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寝室がITで進化する。話題のスリープテックで睡眠負債を解消

2019年11月25日

コージー林田

寝室がITで進化する。話題のスリープテックで睡眠負債を解消

睡眠の質を上げるグッズを紹介

寝室がITで進化する。話題のスリープテックで睡眠負債を解消

30代、40代の日本人の睡眠時間は非常に短い。睡眠時間が6時間を下回るのは、30代男性:43.5%、30代女性:37.7%、40代男性:48.5%、40代女性:52.4%となっている。(写真:アフロイメージマート)

6時間睡眠を2週間続けたら、2晩の徹夜に匹敵するほどパフォーマンスが低下

最近、よく耳にするキーワード「睡眠負債」。日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態とされている。一説には、6時間睡眠を2週間続けた場合、脳の働きは2晩ほど徹夜した状態まで低下するといわれている。


「平成29年 国民健康・栄養調査」によると、働き盛りである20代~40代の男女では、44.3%が睡眠時間6時間未満となっている。特に40代は睡眠不足が顕著で、男性の48.5%、女性の52.4%が6時間未満だという。


さらに、寝具メーカーの東京西川が発表した「東京西川 睡眠白書 2018」によると、20代~40代の58.1%は「不眠症の疑いがある」とのこと。実際、筆者のまわりにも、寝付きが悪かったり、眠りが浅く熟睡できなかったりと、睡眠に不満を持っている人が多い。


そんななか、眠りの質をテクノロジーによって高める取り組みが注目されている。それが、スリープテックだ。ラスベガスで開催される世界最大級の電子機器見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショーでは2018年からスリープテックゾーンが設けられ、2019年も活況。世界でも注目されている分野である。

ITを活用したマットレスで快眠をゲット

睡眠に欠かせないのはマットレスだ。高級寝具の『シモンズ』は、信州大学と共同でベッド型の寝姿勢の測定器を開発した。寝姿勢計測システム『シモンズアジャスタブルメジャーベッド』は、可変スプリングとセンサーを採用し、マットレスの硬さを変化させながら、最適な寝姿勢を測定。最適なマットレス選びのサポートをしてくれる。

 

写真は『シモンズアジャスタブルメジャーベッド』。信州大学の上條正義教授(繊維学部先進繊維・感性工学科)とともに開発した。東京・大阪のシモンズギャラリーで試すことができる。写真はリリースより抜粋


パラマウントベッドでは、睡眠と健康の質を高める新ブランド「Active Sleep(アクティブ スリープ)」を展開している。


「Active Sleep」から発売されるベッドは、睡眠中の心拍・呼吸・体動をモニタリングし、専用のアプリで睡眠情報を管理・分析できる専用アプリ「Active Sleep ANALYZER」で睡眠状態を測定。


入眠時、熟睡時、起床時といった睡眠状態に合わせ、角度が自動で変化する。スマートフォンでベッドの操作ができ、背を上げて上体を起こすことで呼吸がしやすくなり入眠もサポートしてくれる。


入眠時に角度をつけて眠った場合、ユーザーが眠ったことを感知すると自動でゆっくりとフラットな状態に変化。熟睡するために必要な自然な寝返りが打てるよう睡眠中はフラットな状態を維持しつづけ、設定した起床時刻に近づくと、眠りが浅くなった状態を感知し自動で背上げをして、心地よい目覚めを促す。

 

写真はActive Sleep BED。リリースより抜粋


レイコップの『futocon』は、世界初、ふとん内の温度調節をするふとんコンディショナーだ。東洋紡と共同開発した高反発設計のマットレスに、本体となるコンディショナーが装着されており、寝床内を快眠温度33℃にキープ。寝入りを-1℃、 目覚めを+1℃で温度の力で眠りをコントロールしてくれる。レイコップだけあって、50℃以上の温風をマットレスにいきわたらせ、まるごと除湿、脱臭、ダニ対策なども行ってくれる。

 

