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おうちを購入したら本籍は変更する?しない? 意外と知らない「...

2018年09月11日

コージー林田

おうちを購入したら本籍は変更する?しない? 意外と知らない「本籍」の秘密

富士山山頂だって本籍にできる!?

おうちを購入したら本籍は変更する?しない? 意外と知らない「本籍」の秘密

戸籍とは夫婦および子を単位として個人の氏名、生年月日、父母との続柄や配偶者関係などを記録したもの。その戸籍を管理している市区町村がある自治体が「本籍」となる。(写真:アフロ)

引っ越したあとに届けを出さないと、5万円の罰金になるかも

戸建てでもマンションでも、新居を購入したら引っ越しが発生する。その場合に発生するのが、住所変更の手続きだ。同一市区町村内の引越しでは「転居届」が必要になる。ほかの市区町村に引っ越す場合には、これまで住んでいた市区町村に「転出届」を出し「転出証明書」を取得、引っ越し先の市区町村に「転出証明書」と「転入届」を出す。


届出に必要な書類は、東京都中央区のサイトを参考にすると以下のとおり。


転居届

  • 届出人の本人確認書類の原本(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、健康保険証、在留カードなど)
  • 通知カード(世帯全員分でお持ちの方のみ)
  • マイナンバーカードまたは住基カードの原本(世帯全員分でお持ちの方のみ)
  • 外国籍の方は、在留カードまたは特別永住者証明書の原本

  ※中略。以下は該当者のみ

  • 国民健康保険被保険者証
  • 国民健康保険退職被保険者証
  • 年金手帳
  • 後期高齢者医療被保険者証
  • 在学証明書、教科書給与証明書(小・中学生で通学区域が変わるとき)

転出届

  • 届出人の本人確認書類の原本(運転免許証、パスポート、健康保険証、在留カードなど)

  ※中略。以下は該当者のみ

  • 国民健康保険被保険者証
  • 国民健康保険退職被保険者証
  • 後期高齢者医療被保険者証
  • 介護保険被保険者証
  • 印鑑登録証

転入届

  • 転出証明書(前の住所地で転出届をすることで発行されます。)
  • 届出人の本人確認書類の原本(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証、在留カードなど)
  • 通知カードの原本(世帯全員分でお持ちの方のみ)
  • マイナンバーカードまたは住基カードの原本(世帯全員分でお持ちの方のみ)
  • 外国籍の方は在留カードまたは特別永住者証明書の原本

  ※中略。以下は該当者のみ

  • 在学証明書、教科書給与証明書(小・中学生)
  • 年金手帳(基礎年金番号が不明な場合)
  • 介護認定を受けている方は受給資格証明書


ちなみに、住民票の移動は法律で定められた義務。住民基本台帳法第22条では、引っ越しした日から14日以内の移動が定められており、行わなかった場合は5万円以下の過料の可能性がある。

日常生活では意識することがない「本籍」とは?


住民票を移動させると現住所が変更されるが、変わらないものもある。それが「本籍の住所」だ。


日常生活で本籍を意識することはあまりない。基本的に住民票にも記載されておらず、申請時に本籍の記載に承諾しなくては見ることができない。以前は運転免許証に記載されていたが2010年以降は廃止されたので、若い人のなかには自分の本籍を知らない人がいるかもしれない。また、パスポートにも本籍は都道府県しか記載されていない。


そもそも「本籍」とはなんなのか。戸籍法第六条には、次のような記載がある。


第六条 戸籍は、市町村の区域内に本籍を定める一の夫婦及びこれと氏を同じくする子ごとに、これを編製する。ただし、日本人でない者(以下「外国人」という。)と婚姻をした者又は配偶者がない者について新たに戸籍を編製するときは、その者及びこれと氏を同じくする子ごとに、これを編製する。

 

(写真:アフロ)


法律用語なので難解だが、多くの自治体では「本籍とは戸籍の所在場所で、住所とは別もの」と説明している。もう少し分かりやすく説明すると、住所など居住関係を公に証明する住民票とは別に戸籍が存在しており、その戸籍が所在する場所が本籍というわけだ。


では、戸籍とはなにか。戸籍とは戸籍法に基づく届け出によって記録されるもの。品川区のホームページでは、


戸籍とは個人の氏名、生年月日、父母との続柄や配偶者関係などを記録するものです。夫婦および子を単位として、それぞれの戸籍がつくられており、出生から死亡にいたるまでの身分上の重要な事項が記載されています。また、戸籍のあるところを本籍地といいます。


と説明されている。整理すると「住民票は住んでいる自治体が、戸籍は本籍がある自治体が管轄する」ということだ。戸籍謄本や抄本を本籍のある役所から取り寄せなくてはいけないのは、こういった理由からなのだ。

 

パスポートを取得するためには、戸籍謄本または抄本の原本が必要。本籍のある役所から取り寄せる必要がある。(写真:アフロ)

本籍の住所はどこでもOK。皇居や東京ディズニーランドが人気との噂も


戸籍は夫婦および子を単位としてつくられているので、本籍は親と同じになる場合が多い。実家というケースは珍しくないと思うが、場合によっては、先祖代々が暮らした土地が本籍で、自分どころか、親さえも一度も足を運んだことがないといった話もある。筆者はまさにそのパターンだ。


実はこの本籍、変更することができる。そもそも、戸籍は夫婦および子を単位としている。つまり、結婚して夫婦になったら、新しい戸籍が作られる。婚姻届には、本籍地を記載する欄もある。ここに記載した住所が、新しい本籍となるのだ。

 

結婚のときに夫の本籍に変更したという女性は多いかもしれないが、もちろん、夫が妻の本籍に変更してもいい。(写真:アフロ)


それどころか、自分たちとは縁もゆかりもない場所を本籍にしても問題ないのだ。これを「転籍」という。転籍は転籍者の本籍地、所在地、または転籍地の市区町村役所・役場で行う。必要なのは、


  • 転籍届(全国共通の書式)
  • 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本。ただし、同一市区町村内に転籍する場合は不要)
  • 届出人の印鑑(筆頭者・配偶者双方の印鑑)


結婚は本籍を変更する大きなタイミングのひとつだが、変更は別にいつでもできる。結婚の次に本籍の変更を考えるのは、新居を手に入れたときではないだろうか。賃貸と違って、長い間、その土地に根を張って暮らすことになる新居。場合によっては終の住処になるわけなので、そこを本籍として考えてもいいのではないだろうか。


最大のメリットは、戸籍謄本や抄本を取得するためにかかる手間が省けること。デメリットは、転籍した人が亡くなって遺産相続の手続きをするときに、転籍する前の市区町村役場から除籍謄本を取り寄せる必要があること。何度も転籍をしていると、それだけ除籍謄本を集めるのが大変になる。


個人的には、家を購入したら新居の住所と本籍を一緒にするのが最も合理的な気がするが、前述した通り、法律的には住んでいない場所でも本籍にすることができる。公的な発表ではないが、皇居や富士山山頂、東京タワー、東京スカイツリー、大阪城、東京ディズニーランド、甲子園などが人気の本籍といわれている。夫婦の思い出の場所を本籍にするという話も聞いたことがあるが、戸籍謄本や抄本の取得が手間でなければ、それもロマンティックかもしれない。

 

写真は皇居の二重橋。皇居の住所は東京都千代田区千代田1-1となり、本籍が記載された戸籍を管轄する市区町村役場は千代田区役所となる。(ペイレスイメージズ/アフロ)


【参考サイト】

最終更新日:2018年09月11日

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