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勝手に餌やりはNG! 野良猫じゃない地域猫とは?

2018年02月22日

コージー林田

勝手に餌やりはNG! 野良猫じゃない地域猫とは?

耳のV字カットが目印

勝手に餌やりはNG! 野良猫じゃない地域猫とは?

猫は可愛くてモフモフしたくなるが、動物由来感染症の危険性もある。野良猫をむやみやたらに触るのもオススメできない。(ペイレスイメージズ/アフロ)

飼育頭数ではついに猫が犬を逆転! 飼育世帯数では犬のほうが多い

戌年を目前に控えた昨年末、ペットフード協会が毎年実施している「全国犬猫飼育実態調査」の結果発表があった。ここ最近は、猫の飼育数が犬を逆転するかどうかに注目が集まっていたが、猫:953万匹に対して犬:892万匹と、ついに猫が犬を上回る結果となった。ただし、猫は多頭飼いが多く、飼育世帯数では犬が上回った。


飼育頭数が逆転した理由のひとつは、犬の飼育率の減少だ。5年前と比較して、犬の飼育率は1割以上減少しているが、猫はほぼ横ばいである。一般的に、猫ブームや散歩の手間がない、飼育費が比較的安いといった理由で猫の飼育頭数が増えているといわれている。

 

「全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育頭数の世帯当たり平均は1.75匹。(写真:アフロ)


その一方で、野良猫を見かけることも多い。実は、猫は犬と違い、保健所による保護が法律で定められていない。結果として、野良猫が野良猫を産むなどして、なかなか野良猫の数が減らないのだ。そんな状況を改善しようと自治体やボランティア団体が取り組んでいるのが、「地域猫活動」である。

飼い猫でも野良猫でもない「地域猫」とは?

足立区(東京都)のホームページによると地域猫とは、

地域住民の認知と合意が得られて、地域住民によって適切に管理されている、特定の飼い主のいない猫をいいます。

とのこと。地域猫活動とは、

この地域猫に対して、地域のルールに基づき、不妊去勢手術や餌や糞尿の管理、周辺美化など、適切な飼育管理を行う活動を地域猫活動といいます。

としている。
具体的には、不妊去勢手術や決められた場所での餌・糞尿管理などの取組みを行っているという。

 

(ペイレスイメージズ/アフロ)

自治体も支援する地域猫活動の内容とは

この地域猫活動は、自治体が支援しているケースも多い。前述の足立区では「足立区地域猫活動支援モデル事業」を実施している。「足立区地域猫活動登録ボランティアグループ」として区へ登録した2人以上のグループなら活動が可能だ。


実施については、住民の合意を得ることが重要で、説明会の開催なども必要となる。また、野良猫の個体、数、不妊去勢手術の有無、健康状態などを把握し、記録しなくてはならないので、軽い気持ちで始めるのはオススメできない。すでに活動をしているボランティア団体があれば、まずはそこに相談するのが現実的だろう。


地域猫かどうかを見分けるには、耳を確認すればいい。耳の先がV字にカットされていれば、不妊去勢手術が済んでいるという証だ。ちなみに、オスは右耳、メスは左耳をカットする地域もある。地域猫の不妊去勢手術は「TNR活動(Tはトラップ:捕獲、Nはニューター:不妊去勢手術、Rはリターン:元いた場所に戻す)」と呼ばれており、捕まえて手術をして戻すことで、野良猫を増やさないようにしている。猫は繁殖力が強く、この活動は地域猫活動のなかでも重要な項目となっている。

野良猫に対する感情はポジティブ、ネガティブが半々くらい

(ペイレスイメージズ/アフロ)


地域住民の野良猫に対する感情は、悪いものだけではない。2011年に東京都が公表した「東京都における犬及び猫の飼育実態調査の概要(平成23年度)」にある「野良猫に対する評価」によると、野良猫に対するネガティブな意見は、「問題だと思う」と回答した38.9%、「近づきたくない」25.4%、「害獣」12.0%といったもの。一方で「かわいそう」37.2%、「かわいい」21.5%、「和む」16.0%という意見も目立った。


とはいえ、可愛いからといった理由で近所の野良猫に無節操に餌やりをするのは慎もう。同調査では、野良猫への餌やりを「時々見かける」という回答が31.7%と最も多く、「よく見かける」という回答を合わせると全体の53.8%となり過半数を超えた。また、野良猫の餌やりを「良くない事だと思う」とした回答が最も多く、全体の57.5%を占めた。


もしも自分が住宅を購入した地域が野良猫だらけで、庭に糞をされたり、花壇を荒らされたりすると、迷惑なことは間違いない。そんなときに、野良猫への餌やりを目にすると、いい感情はしないだろう。


実際、無責任な餌やりは住民同士のトラブルにつながる可能性がある。できれば地域猫活動による給餌に任せたいが、もし、どうしても猫が可哀想で餌やりをしたいなら、決まった時間の餌付けや餌やり後の片付けは必ず守りたい。また、糞尿の始末や地域住民に理解してもらうためのコミュニケーションも必要となる。


いくら可愛い猫でも、愛車の上で暴れられたら……。クルマにキズがつくと目も当てられない。また、ボンネットのなかに入り込んだり、クルマの下に潜り込んだりしている猫もいるので、野良猫が多い地域では、ボンネットを叩くなどして、猫がいれば追い出すようにしたい。これは「猫バンバン」という活動で徐々に普及しつつある。(写真:アフロ)


既に猫を飼っている人は、当然だが猫を捨てることだけは絶対にやめてほしい。引っ越しなど住環境が変わるタイミングで捨てられている猫も多いが、野良猫になり、地域に迷惑をかけるだけでなく、猫自身も野良ではあまり長く生きられない。また、家から脱走したときのために、迷子札などを装着しておきたい。


猫が好きな人も、嫌いな人も、不幸な猫が増えるのは本意ではないはず。必ずしも積極的に地域猫活動に参加してほしいとはいわないが、自分勝手で片付けもしないような餌やり行為などは慎みたい。


参考サイト

最終更新日:2018年02月22日

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