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「築40年マンション」は買いなのか!?  実際に買って、住ん...

2018年08月09日

イダツカ・ノサ

「築40年マンション」は買いなのか!?  実際に買って、住んで思ったこと

安かろう悪かろうではなかった!

「築40年マンション」は買いなのか!?  実際に買って、住んで思ったこと

ペイレスイメージズ/アフロ

リーズナブルなだけでなく、資産価値を維持しやすいというメリットも!

筆者の住まいは、築50年近いマンション。ポジティブな表現をすればヴィンテージマンションだが、ネガティブな表現をすれば単なる老朽化マンションである。購入したのは約10年前なので、当時で築40年近い状態。なぜ、新居としてそんな古いマンションを選んだかと言えば、単純に金銭的な問題である。


東京23区内のJR某駅から徒歩5分の好立地にある約50m2の2DKで、購入時の価格は約1600万円。おぼろげな記憶ながら、当時周辺の同じくらいの広さの築浅物件は、その2~3倍はしていたので、非常にお得な買い物だと思い購入した。


筆者はお金に余裕がなかったので実現しなかったが、購入費を安く抑えてそのぶんリフォームにお金をかけることで、より理想的な住まいを手に入れることができる。最新の設備を導入すれば、日々の生活で古さが気になることもないだろう。


しかも、築年数が古いマンションというのは好立地にあるケースが多い。その理由は、マンションを建てようとなった場合、一般的に交通や生活の利便性が高いところから開発が進められていくから。つまり、売ろうと思ったときに売りやすい、というメリットもあるのだ。


ペイレスイメージズ/アフロ


実際、筆者が売却の一括査定を試してみた数日後、不動産会社2社から「購入したいという方がいる」という連絡を受けた。ちなみに、査定額は不動産会社8社のうち6社が購入時の価格を上回るという結果に! 比較的リーズナブルな価格で購入できることに加え、立地的に資産価値が下がりにくいという点でも、「築40年マンション」の購入はお得だと言えるだろう。

歴史が長いだけあって、コミュニティーや管理体制が堅固!

「築40年マンション」を選ぶ魅力は、何も金銭面だけではない。ここからは、あくまで個人的な例だが、実際に住んでみた感想を紹介しよう。


「築40年マンション」だからこその昭和空間


新築時代から暮らしている方も少なくないので、筆者のマンションはまるで「ひとつの大家族」のようなコミュニティーが確立されている。高齢者が多いこともあってか住民のコミュニケーションが活発で、隣にどんな人が住んでいるかわからないなんてことはない。小さな子をもつ親としては、大きな安心材料だ。


マンションの築年数と同じだけ管理組合も歴史があり、ノウハウがしっかり蓄積されているのもポイント。それまでに何回も経験していることから、数年前の大規模修繕もスムーズに乗り切っていた。管理人さんも長年勤務してくれている方が多く、管理がしっかり行き届いているのも住んでみてわかった魅力のひとつだ。


昔からある建物なので、ご近所からの認知度が高いのも「築40年マンション」ならではの特長。出前を頼むときなど、マンション名を名乗ればすぐわかってもらえるので話が早いのはありがたい。


また、リフォームをしていない居住空間は、昭和レトロでなかなかいい雰囲気。古いタンスやテーブルなどを揃えれば、70年代にタイムスリップしたかのような和空間を演出できる。ちなみに、「築40年マンション」の古さは20代の若者には新鮮に映るようで、筆者の自宅を訪れた友人からは「シャレオツ!」「和む~!」と意外に好評だった。

購入を検討する際は、設備や耐震性、建物の寿命などをチェック!

写真:アフロ


ただ、築年数の古いマンションに対して、設備の古さや耐震性、建物の寿命などに不安を覚える人もいるだろう。設備の古さについては、専有部分はリフォームをすることで問題をクリアできるはず。共有部分については、管理組合主導でメンテナンスがなされる。玄関ドアや廊下などに破損したままの箇所がないかをチェックすれば、管理が行き届いているかどうかを知る参考になる。購入を検討する際は、これまでの修繕記録や今後の修繕計画、修繕積立金の積立金額などもチェックしておくと、より安心かもしれない。


耐震性については、1981年に施行された「新耐震基準」に基づいて建てられているかどうかがよく購入のポイントとして挙げられるが、その条件だと「築40年マンション」は完全にアウトとなる。ただ、新耐震基準に適合するよう耐震改修・補強を行ったマンションや、耐震診断の結果、新耐震基準をクリアする耐震性が認められたマンションも存在。気になる人は、購入前にそういった情報も収集するようにしよう。


建物の寿命という点では、将来の建て替え予定を確認しておくことが重要だ。実際、筆者のマンションでも先日、建て替えに関する意識調査を実施。その結果、コンサルタントを雇い、前向きに建て替えが検討されることになった。実際に建て替えが進むことになった場合、その時期や自己負担となる費用が気になるところ。やや面倒なことになることが予想されるので、建て替え問題に巻き込まれたくないなら、「築40年マンション」の購入は控えたほうがいいだろう。



筆者にとって、「築40年マンション」はとてもいい買い物だった。ただ、設備の古さや耐震性、建物の寿命などについて不安があるのは紛れもない事実。購入物件の候補に「築古マンション」を加える際は、自分にとって何が譲れない条件かを考えて物件選びをするようにしてもらいたい。

最終更新日:2018年09月03日

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