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次世代住宅ポイント制度 注文住宅・新築分譲購入時の申請手順&...

2019年08月02日

平賀功一

次世代住宅ポイント制度 注文住宅・新築分譲購入時の申請手順&必要書類

次世代住宅ポイント完全解説 #4

次世代住宅ポイント制度 注文住宅・新築分譲購入時の申請手順&必要書類

写真:アフロ

かつてはポイント発行申請に「事前予約」が必要だった

いよいよ受付開始となった次世代住宅ポイント制度。今回で4度目の実施となるのですが、“4匹目のどじょう”を狙う政府の思惑通り、早期に受付を終了するのではないかと個人的には予想しています。


というのも、住宅ポイント制度には予算があり、予算額に達すると受付を終了してしまうからです。事前に公表した締切日を前倒しして受付を終了する場合があり、事実、申請が間に合わなかった人も出ています。そこで、前々回の復興支援・住宅エコポイントでは「事前予約」が導入されました。住宅エコポイント事務局が申請希望者の数を前もって把握し、受付終了のアナウンスを早めに発信しようと試みたのです。


具体的には、2012年1月から復興支援・住宅エコポイントの申請受付を開始し、同年5月1日から事前予約を導入。駆け込み申請が集中し、わずか2カ月後の7月3日には受付が締め切られました。政府としては、受付終了のタイミングを1日でも早めに告知することで、少しでも無用なトラブルを減らしたいと考えたわけです。ただ、結果として駆け込みを助長してしまった感は否めません。


今のところ、現在の住宅ポイント制度は事前予約を必要としません。しかし、「申請方法などは現時点で想定している内容であり、変更となる場合があります」と注意喚起しています。もしかしたら事前予約を導入してくるかもしれないのです。ポイント申請を希望している人は早めの手続きが肝心です。 


写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート


では、ここから本題に入ります。次世代住宅ポイントは申請するタイミングによって手続きが異なります。工事完了後の申請が原則ですが、工事完了前に可能なケースもあります。以下、本稿では工事の「完了後」と「完了前」に分けて、それぞれの申請手順と必要書類を案内します。 


<パターン一覧>

  • 1-1:注文建築により住宅を新築する(工事完了後の発行申請)
  • 1-2:注文建築により住宅を新築する(工事完了前の発行申請)
  • 2-1:分譲された新築住宅を購入する(工事完了後の発行申請)
  • 2-2:分譲された新築住宅を購入する(工事完了前の発行申請)

パターン1:注文建築により住宅を新築する

●1-1:注文建築により住宅を新築する(工事完了後の発行申請)

【申請手順/工事完了後の発行申請】

(1)注文建築の工事請負契約を締結

   ↓

(2)建物の完成・引き渡し(2019年10月1日以降)

   ↓

(3)ポイントの発行申請(遅くとも2020年3月31日まで)

   ↓

(4)ポイントの商品交換申請(2020年6月30日までの予定)

   ↓

(5)商品の受け取り


注文住宅の新築で、工事完了後にポイント発行申請を行う場合の手順です。ひと口に「ポイント申請」といっても2つの過程があり、ポイント発行申請書への記入と事務局への申請書の郵送(窓口への持参も可)です。それが、「(3)ポイントの発行申請」になります。そして、投函した申請書類に不備がなければ、事務局から発行ポイント数などが記載された「次世代住宅ポイント ポイント発行・交換のお知らせ」(ハガキ)が送られてきます。内容に誤りがないか確認後、ハガキに商品コードを記載して返送するのが「(4)ポイントの商品交換申請」です。


このハガキにはURLが記載されているので、インターネットでの交換申請も可能です。そして、しばらくすると選んだ商品が送られてきます。なお、発行されたポイントは商品交換のみで、工事代金へは充当(値引き)できません。 


【必要書類】

  • ポイント発行申請書
  • 工事請負契約書の写し
  • 建築基準法に基づく検査済み証の写し
  • 工事施工者が発行する工事証明書
  • ポイント申請者の住民票
  • 一定の性能を有する住宅(注1)の場合は以下リンクの書類
    次世代住宅ポイント対象住宅証明書等(国土交通省 次世代住宅ポイント事務局)


次世代住宅ポイント対象住宅証明書として、たとえば認定長期優良住宅の場合は「長期優良住宅建築等計画認定通知書」、断熱等性能等級4または一次エネルギー消費量等級4以上の住宅の場合は、登録住宅性能評価機関が発行する「設計住宅性能評価書または建設住宅性能評価書」といった具合です。 


(注1)一定の性能を有する住宅とは?

