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脳の勘違いで涼しく感じる⁉ 五感を使って体感温度を下げる方法

2019年08月05日

コージー 林田

脳の勘違いで涼しく感じる⁉ 五感を使って体感温度を下げる方法

少しでも暑さを軽減したい

脳の勘違いで涼しく感じる⁉ 五感を使って体感温度を下げる方法

(写真:アフロ)

体感温度は心理状態によっても変化する

8月に入り、暑さは増すばかり。エアコンに頼る日々が続いている人も多いだろう。一方、エアコンの設定温度を下げすぎて体調を崩したり、電気代が心配だったりすることも。そこで今回は、エアコンで物理的に温度を下げるだけでなく、体感温度も下げて賢く涼を取る方法を考えてみた。


体感温度とは、その名の通り、気温ではなく体が感じる温度のこと。日本気象協会も、気温とは別に体感温度指数を発表している。湿度や風速、地面や壁などからの放射量、心理状態によって変化するもので、例えば、風速が1m/s増すと、体感温度は1℃下がると言われている。また、湿度が低い方が体感温度も低い。アメリカの西海岸などが「気温は高いけど、カラッとしているから過ごしやすい」と言われるのは、それが理由だ。


今回注目したいのは、「心理状態」の部分。実は、五感を上手く刺激すれば、脳が涼しいと勘違いをして、体感温度を下げることができるのだ。

青い色は体感温度を3℃も下げる!?

最も有名なのは、視覚だ。色には、寒色と暖色がある。特に、爽やかさや冷たさを印象づける青系の寒色は体感温度を3℃も下げるという説がある。また、白にもさわやか、冷たいという印象がある。確かに、扇風機の定番は白い筐体に青い羽根だ。冷蔵庫も昨今はカラフルになってきたが、やはり白のイメージが強い。


また、照明の色温度でも寒色と暖色がある。色温度が高いほうが青っぽく涼しげな雰囲気になるのだ。最近のLED照明は、色味を変えることができる。暖色系の間接照明はオシャレな雰囲気だが、暑い夏は青白い昼光色を使ってみてはどうだろう。


例えば、ピローカバーやシーツ、カーテンなどを青系でまとめ、昼光色の照明にすると、涼しげな雰囲気の寝室が出来上がるかもしれない。(写真:アフロ)

ペパーミントの香りは涼しさ、バニラの香りは暖かさを感じさせる

嗅覚、香りも体感温度には有効に作用する。涼しげな香りといわれてもピンとこないかもしれないが、清涼感のある香りといえば、いくつか思い当たるモノがあるかもしれない。シトラス系などが代表格かもしれないが、オススメはペパーミントだ。


以前、ある化粧品メーカーが発表した研究結果では、同じ温度の水槽に手を入れて温冷感を評価する実験では、無臭のときには水温32℃と感じたが、ペパーミントを嗅いだときに28℃と感じたという。つまり、4℃も低い温度だと感じたことになる。


ペパーミントのルームフレッシュナーを部屋に置いていたり、フレグランスをファブリックに振りかけたりすると、それだけで体感温度が下がりそうだ。ちなみに、暖かさを感じさせた香りは「バニラ」とのこと。夏はバニラの香水は避けた方がいいかもしれない。

ハッカ油をお風呂に入れると、お風呂上がりも爽快

ペパーミントに含まれるのは、メントールという成分。これは、触覚に作用して体感温度を下げてくれる。メントールを冷たいと感じる理由は、皮膚の冷感受容体「TRPM8」に反応するから。メントール入りシャンプーやメントール入り洗顔シートなど、さまざまな清涼製品がある。


なかでも、話題になっているのが「ハッカ油」。お風呂に数滴入れると、お風呂上がりの暑さを軽減してくれる。また、首や耳の後ろにつけると、扇風機やエアコンの風がより涼しく感じる。ただし、つけすぎるとヒリヒリしてしまうので注意が必要だ。


ハッカ油はドラッグストアで購入可能。北海道では土産物としてもメジャーでスプレータイプもある。(写真:アフロ)

辛いものは食べた後に涼しさを感じることができる

味覚でも体感温度を下げることができる。それは、辛みだ。辛いものを食べると、体がポカポカして熱くなるイメージがある一方、暑い夏ほど辛いものを食べるという風潮もある。


辛いものでポカポカすると感じるのは、辛みが味覚ではなく痛覚で感じているから。舌や皮膚の痛点を刺激して、感覚神経で脳に伝わっている。熱さも痛点で感じるので、辛みの刺激と熱さの刺激を混同して、暖かいと感じるのだ。例えば、英語では熱いも辛いも「Hot」で表現するといえば分かりやすいだろうか。


ご存じの通り、辛み成分の代表格カプサイシンには発汗作用がある。これは、味覚性発汗と呼ばれ、なぜ汗がでるかは厳密には分かっていない。ポイントは、味覚性発汗は体温が上がっているわけではないということ。つまり、体は温まっていない状態にも関わらず、汗が蒸発する気化熱で体温が奪われることで、食事中は熱いと感じても、食後は体が冷えたと感じるわけだ。


熱すぎる鍋などは体も温まってしまう。カプサイシンの発汗作用だけのほうが、体感温度は下がりやすい。(写真:アフロ)

風鈴の音を聞きながら寝れば、熱帯夜も快適かも

最後のひとつは聴覚だ。あるテレビ番組の実験で風鈴の音を聞かせたところ、被験者が涼しいと感じて、実際に体表温度が下がったということがあった。これは、脳が涼しさをイメージした結果、実際に体に作用したからだという。


真偽の程は確かではないのだが、有名な心理実験として伝わっている逸話がある。それは、目隠しをした男性に「これから熱した棒を押し付ける」といって常温の棒を押し付けた結果、実際に水ぶくれができたというもの。風鈴の音による体表温度の低下は、この実験と同じ事がおこったわけだ。「心頭滅却すれば火もまた涼し」は、あながちウソではないのかもしれない。


ちなみに、風鈴の音を知らない外国人に聞かせても、体表温度は下がらなかったという。風鈴に馴染みがない若い世代も、もしかしたら涼しさを感じないかもしれない。その場合、川のせせらぎや滝の音などといったヒーリングミュージックでもいいだろう。就寝時に流しておくと、寝苦しさが少しは和らぐかもしれない。


風鈴は見た目も涼しげ。冷房がなかった時代は音で涼を感じていた。(写真:アフロ)


五感をちょっと刺激すれば、体感温度を下げることは可能。ただし、熱中症の危険がある夏の暑さにはエアコンは必須。あくまで、プラスαの知識として使うようにして欲しい。


参考サイト

最終更新日:2019年08月05日

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