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いまどきの住宅購入、隣のあの人はどうしているの?

2018年02月28日

コージー林田

いまどきの住宅購入、隣のあの人はどうしているの?

親からの贈与は意外に少ない

いまどきの住宅購入、隣のあの人はどうしているの?

(写真:アフロ)

「不動産流通業に関する消費者動向調査」から見えてくる家の買い方

住宅購入を思い立ったら、まず始めるのは情報収集。居住を考える地域の詳細から工法や住宅メーカー・施工会社・デベロッパーなどの評判、住宅ローンのお得な借り方など、調べることは山ほどあるが、実際に購入した人たちがどういった行動をとったか、気にならないだろうか?


実は、不動産業界にも消費者の動向をまとめた報告書が存在する。それが、「不動産流通業に関する消費者動向調査」だ。2017年9月に発表された最新版から、いまどきの住宅購入をみてみよう。

親からの贈与、利用者平均額は766.4万円

最も気になるのは、資金面だろう。新築住宅購入者の70.8%は、自己資金として現金、預金等を利用している。この多くは頭金に充てられると想像されるが、約3割は現金や預金以外の自己資金を利用しているか、もしくは頭金なしのローンで家を購入していることになる。


もちろん、現金や預金等以外にも、自己資金を準備する方法はある。なかでも最も多いのは親からの贈与で、新築住宅購入者の19.5%が利用。利用者平均額は、766.4万円となっている。親からの援助がない人からするとうらやましい限りだ。また、前住居の売却金を利用するケースも7.7%あった。

(写真:アフロ)


最も手厚いケースでは、預金と親からの援助、前住居の売却金を自己資金として使っている可能性もあるが、そういった人は多くないだろう。親から援助を受けている人は約2割なので、自らの預金を自己資金に充てている人が多数派だということがわかる。

住宅ローンは固定金利を選ぶ人が増えてきている

自己資金で頭金を用意したら、残りは住宅ローンで賄うのが一般的だ。最も利用されているのは、銀行などの民間ローンで73.1%、フラット35とフラット35Sは、あわせて11.4%だった。


最近増えているネットで申し込む住宅ローンだが、民間ローン利用者のうち、「ネット銀行で提供されている住宅ローン」「一般の銀行で提供されているネット専用の住宅ローン」「両ローンの併用」を合わせると、新築住宅購入者の21.5%が、ネットで提供されている住宅ローンを利用していた。


次は、金利を見てみよう。民間ローンの金利タイプでは「変動金利型」が 最も多く43.6%。次いで「固定金利期間選択型」の 29.3%、「全期間固定金利型」の 14.5%と続く。ただし、「変動金利型」は対前年度比で20.3ポイント減少しており、「固定金利期間選択型」は、対前年度比11.3ポイント、「全期間固定金利型」は9.3 ポイント増加している。


日銀は2%の物価上昇率を目標としているし、いずれは金融緩和から引き締めに政策転換されるはず。このような状況から「固定金利」の人気が高まっているのかと予想したが、そうではないようだ。


例えば、「全期間固定金利型」を選んだ人のうち「今後、金利が上昇すると思ったから」と回答したのは33.1%。より多くの人は金利の上昇よりも、「すでに住宅ローン金利は、メガバンクの30年全期間固定で1.22%程度とかなりの低水準。この低水準で借りられて、景気に左右されずに支払計画を立てられる」といった理由から「全期間固定金利型」を選んでいた。

新築住宅へのこだわりは徐々に低下している 

(ペイレスイメージズ/アフロ)


資金以外の部分を見てみよう。情報収集では、インターネットの利用率は87.2%。使っているハードを見ると、パソコンの利用率が 78.6%と最も高いが、スマートフォン、タブレットの利用も増えており、スマートフォンの利用率は70.8%にのぼる。


特に、若年層ほど、スマートフォンで情報収集をしているといった結果だった。ネットショッピングやニュースサイトなどでも、スマートフォンの存在感は増している。図らずも、住宅の情報収集からもスマートフォンがネットでの主役に躍り出ようとしていることがわかった。


新築住宅に関していえば、こだわりが年々減少しているのも興味深い。「新築住宅のみにこだわって探した割合」は、2015年度は54.6%、2016年度は49.6%、2017年度は47.1%となった。ちなみに、「既存住宅(中古住宅)のみにこだわって探した割合」に大きな変化はみられなかった。


(ペイレスイメージズ/アフロ)


ちなみに、新築、既存住宅(中古住宅)を選んだそれぞれの理由だが、新築住宅のトップは「新築の方が気持ちが良いから」の57.6%、次いで、「好みに合う既存物件がなかったから」の34.9%、「長く住むつもりだから」の33.7%と続いた。


一方、既存住宅では、「希望エリアの物件だったから」が62.8%でトップ、次いで、「手頃な価格だったから」の58.1%、「良質な物件だったから」の44.0%と続いた。


既存住宅では保証も気になる。不動産会社による住宅保証の利用率は47.4%、国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が提供する保険である「既存住宅売買かし保険」の利用は8.7%だった。数字自体は低いが、利用した人の77.6%は、「既存住宅売買かし保険」が「住宅購入に多少なりとも影響した」と回答している。


「不動産流通業に関する消費者動向調査」から、最近の住宅購入者の一般像として、「スマホを上手く活用しながら情報収集を行い、現状の低金利を利用して全期間固定金利型住宅ローンを使って、頭金は預金を利用。新築住宅だけにこだわらず、希望エリアの中古住宅なども検討する」といった姿がみえてきた。


もちろんこれは、多数派の意見を汲み取っただけの人物像。ライフスタイルの多様化に伴い、住宅購入の選択肢も増えている。一般的な動向も参考にしながら、自分たちにあった家探しをしてほしい。


参考サイト

最終更新日:2018年08月30日

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