(a)~(h)いずれかの認定・性能を有する新築住宅となります。


(a)認定長期優良住宅

(b)認定低炭素住宅

(c)性能向上計画認定住宅(省エネ性能に優れた住宅)

(d)ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)

(e)断熱等性能等級4または一次エネルギー消費量等級4以上の性能

(f)劣化対策等級3かつ維持管理対策等級2以上の性能

(g)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の性能または免震建築物

(h)高齢者等配慮対策等級3以上の性能


●1-2:注文建築により住宅を新築する(工事完了前の発行申請)

【申請手順/工事完了前の発行申請】

(1)注文建築の工事請負契約を締結

   ↓

(2)ポイントの発行申請(遅くとも2020年3月31日まで)

   ↓

(3)ポイントの商品交換申請(2020年6月30日までの予定)

   ↓

(4)建物の完成・引き渡し(2019年10月1日以降)

   ↓

(5)完了報告(2020年9月30日まで/戸建て住宅の場合)

   ↓

(6)商品の受け取り


こちらは注文住宅の新築で、工事完了前にポイント発行申請を行う場合の手順です。前段(工事完了後)と異なるのは「(5)完了報告」をしなければならない点です。ポイント発行申請の段階では建物が完成していないので、完成後の建物がポイント発行申請した通りに建築されているか、完了報告で確認します。


もし、完了報告により申請した住宅が要件を満たしていないことが判明した場合、発行されたポイントは無効になります。完了報告は、とても重要な手続きなのです。 


【必要書類】

  • ポイント発行申請書
  • 工事請負契約書の写し
  • 建築基準法に基づく確認済み証の写し
  • 工事施工者が発行する工事計画書
  • ポイント申請者の本人確認書類
  • 一定の性能を有する住宅(注1)の場合は以下リンクの書類
    次世代住宅ポイント対象住宅証明書等(国土交通省 次世代住宅ポイント事務局)


【完了報告のための追加の必要書類】

  • 完了報告書
  • 建築基準法に基づく検査済み証の写し
  • 工事施工者が発行する工事証明書
  • ポイント申請者の住民票


繰り返しになりますが、完了報告を忘れると発行されたポイントは無効になります。くれぐれも失念しないよう、ご注意ください。

パターン2:分譲された新築住宅を購入する

写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート


続いて、ここからは分譲された新築住宅を購入した場合の申請手順と必要書類を「工事完了後」と「工事完了前」に分けて案内します。 


● 2-1:分譲された新築住宅を購入する(工事完了後の発行申請)

【申請手順/工事完了後の発行申請】

(1)購入住宅の売買契約を締結

   ↓

(2)建物の完成・引き渡し(2019年10月1日以降)

   ↓

(3)ポイントの発行申請(遅くとも2020年3月31日まで)

   ↓

(4)ポイントの商品交換申請(2020年6月30日までの予定)

   ↓

(5)商品の受け取り


分譲住宅を新築にて購入し、工事完了後にポイント発行申請を行う場合、申請手順は注文住宅と同じですが、「工事請負契約書」が「売買契約書」に入れ替わります。


【必要書類】

  • ポイント発行申請書
  • 売買契約書の写し
  • 建築基準法に基づく検査済み証の写し
  • 販売事業者が発行する販売内容証明書
  • ポイント申請者の住民票
  • 一定の性能を有する住宅(注1)の場合は以下リンクの書類
    次世代住宅ポイント対象住宅証明書等(国土交通省 次世代住宅ポイント事務局)


このパターンは、建売りの新築一戸建てや新築分譲マンションが対象住宅に該当するので、必要書類の中に「検査済み証」や「販売証明書」が含まれていると不思議に思うかもしれません。その点、次世代住宅ポイント制度では「分譲事業者が施工者に新たに発注(工事請負契約)する新築住宅」という条件があるため、その証明書類として「検査済み証」などが提出書類として必要になります。


●2-2:分譲された新築住宅を購入する(工事完了前の発行申請)

【申請手順/工事完了前の発行申請】

(1)購入住宅の売買契約を締結

   ↓

(2)ポイントの発行申請(遅くとも2020年3月31日まで)

   ↓

(3)ポイントの商品交換申請(2020年6月30日までの予定)

   ↓

(4)建物の完成・引き渡し(2019年10月1日以降)

   ↓

(5)完了報告(2020年9月30日まで/戸建て住宅の場合)

   ↓

(6)商品の受け取り


分譲された新築住宅を購入し、工事完了前にポイント発行申請を行う場合の手順です。ポイント申請と完了報告の2度申請が必要になります。


【必要書類】

  • ポイント発行申請書
  • 売買契約書の写し
  • 建築基準法に基づく確認済み証の写し
  • 販売事業者が発行する販売内容計画書
  • ポイント申請者の本人確認書類
  • 一定の性能を有する住宅(注1)の場合は以下リンクの書類
    次世代住宅ポイント対象住宅証明書等(国土交通省 次世代住宅ポイント事務局)


【完了報告のための追加の必要書類】

  • 完了報告書
  • 建築基準法に基づく検査済み証の写し
  • 販売事業者が発行する販売内容証明書
  • ポイント申請者の住民票


こういった申請はお役所的な作業になるため、どうしても必要書類が多くなり、書類の不備を招きやすくなります。しかし、手続きは厳格なため、不備は一切認められません。業者に代理申請してもらう方法もありますが、提出書類への記入や必要書類の収集は避けられません。業者のアドバイスを受けながら、マイペースで行うのが一法でしょう。早期終了が予想されるだけに、早めに取り掛かるのが最善です。


次回、次世代住宅ポイント完全解説 #5では、リフォーム時の申請手順と必要書類について解説します。


参考サイト

最終更新日:2019年08月21日

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