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ドラマ「逃げ恥」でも話題となった家事の給料換算 あなたの家事...

2018年04月24日

コージー林田

ドラマ「逃げ恥」でも話題となった家事の給料換算 あなたの家事はいくら?

家事年収シミュレーターで分かる

ドラマ「逃げ恥」でも話題となった家事の給料換算 あなたの家事はいくら?

写真:アフロ

「逃げ恥」の家事給料換算はどのように計算したのか

一昨年に大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」。昨年末には全話一挙放送されたり、CS放送で定期的に放送されたりするなど、未だに人気が高い作品だ。この作品で注目されたのが、家事の給料換算。ドラマ内で主人公は、1日7時間労働で年収304.1万円を提示していた。これは、家事にかかる時間を外で働いたと仮定して導き出している。専門用語では「機会費用法(OC法)」で計算した数字となる。


給料換算の方法は、これ以外に、家事を類似サービスの賃金で評価する 「代替費用法スペシャリストアプローチ(RC-S法)」とお手伝いさんの賃金で評価する「代替費用法ジェネラリストアプローチ(RC-G法) 」が存在する。


これら、3つの方法と識者の監修によって、家事を年収に換算してくれるウェブサービスをダイワハウスが始めた。その名も「家事年収シミュレーター」。サイトには、


普段、陽の当たらない「名もなき家事」を含めてあなたの家事を年収に直すといくらになるのか? 夫婦で「名もなき家事」を含めた家事労働の年収シミュレーションにTRYしてみてください!


と記してある。名もなき家事とは、掃除や洗濯、料理、ゴミ捨てなどの主要な家事だけでなく、「脱ぎっぱなしの服をクローゼットにかける」「不要なチラシを捨てる」「手洗いのタオルを取り替える」「使い切ったティッシュの箱を取り替える」といった、家事と認識していない家事のことだという。


やり方は簡単で、サイトにアクセスして質問に答えていくだけ。「STEP1/掃除・ゴミ捨て、STEP2/生活、STEP3/洗濯、STEP4/料理・買い物、STEP5/育児」で合計42問の質問に答えるだけ。実際にやってみたら、独身で一人暮らしの筆者の家事年収は61万5946円だった。


サイトには目安時間が示されており、すべて目安通りだと家事年収は143万2516円となる。写真はサイトから抜粋

家事によって生み出す価値は男性が51万円、女性が192万円

この年収を導き出すベースとなったのは、先ほど書いた「OC法(家事にかかる時間を外で働いたとして評価)」「RC-S法(類似サービスの賃金で評価)」「RC-G法(お手伝いさんの賃金で評価)」なのだが、内閣府経済社会総合研究所 国民経済計算部が発表した「家事活動等の評価について」の推計データを参考にしている。


経済社会総合研究所 国民経済計算部とは、GDP統計に関わる部署。家事労働は「無償労働」と呼ばれGDPに反映されないが、欧米では貨幣評価額を推計して市場経済活動と比較可能な形にして、GDPと比較する試みが行われているそうだ。そういったこともあり、無償労働の貨幣評価額の推計を実施したという。簡単にいえば、家事によって稼げた額を明らかにしたわけだ。


このデータは2011年の数値が最新だが、その時点での家事の貨幣評価額(家事によって稼げた額)は、OC法では男性が51万7000円、女性が192万8000円、RC-S法では男性が34万円、女性が156万5000円、RC-G法では男性が29万2000円、女性が142万2000円となっている。ここからも、家事負担が女性に偏っていることがわかるだろう。


無償労働の種類は、家事である「炊事」「清掃」「洗濯」「縫物」「家庭雑事」と、家事以外の「介護」「育児」「買物」「社会活動」とに分けられている。全ての活動を行ったときの数値を100%とすると、最も労力がかかっているのは「炊事」の36.2%、次いで、「買物」の19.6%、「清掃」の13.6%、「育児」の10.7%となった(いずれもOC法による数値、順位はRC-S法でもRC-G法でも同じ)。

男性の家事負担は増えているけど、それでも20%

ちなみに、それぞれの項目はさらに細かく分かれている。そのなかで、最も家事の貨幣評価額が高かったのは、「食事の管理」で年間47万4000円。次いで「買物」が22万円、「住まいの手入れ・整理」が21万5000円、「家事関連に伴う移動」11万4000円となっている(いずれもOC法で算出)。これらは男性の家事参加率が高い項目でもある。


面白いところでは、「ペットの世話」が9000円、「犬の散歩等」が2万3000円などもあった。(写真:アフロ)


最後に、無償労働による貨幣評価額の男女の割合について、男性の家事負担がどのように変化したかをその年次推移から推察してみよう(以下、いずれもOC法で算出)。この調査は1981年まで遡れるが、1981年は男性9.5%、女性90.5%と無償労働(家事)のほとんどを女性が担っていた。1986年には男性の割合が10%を超えて、男性11.3%、女性88.7%となった。ちなみに、1986年は男女雇用機会均等法が施行された年でもある。


1996年には男性15.5%、女性84.5%、2006年には男性19.5%、女性80.5%、そして、2011年には男性20.0%、女性80.0%となった。依然として差は大きいが、徐々に男性が家事に参加するようになったことがわかる。


重要なのは、誰かの家事を誰かが手伝うではなく、家事は家族みんなでやるものといった意識。お互いが感謝するために、家事を金額換算して可視化するのはひとつの手段かもしれない。相手のことを思いやりながら分担するのが家事の理想のはず。向き不向きもあるので、しっかりと話し合って分担を決め、お互いに感謝するようにしたい。くれぐれも、「俺(私)のほうが稼いでいるから、稼いでいない分、家事で穴埋めして」なんてことはいわないように。


【参考サイト】

最終更新日:2018年08月30日

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