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大泥棒260名以上の声をもとにした空き巣対策とは?

2017年11月01日

イダツカ・ノサ

大泥棒260名以上の声をもとにした空き巣対策とは?

空き巣対策のエキスパートが伝授!

大泥棒260名以上の声をもとにした空き巣対策とは?

(写真:アフロ)

“プロの空き巣”は激減。それに代わって、新勢力が台頭!?

日が暮れるのが早くなるからなのか、イベントなどで家を空ける機会が増えるからなのか、秋から年末にかけては空き巣が増加する傾向があるという。そこで、空き巣対策のエキスパートに、被害を防ぐ方法について教えてもらった。


話を伺ったのは、これまでに泥棒のなかでも類を見ない大泥棒260名以上に聞き取り調査を行ったという、元警察庁科学警察研究所防犯予防研究室室長の清永賢二さん(現在はステップ総合研究所の特別顧問)。対策法を聞こうと思ったところ、まず気になる情報を教えてくれた。ここ十数年の間に、空き巣業界に大きな変化が起こっているというのだ。


「2000年代の初頭から、“プロの空き巣”が減ってきました。理由は、防犯カメラの普及と、市民の犯罪は許さないという防犯意識の向上とで、その多くが捕まってしまったから。家はもちろん、コンビニなど周辺に設置された防犯カメラによって足がついてしまったのです。あくまで私の肌感覚ですが、“プロの空き巣”は最盛期にくらべて3分の1くらいまで減ったのではないでしょうか」(清永さん)


それを裏付けるかのように、警視庁の「住まいる防犯110番」のデータによると、住宅対象侵入強盗の件数は2004年以降減少傾向にある。「それなら、空き巣対策なんてもはや必要ないのでは?」と思う人もいるかもしれない。ところが清永さんによると、“プロの空き巣”が減ったからといって、決して油断はできないのだという。


「普段は普通の社会人として暮らしながら、副業的に空き巣を繰り返しているセミプロが多数存在。別に本業がある彼らは、“プロの空き巣”と違って行動パターンが掴みづらいという現状があります」(清永さん)


警察庁の「住まいる防犯110番」より

空き巣のターゲットになりやすい家の特徴とは……

そのような状況のなか、どうすれば空き巣被害を食い止められるだろう。万全の対策を講じるためにも、まずは空き巣が好む家について知ることから始めよう。


「空き巣が狙いを定めるのは、ブロック塀や植え込みなどで囲われている家。通りから敷地内が見えにくいため、彼らにとっては最高の環境なのです。2階建ての家も、ターゲットにされやすい傾向に。なぜなら、1階と違って2階の窓はついセキュリティーが甘くなりがちだからです」(清永さん)


つまり、マンションよりも一戸建住宅のほうが狙われやすいということ。実際、警視庁「平成28年中の侵入窃盗の傾向」のデータでも、中高層(4階建以上)住宅の608件に対して一戸建住宅が1157件と、被害件数が多いという結果が出ている。


「侵入窃盗の場所別発生状況」住宅が56.8%を占めており、一戸建て住宅が22.1%、中高層(4階建以上)住宅が11.6%となっている。警視庁ホームページ「平成28年中の侵入窃盗の傾向」より


「留守がちな家というのも、空き巣にとっては狙い目。カーテンをずっと閉め切っている家、夜に明かりがついていない家、夜になっても干した洗濯物が取り込まれていない家などは、特にマークされやすいです」(清永さん)


そのほか、金目のものがある家かどうかを探るために、空き巣はカーポートのクルマの車種、庭の手入れ具合、カーテンや洗濯物が高価なものかどうかまで、細かくチェックしているのだという。隣家との距離が離れていたり、隣家に人気がなかったりすると、さらに狙われる確率がアップするらしい。

数百円の投資で大きな効果が期待できる、空き巣対策が存在!

空き巣に好まれる家に該当するからといって、ブロック塀を壊すわけにもいかないし、2階建てを1階建てにリフォームするわけにもいかない。「空き巣に一度マークされてしまったら万事休す!?」と思いきや、それでも対策法が存在するという。


「大きな効果が期待できるのは、目立つところに防犯カメラを設置すること。空き巣に心理的プレッシャーを与えるのが目的なので、別に本物である必要はありません。ダミーの防犯カメラでいいので、取りつけておくといいでしょう」(清永さん)


1000円以下で販売されている。ダミーの防犯カメラも多数存在。数百円で安心を手に入れられると思うと、非常に安い買い物だ。ちなみに本物でも、1万円以下で入手することが可能。さらには、スマホと連動させて遠隔監視できるタイプも存在する。万全の空き巣対策を施したい方は、ぜひ導入を検討してみるといいだろう。


(画像:Yahoo!ショッピングより)


「今の時代、共働きなどで家を留守にしがちな家庭も多いはず。そういった方は、ぜひ近隣住民とコミュニケーションを深めておくようにしましょう。地域でしっかり情報を共有し、周囲の目を光らせておくことも、空き巣被害防止につながります」


もちろん、玄関や窓の施錠を徹底することも重要。当たり前といえば当たり前だが、清永さんによると意外とできていないのだという。


「その証拠に、警察庁『平成26、27年の犯罪情勢』によると、窃盗の侵入場所は窓からがもっとも多く、次いで玄関などの出入り口。しかも侵入方法は、ドラマなどでよく見るガラス破りよりも、『無締り(むじまり)』のほうが多いという結果が出ています」(清永さん)

外出や寝る前には、玄関や窓の施錠を徹底しよう。(写真:アフロ)


その道のエキスパートの話をヒントに、さっそく自分の家を見直してもらいたい。空き巣に嫌われる家を目指して、大きな安心を手に入れよう。


最終更新日:2018年08月30日

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