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梅雨が来る前に知っておきたい。湿度が高まると一気に増えるカビ...

2019年06月05日

コージー林田

梅雨が来る前に知っておきたい。湿度が高まると一気に増えるカビ対策

エタノールで効率的にお掃除

梅雨が来る前に知っておきたい。湿度が高まると一気に増えるカビ対策

浴室の黒カビ。放置しておくとカビが深くまで根を張り、除去が難しくなる。(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

カビの種類は8万以上! 栄養分と酸素、適切な温度と湿度で繁殖

ジメジメ、ムシムシ。今年もやってきたイヤーな季節。そう、梅雨だ。人間にとっては、不愉快な季節だが、待っていましたと活発になる奴らもいる。それが「カビ」。快適な住まいを保つためには、本格的な梅雨が始まる前のカビ対策は必須である。


そもそも、カビとはなんなのか。簡単に言えば、菌類の仲間といったところだ。もう少し詳しく言えば、真菌の一種で菌糸を持つ微生物の総称である。この微生物が集まると、肉眼でも見えるようになるのだ。


画像は青カビ胞子のイラスト(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)


カビの種類は8万種以上ともされており、なかには、食品や調味料、医薬品に使用される役に立つカビもある。例えば、ペニシリンなどの抗生物質やチーズなどの発酵食品は、カビの力を借りて作られている。もちろん、良いカビばかりではない。おうちで見るカビは、住宅を劣化させたり、健康を害したりするやっかいなものだ。


ブルーチーズの青カビは人体に無害なペニシリウム属。これは、ペニシリンの製造にも活用されている。餅などの青カビは食べられないので注意。(写真:アフロ)

おうちのカビは「黒」「青」「赤」の3種類に大別できる

おうちで見かけるカビは、大きく「黒カビ」「青カビ」「赤カビ」の3種類に分けることができる。「黒カビ」は非常にポピュラーなカビで、さまざまなところに発生。洋服などにも生えることがある。「青カビ」は食品などに発生しやすいカビだ。「赤カビ」は酵母菌の集まりだが、菌糸を持たないので学術的にはカビではない。ただ、真菌ではあるので、広い意味でカビといってよいだろう。特に風呂場やシンク、洗面台といった水回りに発生しやすい。


いずれのカビも、発生するには条件がある。それは、栄養分と酸素、適切な温度と湿度が必要ということだ。皮脂やホコリ、建材の接着剤など有機物であればなんでも栄養分にできるし、酸素も無尽蔵にある。ということは、繁殖に重要になるのは温度と湿度だ。カビは、温度は20℃~35℃で、湿度が70~80%を超えると爆発的に増え始める。そう、この条件は、梅雨にぴったりなのだ。


カビと聞けば、お風呂や洗面台、脱衣所、キッチンを想像するかもしれないが、梅雨時期には、家全体がカビに浸食される危険がある。ビニールクロスなどの建材を始めとして、クローゼットやベッド、カーペットなどなど。それ以外にも、エアコンや洗濯機も気をつけたい場所である。


写真は壁に生えた黒カビ。(写真:アフロ)

湿度をコントロールしてカビを生えにくくする

では、カビを生えにくくするためには、どうすればよいのだろうか。有効なのは、湿気対策だ。梅雨時期は外気の湿度が高くなりがち。特に外の湿度が高い時間帯や状況のときには、できるだけ外気を取り入れないようにしたい。あわせて、除湿機やエアコン、除湿剤などを活用して部屋やクローゼットの湿度を抑えるのも有効だ。湿度は体感ではなかなか分からない。きちんと湿度計などを使って確認したい。


写真は温度計と湿度計が一緒になったもの。下に湿度が表示される。最近は温度・湿度が表示される時計などもある。(写真:アフロ)


家電などは壁から少し離すことも大事だ。近すぎると熱がこもり空気も滞留し、カビが生えやすい環境になる。また、壁から近いとカビの栄養になるホコリも溜まりやすい。ホコリは、それ自体にカビが付着することもある。


1gのハウスダストのなかには、10万~100万個のカビが含まれるとも言われているので、カビ防止のためにはしっかりとした掃除は欠かせない。(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)


一方、浴室などは使用後に蒸気が充満するので、まずは窓をあけて換気をして、蒸気を逃がしてあげよう。その後、換気扇をつけてドアを開け、浴室全体を乾かす。余裕があれば、水滴を拭いておくとなお良いだろう。

カビが生えたら消毒用エタノールでお掃除 

それでも、カビを一切発生させないのは難しいだろう。重要なのは、カビを見つけたらすぐに掃除すること。放っておくと、成長し、他の場所へと広がっていく。


冒頭にも書いたように、カビは菌である。つまり、カビの清掃は除菌・殺菌に等しいのだ。そこで効果的なのが「消毒用エタノール」だ。スプレーして拭き取ることで、カビを殺し、その後の防カビ効果も期待できる。


浴室のパッキンなどの頑固なカビには、より高い殺菌力を持つ次亜塩素酸ナトリウム系のカビ取り剤を使いたい。ちなみに、壁のカビを除去したいときには、カビ取り剤を吹きかけた後に、キッチンペーパーなどを使ってパックすると効果的だ。


気をつけたいのが、エアコンだ。もし内部にカビが生えていたら、使用するたびにカビの胞子を空気中にまき散らすことになる。自分で掃除もできるが、一度、業者に徹底的にキレイにしてもらい、その後、定期的にフィルターの掃除を心掛けた方がいいだろう。使用後は、送風運転で内部の湿度を下げてから電源を切ると、カビの発生を抑えることができる。


エアコンのフィルターについたホコリにカビが発生することがあるので、こまめに清掃したい。(写真:アフロ)


エアコンだけでなく、冷蔵庫や洗濯機などにもカビは発生する。食べ物や洋服にカビの胞子が移ったら目も当てられない。冷蔵庫はエタノールで、洗濯機は専用の洗濯槽クリーナーなどで除菌・防カビに努めよう。


カビは、カビ毒による中毒やアレルギーの発症、喘息などの原因にもなり、健康被害の恐れもある。特に、体力がない子どもや高齢者がいる過程では注意が必要だ。カビが本格的に発生する梅雨になる前に、しっかりと対策をしておき、もし発生してもすぐに除去できるようにしておこう。

最終更新日:2019年06月05日

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