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泡泡泡、おうちのなかで活躍するファインバブルとは?

2017年12月01日

コージー林田

泡泡泡、おうちのなかで活躍するファインバブルとは?

洋服の黄ばみも防止できる!?

泡泡泡、おうちのなかで活躍するファインバブルとは?

2013年6月、国際標準化機構(ISO)においてファインバブルを専門に議論し規格を作成する専門委員会が設置された。現在、国際的な規格を作成するための議論が活溌に行われているという。(写真:アフロ)

洗剤だけじゃない! きめ細やかな泡「ファインバブル」が注目される

あわあわあわ。なんだか焦っているような書きだしになってしまった。正確には、泡泡泡。今、住宅設備や家電に、泡が活用されつつあるのだ。


おうちで泡といえば、すぐに思いつくのが洗剤類。泡状の洗剤を吹き付けるだけで、こすり洗いをしなくても汚れが落ちることをウリにしたお風呂やトイレ、食器用の洗剤などが増えてきている。


この洗浄力の高さは、泡の高い密着性を利用したもの。液体洗剤に比べると、吹き付けた場所に長い時間留まるので、洗浄成分がしっかりと浸透。あまりこすらなくても汚れが落ちやすいという仕組みである。増えてきている背景には、共働き家庭の増加などから、家事にかかる手間を少しでも減らしたいという需要があるようだ。


泡が注目されているのは洗剤だけではない。前段で述べたように、住宅設備や家電でも活用されているのだ。その泡というのが「ファインバブル」である。


ファインバブルとは、直径100μm(マイクロメートル)以下の気泡のこと。1μmは1mmの1/1000なので、ファインバブルは0.1mm以下の気泡と考えるとわかりやすい。


このファインバブルは、さらに直径1~100μmの「マイクロバブル」と直径1μm以下の「ウルトラファインバブル」に分けられる。マイクロバブルが溶け込んだ水は白濁して見えるが、ウルトラファインバブルは気泡が小さすぎて、溶け込んでいても無色透明である。


写真は「ファインバブル学会連合」による気泡の説明。(ホームページより抜粋)

ファインバブルが持っているさまざまな効果とは?

ファインバブルはいくつかの効果を持っている。少々難しいが、主な効果を以下にまとめよう。


●気体溶解効果

気泡のなかに閉じ込めたガスを効率よく液体に溶かすことができる。


●界面活性効果(吸着効果)

液体の中に含まれる物質や微粒子を集めて、塊を形成する。


●洗浄効果(一部のマイクロバブルとウルトラファインバブル)

泡が破裂するときに放出されるエネルギーが付着した汚れなどを剥がしてくれる。

●気体封入効果(ウルトラファインバブルのみ)

酸素やオゾン、窒素などの成分を泡の中に長い間、安定的に閉じ込めることができる。これにより、様々な効果を持ったウルトラファインバブル水を作ることができる。


●生理活性効果(ウルトラファインバブルのみ)

ウルトラファインバブルが身体の皮膚や、植物の根から浸透することで、人体では体内血流の改善・体内温度の上昇、植物では成長促進効果などが報告されている。


これらの効果によってファインバブルは、環境、農業、水産、食品、医療、洗浄、美容など、様々な分野で活用が始まっている。


例えば農業分野では、気体封入効果を利用して酸素を溶け込ませたウルトラファインバブル水で肥料を希釈して作物に与えることで、根が活性化して育成速度がアップするといった報告がある。


水産分野でも、同じ仕組みで成長の促進に成功している養殖業者が存在している。また、窒素を溶け込ませたウルトラファインバブル水で、鮮魚の酸化と細菌増殖を防止し、鮮度を長時間保つ取り組みも行われている。

トイレにお風呂、洗濯機まで、おうちのなかにあるファインバブル

まるで魔法の泡のようなファインバブルだが、冒頭でも書いたように、住宅設備や家電にも採用されつつある。


特に有名なのは、パナソニックの全自動おそうじトイレ「アラウーノ」だ。掃除しやすい形状や水アカ汚れがつき有機ガラス系素材の採用などにより掃除を楽にしているのだが、なかでも泡の活用が大きな役割を果たしている。アラウーノで水を流すと、まず直径約5mmのミリバブルが大きな汚れを、次に直径約60μmマイクロバブルが小さな汚れを除去してくれる。


写真はアラウーノ。(公式ホームページより抜粋)


パナソニックでは、バスタブにもマイクロバブルを活用。「酸素美泡湯」は、酸素を閉じ込めた18μmのマイクロバブルを噴出。同社の検証によると、入浴後はお肌のしっとり感が長続きするという。


田中金属製作所は、「マイクロナノバブルシリーズ」というシャワーヘッドを販売。独自開発のマイクロナノバブル発生装置「μ-Jet」を搭載することで、直径50μm~0.1μmの超微細な気泡を発生させている。同社によると、気泡が毛穴やシワの奥まで入りこみ、肌の汚れを吸着。また、入浴後の肌表面温度の上昇や、肌がしっとりすることも確認されているそうだ。


東芝は「ZABOON」などの洗濯機にウルトラファインバブルを活用している。ウルトラファインバブルが洗剤の洗浄成分をバラバラにして再吸着。洗浄成分を吸着したウルトラファインバブルは繊維の隙間に入りこんで、奥まで洗浄成分をしっかりと届けてくれる。そして、最後に弾けることで汚れをしっかりと剥がし取るのだ。


これにより、黄ばみの原因となる繊維奥の皮脂汚れまで落とすことができるので、洗濯してしまっておいたのに、1年後に取り出したら微妙に黄ばんでいたという悲劇もなくなるという。


写真はウルトラファインバブルを搭載した全自動洗濯機「ZABOON」で洗ったシャツ。(リリースより抜粋)


一説には、2020年には約4兆円、2030年には12兆円を超える市場規模に成長すると言われているファインバブル市場。もしかすると、今後、様々な住宅設備や家電が泡だらけになっていくかもしれない。


最終更新日:2017年12月01日


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