写真は『futocon』。レイコップの商品紹介ページより抜粋

アイマスクや話すぬいぐるみで快眠環境を整える

マットレスの購入まではハードルが高いという人は、ガジェットの力を借りてみてはどうだろう。


ウェザリー・ジャパンが販売する『LUUNA スマートアイマスク』は、専用アプリと連動し、脳波が表す睡眠状態と体のリズムに合わせて最もリラックスできる音楽を作り、心地よい寝つきと安眠をサポートしてくれるアイマスクだ。目覚めの際も、設定したアラーム時刻の直前で最も浅い睡眠のステージで起こしてくれるため、スッキリ目覚めることができる。

 

写真はウェザリー・ジャパンのホームページより抜粋


『Sleepion(スリーピオン)3』は、入眠に最適なリラックス状態を促す音楽、アロマ、ローソクをイメージした自然で心地よい光、つまり音・香・光の三要素により、聴覚、視覚、嗅覚の環境づくりを行うことで、人間本来の活動と休息リズムを取り戻し、人が本来持っている「眠る力」を自ら呼び起こすアイテムだ。

 

写真はcheeroのホームページより抜粋


ユニークなところでは、パルスボッツが発表した睡眠サポートロボット『nemoph(ネモフ)』はどうだろう。一見すると、毛の長いモフッとした球体のぬいぐるみだが、「眠りのおとも」をコンセプトに開発された睡眠サポートロボット。頭を撫でると時間を教えてくれて、話しかけることでアラームの設定もできる。ほかにも、5種類のオルゴールを再生したり、眠気を誘うちょっと不思議なお話をしてくれたりと、就寝前の孤独や寂しさを癒し、眠る前に安心感とリラックス効果を得ることができる。

 

写真は『nemoph』。リリースより抜粋

眠りの質を可視化する睡眠トラッカーとは

マットレス、睡眠導入ガジェットに加えて、睡眠トラッカーも普及しつつある。睡眠トラッカーとは、睡眠中の寝返りや脈拍、就寝時間と起床時間などから、睡眠時の質を計測する仕組みのことだ。Apple Watchを始めとしたウェアラブルデバイスに搭載されていることが多い。また、スマートフォンにも多くの睡眠トラッカーアプリが存在している。


そんななか、『Withings Sleep』は、ベッドマットの下に敷くタイプのちょっと変わった睡眠トラッカーだ。一度セットアップを行えば、あとはWi-Fiを使用し自動でスマートフォンの『Health Mate』アプリにデータを同期。深い、浅い、レムといった睡眠サイクル分析、心拍数と呼吸の乱れ、そしていびきを検出し記録してくれる。

 

写真はWithingsのホームページより抜粋

パナソニックが提案する究極の寝室

最後は、寝室をまるごとプロデュースして睡眠の質を上げる取り組みだ。パナソニックは、パートナー企業との共創を推進させ製品開発に反映させる施設『&Panasonic(アンドパナソニック)』で「究極の寝室」を披露した。すでに、寝具メーカーの西川との共同開発を始めているという。


ここでは、くらしの統合プラットフォームであるHomeXを活用し、パナソニックの機器をベースとした温度や湿度、光・音・香りなどとパートナー企業の技術を掛け合わせ、睡眠の質を高め続ける体験を目指している。センサー付きのベッド、エアコン、加湿空気清浄機、色や明るさを変更できるLEDシーリングライト、スピーカー、アロマなどが備えられた寝室だ。


写真は&Panasonicにある寝室。ホームページより抜粋

 

パナソニックは、子どもから大人までの眠りをサポートする家電を「睡眠家電」と称して、照明機器や美容関連機器などまで幅広いラインナップで販売している。このなかで、LEDシーリングライトとエアコンは、「おやすみナビ」アプリで一括制御が可能。目覚めるタイミングに合わせて照明を徐々に明るくしたり、起床に適した室温に調節したりしてくれる。


一説には数兆円~10兆円規模とも言われるスリープテック市場。今後、さまざまなスリープテック製品が登場することだろう。なかには、学術的なエビデンスのないインパクト狙いのものもあるかもしれない。スリープテックで最高の睡眠環境を整えたいなら、どんな製品が自分の眠りの質を高めてくれるのか、しっかりと見極めることも必要だ。


最終更新日:2019年11月25日

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