはじめ、区・学校・各種団体からのお知らせを回覧・配布することにより、みなさんの生活に必要な情報を提供します。

これらの活動を見て、「地域社会に溶け込んで、町内会の一員として貢献しよう!」と思う人もいれば、日々、仕事が忙しければ、「やっぱり面倒だな」と思う人もいるだろう。


はたして町内会には、入ったほうがいいのだろうか?

自治体が町内会を盛り上げようとする動きがある

少子高齢化という社会的なトレンドもあり、今後、町内会への参加者は減少することがわかっている。人口が減少する地域では、こうした地域コミュニティーの存続自体が危機に陥る恐れもある。そういった危機感は自治体側にもあり、さまざまな施策や条例で盛り上げようという動きが始まっているのだ。

地域によっては、ゴミ集積所の管理を自治会に任せているところもある。(ペイレスイメージズ/アフロ)


例えば渋谷区では、各町内会に対して補助金を交付するほか、事務処理や経理面での人材獲得を行政が支援するという。品川区でも地域コミュニティーの核として活躍している町内会の活動活性化を推進している。


板橋区では、比較的加入率が少ないマンション住民を見据えて、不動産事業者と連携。家探しに訪れた際に活動内容を紹介するパンフレットを配布したり、仲介契約の際、新規住民に町会の説明をしたりするといった取り組みを始めている。


東京都では、「プロボノ」を活用した町内会の支援が始まった。プロボノとは、企業の社員等の業務経験やスキルを活かしたボランティア活動のことで、新しい働き方として注目されている。具体的には、町内会の抱える課題やニーズに対応する、経験やスキルをもつボランティアのチームを編成。町内会と協働の上、2カ月程度の間で課題解決につながる具体的な取り組みを実施するという。

タワマン再開発エリアでは、町内会に代わる住民交流の取り組みも

少子高齢化のほか、再開発エリアにおいて新旧住民の交流が乏しくなってきているという問題もある。これには国も解決に向けて取り組んでいて、「エリアマネジメント」という考え方を広めている。地域住民による主体的な地域づくりのことで、実現するためのマニュアルまで公開し、意気込みが感じられる。


武蔵小杉エリアは再開発によるタワーマンションの建設などで、新規住民が増加した地域。地域によっては新しい街が形成されたといってもいい。そうしたなかで、地域コミュニティーを活性化させるために、ボランティアによるエリアマネジメントが実施されている(取り組みの主体は「NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメント」)。町内会や新旧の地域住民や団体、企業等が横断的に連携して、武蔵小杉の街の維持・発展をささえる仕組みづくりや活動に取り組んでいる。

写真は武蔵小杉の高層マンション。(ペイレスイメージズ/アフロ)

町内会での地域住民との交流は、災害時の連携につながる

町内会に参加したり役員になったりすると、防犯活動やゴミステーションの整理、会議への参加など手間の掛かる作業が発生することもあるだろう。SNS上には、そういったことへの恨み節が聞かれることもある。また、町内会からの脱退で、ゴミ出しなどを巡ってご近所トラブルや嫌がらせが発生したという話もある。もちろん、脱退に対しての嫌がらせは違法行為である。町会・自治会は基本的には任意参加だ。最高裁の判例では、特別な通知をしなくても退会してもよいとなっていることは付け加えておこう。


一方で、町内会には地域住民との交流という側面もある。これは、災害時の連携や助け合いにもつながる。そういった点も考慮しながら、まずは町内会への参加を検討してみることをおすすめしたい。


自分が住む地域の町内会がどんな活動をしているのか、自治体ホームページなどで一度確認してみてはどうだろうか。


【参考サイト】

最終更新日:2017年10月18日


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