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福岡市がもっと住みやすくなるかも。「天神ビッグバン」で都市部...

2019年11月07日

コージー林田

福岡市がもっと住みやすくなるかも。「天神ビッグバン」で都市部が激変

福岡市に高いビルが少ない理由とは

福岡市がもっと住みやすくなるかも。「天神ビッグバン」で都市部が激変

写真は福岡市の町並み。(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

住みやすさが注目される都市、福岡市。その理由とは?

住みやすい街として注目を集める福岡市。その理由はいくつかある。典型的なコンパクトシティーとして都市機能が集まっており、その分、郊外に足を伸ばせば海や山などの自然も豊富だ。


また、ほかの三大都市圏に比べると、家賃が安いのも魅力だろう。Yahoo!不動産の家賃相場検索では、1LDK/2K/2DKの家賃相場は、最も高い福岡市中央区で7.9万円。大阪市の場合、最も高いのは大阪市中央区で12.1万円。東京都港区に至っては23.8万円だ。(※9月24日現在)


コンパクトシティーで市街地の家賃が安ければ、住職近接も可能になる。福岡市は地下鉄やバスが主な交通手段だが、特にバス交通網の充実度は全国でも屈指。森記念財団 都市戦略研究所が発表した『世界の都市総合力ランキング Global Power City Index YEARBOOK 2018』によると、通勤・通学の利便性は世界44都市中第1位だという。


この利便性に着目をして、福岡市に拠点を移すスタートアップも増えている。また、福岡市もスタートアップのサポートを行っており、街全体にポジティブな空気感がある。有望なスタートアップが集まることで、さらに福岡市で起業を目指す若者が増えるといった好循環が生まれているのだ。

九州最大の繁華街「天神」の再開発「天神ビッグバン」とは

そんな福岡市が、再開発によってさらに進化しようとしている。それが、「天神ビッグバン」だ。


天神は、福岡市中央区にある九州最大の繁華街である。ビジネス街である博多駅周辺からは地下鉄で数分。近くには歓楽街である中州もある。強いて言えば、渋谷や新宿のような雰囲気だろうか。


しかし、実際に東京や名古屋、大阪などから天神を訪れると、九州一の繁華街感は薄いかもしれない。その理由は、ビルの高さとその古さにある。


写真は渡辺通りからみた天神。高いビルが少ないことがわかる。(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)


飛行機で福岡市に行ったことがある人はわかるかもしれないが、大都市部として驚くほど市街地と空港が近い。これは、観光やビジネスにとっては大きなメリットだ。一方で、デメリットもある。それが、空港近くのビルの高さを制限した航空法による規制だ。


写真は福岡空港。市街地に近いことがわかる。(写真:アフロ)

 

この規制により、天神のビルは海抜65~75mまでの規制を受け、10数階建てになっている。当然、延べ床面積は小さくなり、そこに設置できる店舗も少なくなるというわけだ。また、古くから繁華街であった天神には老朽化したビルも多い。これらの要因から、オフィス不足やホテル不足も深刻になっているという。その打開策として打ち出されたのが「天神ビッグバン」なのだ。

高さ規制を緩和したビルを30棟建てる

「天神ビッグバン」のキモは、ビルの高さ規制の緩和にある。福岡市はこれを、国家戦略特区の認定で実現。2024年までの限定で高さ制限を最大約115メートルまで緩和し、高い容積率のビルを30棟建てる。


主なプロジェクトは、以下の通りだ。


  1. 航空法高さ制限 エリア単位での特例承認(天神明治通り地区 約17ha,旧大名小学校跡地 約1.3ha)
  2. 官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」,スタートアップカフェ
  3. 天神1丁目南ブロック(地区整備計画策定,地下通路整備)
  4.  天神地下街仮設車路の有効活用(天神ふれあい通り駐輪場・地下通路)
  5. 旧大名小学校跡地まちづくり
  6.  水上公園
  7.  地下鉄七隈線延伸事業
  8.  交通混雑の低減に向けた駐車場の隔地化・集約化
  9. 都心循環BRTの形成
  10.  天神ビッグバンの奥座敷(西中洲)の魅力づくりに向けた道路整備と景観誘導
  11.  春吉橋賑わい空間の創出


写真は福岡市のホームページより抜粋


このうち、2019年1月には天神1丁⽬南ブロックの再開発として「天神ビジネスセンター(仮称)プロジェクト」が着工。複数のビル跡地を一体開発し、大型複合ビルを目指す。

 

天神ビジネスセンター(仮称)の完成予想図。ワークライフバランス。クリエイティブなグローバルトップ企業を、世界で最も住みやすい都市「福岡」に呼び込むためのプロジェクトとしている。写真は福岡地所のリリースより抜粋


7月には、旧大名小学校跡地活用事業の工事も着手が始まった。ここには、地上25階・高さ約111mのオフィス・ホテル棟や地上11階・高さ約46mのコミュニティ棟などが建設される。ホテルは「ザ・リッツ・カールトン福岡」。リッツカールトンの九州初上陸としても話題になっている。

 

写真は旧⼤名⼩学校跡地活⽤事業の複合施設の完成予想図。リリースより抜粋


福岡市は、「天神ビッグバン」を「アジアの拠点都市としての役割・機能を高め、新たな空間と雇用を創出するプロジェクト」と位置づけている。これにより、ビルの延床面積は約1.7倍の75万7000平米、雇用者数は約2.4倍の9万7100人、建設投資効果は2900億円、経済波及効果は8500億円/年を見込んでいるという。

博多の再開発も開始。アジアの玄関口として進化する福岡市

福岡市は、「天神ビッグバン」のスキームをもとにして、博多駅周辺の再開発計画「博多コネクティッド」にも着手している。同じく、国家戦略特区として高さ規制を緩和し、容積率を増加させ、オフィスやホテルが不足している状況を改善することを狙う。


福岡市の二大タウン、天神と博多が大きく変わることで、九州だけでなく、西日本、そして、アジアから人を集め、経済を活性化させようとする福岡市。この先、さらに住みたくなる街として進化していきそうだ。


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最終更新日:2019年11月07日

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