ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
未来はこうなる!? クルマと部屋が一緒になった不思議な家

2017年12月20日

コージー林田

未来はこうなる!? クルマと部屋が一緒になった不思議な家

駐車場が必要なくなるかも!?

未来はこうなる!? クルマと部屋が一緒になった不思議な家

家の一角に小型バスのようなクルマが停まっている。このあとに掲載する室内の写真をみれば、これがクルマとは思えないかも。

開発者が家を建てたときの不満から生まれた「Honda 家モビ Concept」

都市部に一戸建て住宅を建てるとき、スペースが足りなくて駐車場を諦めるのはよく聞く話。しかし、近い将来、そんな心配はなくなるかもしれない。しかも、その未来を示してくれたのは、住宅メーカーではなく、自動車メーカーだ。ホンダが東京モーターショー2017に出展した「Honda 家モビ Concept」は、まさに発想を転換した未来のモビリティ。なんと、家とクルマがシームレスにつながっているのだ。


一見すると、外も内も完全に住宅。しかし、外観に目をこらすとタイヤが配置された一角がある。その部分の内装は、3畳ほどのスペースとなっており、なぜかハンドルやアクセル・ブレーキペダルらしきものが設置されている。なんと、この部分が家から切り離されて、クルマとして移動できるのだ。


模型でみると、どういった状況かがわかりやすい。


こんなユニークな発想をしたのは、ホンダの研究開発部門である、本田技術研究所の四輪R&Dセンター、デザイン室に所属する石川厚太さん。お話を伺うと、自身の体験がきっかけになったのだとか。


「私はデザイナーなので、家を建てるときに設計から携わらせてもらったんです。ただ、土地が狭かったので、どうしても駐車場が後回しになってしまう。これはどうにかならないかなと考えたとき、リビングのように使えるクルマがあれば、駐車場のスペースを無駄にしないと思いついたのです」


石川さんは「クルマとして使っていないときは、リビングとして使えると。これはクルマにとって新しい付加価値です」と語る。確かに、自家用車が実際に走っている時間は短く、そのほとんどの時間が駐車場に停められた状態である。


駐車場に停められている間は、そのクルマの価値はほぼゼロ。それどころか、無駄に土地を使っているという観点では、マイナスを生み出しているといってもいいだろう。「Honda 家モビ Concept」は、走っていないときには部屋として使えるわけで、ある意味、クルマの概念自体を覆す発想の転換だ。


「例えば、お客さんを迎えに行ってそのままゲストルームとして、買い物に行って買い溜めした商品をそのまま収納できるパントリーとして、また、お父さんの書斎として隠れ家的に使ってもいいと思います」と石川さん。

 

左奥が自動車部分。室内を見る限り、まったくクルマ感はない。

左奥をアップにすると、ハンドルがあることがわかる。横長のディスプレイは、スピードメーターやナビとして使用可能。

自動運転が実現することで、クルマだけでなく家のあり方も変わるかも

実は、「Honda 家モビ Concept」の実現にはある条件がある。それが、次世代のクルマに期待されているEV化と自動運転の実現だ。大容量のバッテリーを搭載したEV(電気自動車)は、家庭用電源としても使用可能。夜間の安い電気や太陽光発電の電気を溜めておいて、効率的に使うことができる。


また、自動運転によって自動車事故の危険性が限りなく小さくなれば、今の保安基準も変更され、住宅の一部のような外観だったり、素材を使ったりしたクルマでも認められるかもしれない。


「EVや自動運転といえば、技術の話にばかりなってしまいがちです。しかし今回は、あえてコンセプトを示すことで、私たちの生活がどう変わるかを知ってほしかった」と石川さんが語るように、来場者の多くは興味深く展示車両を見学していた。


自動運転が実現すれば、社会インフラや街のあり方も大きく変えてしまうといわれているが、「Honda 家モビ Concept」をみると、家のあり方さえも大きく変化させるかもしれないと感じてしまう。


これはコンセプトモデルであり、また、自動運転技術そのものがまだまだ未来の話なので、実現もかなり先になるはず。しかし、20年、または30年程度の未来で実現する可能性は否定できない。自分が生きているうちに、こんな家に住めるかもしれないと思うと、少しワクワクしないだろうか。


【参考サイト】

最終更新日:2017年12月20日

キーワードを入力してください

キーワードから探す


本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。