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おうちで起こるヒヤリ・ハットを知って、事故を防止しよう

2017年11月21日

コージー林田

おうちで起こるヒヤリ・ハットを知って、事故を防止しよう

1事故には300のヒヤリ・ハット

おうちで起こるヒヤリ・ハットを知って、事故を防止しよう

厚生労働省の人口動態統計によると、2016年1年間に家庭内で発生した不慮の事故死は1万4175人。近年の交通事故死は5000人台なので、その2倍以上となる。(写真:アフロ)

シニア世代は滑る、転ぶといったヒヤリ・ハットが多い

「ヒヤリ・ハット」という言葉をご存じだろうか。この言葉は、主に労働災害で使用される。危ないと感じる事例が発生したが、事故までは至らなかったことを指しており、語源は「ヒヤッとした」「ハッとした」からきているという。


このヒヤリ・ハットは、家の中でも発生している。東京都は定期的に、家の中で発生するヒヤリ・ハットを公表している。最近では、<シニア世代における一人及び二人暮らしの身の回りの危険>、4年前には<小学生の身の回りの危険>などを公表。また、場所別では<浴室等に潜む危険に関するヒヤリ・ハット調査>や<キッチンでのヒヤリ・ハット体験調査>などがある。


例えば、<シニア世代における一人及び二人暮らしの身の回りの危険>では、

「つや出しのワックスをかけたら、予想以上にツルツル滑るようになり、靴下で転びそうになった」

「電気カーペットの隅のコードの部分に足を引っかけて、転倒した」

「フローリングの上に敷いたカーペットの端がめくれており、それに足を引っ掛けて転んだ」

「クッションを踏んでグニャとして、バランスを崩して転倒した」

といったヒヤリ・ハットがあった。これらは、高齢者だけでなく、子どもや運度不足の大人も気をつけたい事例だ。

高齢者になると筋力も低下する。若いときと同じ行為で思わぬ事故につながることもあるので注意したい。(ペイレスイメージズ/アフロ)


特に、カーペットなどの敷物はつま先が引っかかることが多い。転んだ先にテーブルやイスなどがあると、思わぬケガにつながるので、小さい子どもや高齢者がいる家庭では気をつけたい。

大人では想像がつかない子どものヒヤリ・ハット

<小学生の身の回りの危険>でも、家の中でのヒヤリ・ハットが取り上げられていた。

「走っていてパーカーがドアノブに引っ掛かってしまい、首が絞まってしまった」

「大人用の椅子に深く腰掛けたら、そのまま折り畳まってしまい、体がくの字になって挟まった」

「大きめのスリッパをはいて、階段をおりたらつまずいて転げおちた」


子どもは好奇心旺盛。親を真似てお手伝いをしようとして、思わぬ事故につながることもある。(ペイレスイメージズ/アフロ)


大人にとっては危険がないことでも、体形が小さかったり、思わぬ行動を取ってしまったりする子どもは、思いがけない事故へとつながることがある。事例を知っておくことで、できるだけ事故のリスクを減らすようにしたい。

約4割がコンロで洋服に着火した経験がある!

より家に直接的にかかわるヒヤリ・ハットでは<キッチンでのヒヤリ・ハット体験を調査>と<浴室等に潜む危険に関するヒヤリ・ハット調査>があった。


<キッチンでのヒヤリ・ハット体験を調査>では、ガスコンロに関係する事例が最も多い。なんと、衣類への着火、毛髪等への着火はいずれも19%が経験、布巾などへの着火は38%も経験している。


具体的には、

「換気扇のスイッチがガスコンロの上にあるので、手を伸ばしてスイッチをいれようとしたら、洋服のすそがガスの火に近づき、燃えそうになった」

「ガスコンロで調理中に近くに置いていたレシピの紙に火が燃え移った」

「アサリのパスタを作るのにワインを入れたところ発火して換気扇のフィルターに着火」

といった事例が挙げられている。どれも、他人事ではないヒヤリ・ハットだ。

油を使った料理の途中、つい目を離して火事になるということもある。(写真:アフロ)


では、IH調理器なら安心かと言えば、そうとも言えない。火は出ないが熱は発する。「使った後プレートに触ってしまいヤケドした」といった意見は多く聞かれた。


また、「小さななべが急にすべった」「なべ底を拭かずにいたら滑った」など「なべが滑る」ことで熱湯を被りそうになるヒヤリ・ハットも多かったので、気をつけるようにしたい。

約7割が浴室でなにかしらのヒヤリ・ハットを経験

<浴室等に潜む危険に関するヒヤリ・ハット調査>では、約63%がヒヤリ・ハットを経験している。ワースト5は、

  • 洗い場で滑って転倒
  • 浴槽内で滑って転倒
  • 浴室段差でつまずいて転倒
  • カミソリによるケガ
  • カビ取り剤・洗剤でのトラブル


具体的には、

「入浴剤を使用した際に、浴槽内に入ろうとしたら滑って転倒しそうになった。」

「ゼリー状になる入浴剤を使用したときに、浴槽内に成分が沈着して浴槽から出ようとした時にあしを滑らせひざを打った」

「浴室で下にスポンジみたいなマットを敷いていたが、それに乗ったら下のマットが滑ってズレて転倒した」

「段差があるので足をひっかけてしまい、風呂場に向かって転倒した」


といったヒヤリ・ハットが見られた。ちなみに、2016年の人口動態統計による「家庭内での不慮の事故による死亡」では、5100人が浴槽内での溺死及び溺水で亡くなっている。


また、入浴だけでなく、掃除によるトラブルも少なくない。特に、清掃効果が高いカビ取り剤では、換気が不十分で呼吸困難になったり、薬剤でかぶれたりと、ちょっとした不注意からヒヤリ・ハットが発生しているので注意をしたい。


ヒヤリ・ハットには、有名なハインリッヒの法則とよばれるものがある。1件の重大事故が発生した場合、その背景には29件の軽微な事故、そして300件のヒヤリ・ハットがあるというものだ。喉元過ぎれば熱さを忘れるというが、事故を減らすためにも、ヒヤリとしたりハッとしたりしときは、必ずその原因を確かめて、次に発生しないような処置をしておきたい。


【参考サイト】

最終更新日:2017年11月21日


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