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「全米で住みやすい都市」の2位にランクイン アメリカ人が憧れ...

2019年10月07日

コージー林田

「全米で住みやすい都市」の2位にランクイン アメリカ人が憧れる「デンバー」

デンバーは第二のポートランド!?

「全米で住みやすい都市」の2位にランクイン アメリカ人が憧れる「デンバー」

デンバー観光の定番「ユニオン駅」は、100年以上の歴史を誇る歴史的建造物。以前は劣化が激しく、周辺も廃れていたが、ダナ・クロフォードという女性によって2014年に再生された。彼女は、ダウンタウンの再開発にも携わっている。

第二のポートランド!? 全米で住みやすい都市第2位のデンバーとは

アメリカで住みたい街といえば、すぐに思いつくのがニューヨーク。しかし、それは、あくまで憧れレベル。ちょっとミーハーな日本人の発想かもしれない。ちょっとした事情通ならば、オレゴン州ポートランドを思い浮かべるだろう。しかし、さらに注目されている街がある。それは、コロラド州デンバーだ。ランキングや時事解説で有名な雑誌、USニューズで「全米で住みやすい都市」の2位にランクインしており、“第二のポートランド”などとも呼ばれている。


デンバーはコロラド州の州都。標高が高いことでも知られており、その高さは公式には1マイル(1609m)。マイルハイシティの愛称で親しまれている都市だ。農業・畜産が一大産業だが、デンバー市17番街の金融街は「西のウォールストリート」と呼ばれるビジネス街。また、近年はテック系やバイオ系のベンチャー企業や研究所も増え、“シリコンマウンテン”といった別名もある。


このベンチャーの隆盛が、デンバーに活気を与えている要因のひとつ。才気あふれる若者が集まり、メトロデンバーと呼ばれるデンバー周辺の人口が増えているという。デンバー市民に話を聞いたところ「コロラドから比較的近い大都市であるシカゴやカリフォルニアに比べると、デンバーは土地や住宅関連費も安い。それも、住みやすいと言われる理由」とのこと。


もちろん、住みやすさは経済の好調や住居費の安さだけが理由ではない。そもそも、街としての魅力にあふれていることが大前提としてある。観光で訪れても楽しい街で、成田から直行便が出ていることもあり日本人にも人気が出はじめている。在デンバー総領事館によるとコロラド州の在留邦人は4682人(2016年10月、在留邦人数実態調査に基づく人数)で、その多くはデンバー周辺に住んでいるという。


写真はラリマースクエア。


ユニオン周辺はデンバーのダウンタウン。「16番ストリートモール」「ローアーダウンタウン」「ラリマースクエア」も、デンバー観光では欠かせない。ラリマースクエアは、1848年のゴールドラッシュの町並みを残して再開発。古き良きアメリカの雰囲気と今時のオシャレなショップやレストランが上手く融合している。


ローアーダウンタウンでは、『タッタードカバー・ブックストア』が有名。アンティークな内装は、日本の書店にはないオシャレさだ。

ビールのナパバレー。お酒好きにはたまらない街

デンバーの街は、実に多彩な顔を持つ。そのひとつが、スポーツだ。ベースボールのMLB、バスケットボールのNBA、アイスホッケーのNHL、フットボールのNFLといった4大メジャースポーツのチームが本拠地を構えており、1年中、観戦を楽しめる。


また、食とお酒の充実も欠かせないポイントだ。特にお酒では、クラフトビールが有名。ビール生産量は全米ナンバー1で、小規模なブルワリーも多い。ワインの生産量が多いナパバレーになぞらえて“ビールのナパバレー”といった呼び方もされている。


デンバーに小規模ブルワリーが増えてきたのは、2000年頃から。水質の良いロッキー山脈の湧水や雪解け水を求めて「ビールをつくるならデンバー」と、若いビール職人がデンバーに集まってきたとのこと。ブルワリーを併設したパブ、ブルーパブも多い。


デンバー国際空港やビジターセンターで入手可能な小冊子「デンバー ビア トレイル」には、デンバー観光局とコロラド醸造所組合などが選んだ37軒が記載されているので、それを参考に訪れるといいだろう。


写真は、1988年創業、コロラド州で最も古いブルーパブ、『Wynkoop Brewing Company(ウィンクープ ブリューイング カンパニー)』。30種類以上のビールが楽しめる。共同オーナーのジョン・ヒッケンルーパー氏はデンバー市長やコロラド州知事を歴任した人物。来年の米大統領選の民主党候補指名争いにも出馬表明している。


食でのオススメは、やはりステーキ。コロラドで育った牛を使うレストラン『ガード・アンド・グレイス』は、有名店のひとつ。米国農務省の格付けによる最高峰「プライム」を使ったステーキを提供している。程よい霜降りが特徴で、ジューシーで柔らか。牛肉本来の味を堪能できる。また、牛の睾丸を唐揚げなどにした「ロッキー・マウンテン・オイスター」は、デンバーで有名なB級グルメ。興味がある人は、ぜひチャレンジしてほしい。

美術館からパブリックアートまで、芸術の街でもあるデンバー

デンバーはアートの街でもある。多くの美術館や博物館があり、また、最近では若手アーティストによるパブリックアートも盛んだ。有名なのは、ゴールデン トライアングル ミュージアム地区。8つの美術館や博物館が集まっており、特に、デンバー美術館は必見だ。ゴールドラッシュ以前、ネイティブアメリカンの居住地だったデンバーの歴史を踏まえて、約2万点のネイティブアメリカンアートを収蔵している。その外観も、ロッキー山脈をイメージしており、アートな雰囲気だ。


写真はデンバー美術館。ただし、2021年までは北館が改装中で新館のみの見学となる。(写真:アフロ)


デンバー美術館以外には、コロラド州西部の歴史を学べるヒストリーコロラドや食器やガラス細工などの装飾アートのカークランド美術館、抽象画家のクリフォード・スティルの作品を収集したクリフォード・スティル美術館などもある。ショップやレストランもアーティスティックで飽きることがない。


博物館や美術館に加えて、デンバーと言えばパブリックアートが有名。なかでも、ブルーベアとライノ地区は欠かせないスポットだ。


ブルーベアとは、デンバーのアイコン的存在。全長12mの青い熊が複合施設「コロラド・コンベンションセンター」の外壁に設置されており、ガラス越しに館内をのぞき込んでいる。正式な名前は、「I see what you mean」。日本語で言えば、「同感だ」とか「言いたいことはわかる」という意味らしい。


ブルーベアはミニチュアも売られており、デンバー土産の定番のひとつ。


ライノ地区は、もともと製造業で栄えた地区だ。空き工場や倉庫といった賃料が安いスペースにアーティストや若者が進出し、現代アートのギャラリーや先端的なコンサート会場などが増えている。圧巻なのは、大通りから裏路地までさまざまな場所に描かれたウォールアートだ。最先端でセンスのよいレストランやショップ、アートギャラリーも多く、デンバーのなかでもぜひ足を運びたい場所だ。


ウォールアートは、毎年9月に開催されるアートフェスで描き換えられる。全米からアーティストが集まり、事前に提出した下書きに沿って作り上げる。


ライノ地区からデンバーの中心部までは、バスで約15分。通勤利便性が高く、また、高速道路入り口にも至近で郊外への通勤や空港へのアクセスも良好なことから、暮らしやすい場所としても注目が高まっている。日本の大手不動産会社も進出しているという。


三井不動産は、賃貸物件として「デナルゴマーケットIII(仮)」を着工。現地デベロッパーと組んで事業を推進している。写真はリリースより抜粋。

全米屈指の高級リゾートにも行ける。アウトドア好きにもオススメ

食にお酒にアート、それに勝るとも劣らないデンバーの大きな魅力が、アウトドアである。ロッキー山脈が近く、都市だけでなく自然を満喫できるので、アウトドア派からの人気も高い。晴れの日が多く、年間300日は晴天ともいわれている気候もアウトドアにピッタリだろう。


デンバー市民が足を伸ばすアウトドアリゾートに、アスペンとスノーマスがある。アスペンは、スキーヤーには有名な高級リゾート。1950年に国際スキー連盟の世界選手権が開催され、今では、世界中からスキーヤーが集まっている。クリスマスシーズンは、ハリウッドスターやセレブも足を運ぶことで有名だ。


デンバーからアスペンには、景観のよいシーニックバイウェイをドライブすること約4時間で到着。古き良きウエスタン文化を残した町は、デンバーから足を伸ばしてでも訪れたい。また、アスペンの近くには、日本旅行業協会の「アメリカ大陸 記憶に刻まれる風景30選」にも選定された名峰、マルーンベルズがある。


マルーンベルズは二つの峯からなる双耳峰。左側が標高4317mのマルーンピークで、右側が標高4271mのノースマルーンピーク。青い空、残雪、アスペンツリーの淡い緑、松の深緑、マルーン湖の透明な青といった色味が美しい。


アスペンに近い町、スノーマスもアウトドアのメッカ。スキーはもちろんこと、コロラド川を下るラフティングも高い人気を誇る。また、6~10月までの毎週水曜日、本物のアメリカ文化が体験できる「スノーマスロデオ」が開催されており、カウボーイ文化を感じることができる。


ロデオや子牛の捕縛などが間近で見られるスノーマスロデオ。


全米で住みたい街として注目されているデンバー。日本からも直行便が出ているので、気軽に訪れることができる。アメリカと言えば、ニューヨークやカリフォルニア、ハワイばかりがクローズアップされるが、一度、アメリカ人が住みたくなるような街をその目で見てみてはどうだろうか。


最終更新日:2019年10月07日

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