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憧れのイタリア暮らしは実際どう!? 現地在住の日本人を直撃し...

2019年02月05日

イダツカ・ノサ

憧れのイタリア暮らしは実際どう!? 現地在住の日本人を直撃してみた

生活者のリアルな声を紹介!

憧れのイタリア暮らしは実際どう!? 現地在住の日本人を直撃してみた

イタリア トレビの泉(写真:アフロ)

ワークライフバランスが抜群すぎ。家族を大切にする文化も魅力!

美食やファッションの国として知られ、日本からも毎年多くの観光客が訪れるイタリア。華やかなイメージのある国だが、実際に住むとなるとどうなのだろう。そこで、イタリア北部にある歴史と文化の街・ボローニャで暮らしている日本人に話を聞いてみた。


取材に協力してくれたのは、イタリア在住歴10年のミカさん。20代の頃、初めてツアー旅行でイタリアを訪れ、オシャレな街並みに魅了されたという。34歳のときに看護師の仕事を辞め、思いきって留学。その間に知り合った現在のパートナーであるアントニオさんと結婚し、双子の子どもと4人で幸せに暮らしている。そんな彼女が、実際に住んでみて気づいたイタリアの魅力を紹介しよう。


イタリア在住歴10年のミカさん


ミカさんファミリーが暮らすボローニャの自宅


ミカさんの子どもは双子。毎日がにぎやか


「イタリアに住んでみて驚いたのは、オンとオフのメリハリがしっかりしていること。8月になると多くの店が閉まり、人々は海へバカンスに出掛けていきます。2週間や1ヵ月、なかにはそれ以上の休みをとる人もいて、夏は家族とバカンスを楽しむのがイタリア流。バカンスのために仕事をすると言っても、過言ではないでしょう。イタリアで暮らすようになって初めて、私も『バカンス』という言葉を使う機会に恵まれました」


ミカさんたちも毎年夏になるとバカンスを満喫しているという


また、家族をとても大切にするのもイタリア人の特徴なのだとか。日曜は家族そろって出掛けたり、親戚が集まってマンマ(母親)のランチを食べたりするという。おしゃべり好きなイタリア人が集まると、夕方近くまでランチタイムが続くこともあるらしい。


ミカさんはイタリアでおせち料理をふるまったこともあるという


「食事の前に軽食を食べながらお酒を楽しむ『アペリティーボ』という習慣も、イタリア暮らしの魅力のひとつ。夕方頃になると、仲間や同僚たちとバールで一杯飲みながら、おしゃべりを楽しむ光景がよく見られます。カクテルやワインを頼むと、いろいろなおつまみが付いてくるのもお得です」


イタリアで暮らすようになってから、より人間らしく生きられるようになったというミカさん。というのも、イタリア人は感情表現が豊かで、喜怒哀楽が激しいのだとか。


「よくも悪くも、相手が何を考えているかがわかりやすい。思ったことをストレートに口にして相手に伝えることは、とても人間らしくていいなと感じました。日本にいた頃と、コミュニケーションの取り方が変わりましたね」


また、イタリア人は日本人とくらべると、よく言えば寛容、悪く言うとルーズ。そういった人たちと日々接することで、ミカさんは生きていくのが楽になったという。


「何をするにも時間がかかるし、予定はあってないようなもの。そんなイタリア人気質に、最初はイライラすることが多かったんです。けれども、いつしかそういうものだと思えるようになってからは、そのいい加減さやユルさがちょうどよくなり、生きていくのが楽になったような気がします」

物価や税金が高い! 万が一、病気をしたときも日本と違って面倒

(ペイレスイメージズ/アフロ)


では旅行と違って、イタリアでの暮らしは大変だと感じる点はどういうところだろう。


「一般的な社会人の給料が日本にくらべてかなり低いのに対し、物価や税金が非常に高いこと。これには最初、とても驚きました。また、日本のようにどこにでも24時間営業のコンビニがあるわけではありません。今はもう慣れましたが、昼休みが長く19~20時には店が閉まってしまうという状況に、暮らし始めた当初は不便さを感じました」


また、イタリアに住んでみてミカさんが一番困っているのは医療面。ホームドクター制を敷いていることから、日本のように目が悪ければ眼科、皮膚の調子が悪ければ皮膚科と気軽に病院に行けないのだという。


「イタリアでは、どんな病気でもまずはホームドクターにかかります。その後、検査が必要ならホームドクターの処方箋を持って新たにASL(保険医療機関)で検査予約を取り、また別の病院なりクリニックで検査という流れ。しかも予約が取りづらく、検査は数ヵ月~1年後ということもあります。『受診予約が取れた頃に、すでに重症化していたら…』と考えると、おちおち病気にもなれません。ちなみに、こうした手続きが不要なプライベートな医療機関もありますが、費用は通常の2~3倍と高額になります」

イタリアでは、さまざまな職種の日本人が活躍中!

ミカさんのように、イタリアに憧れて渡伊する日本人は多数。彼女が暮らすエミリア・ロマーニャ州だけでも、200人近い日本人が住んでいると言われているそう。ちなみに、その人たちはどんな職業に就いているのだろうか。


「知人・友人を含めて、身近な日本人だけでも軽く50人以上います。料理人から翻訳・通訳者、日本語教師、オペラ歌手、ピアニストなど、その職種はさまざま。イタリア人と結婚している主婦の方も、たくさんいます」


ちなみに、ミカさんの今の仕事はキッチンスタッフ。2016年にボローニャに誕生した日本人経営の家庭料理店「Yuzuya-柚屋-」で働いている。イタリアで本物の日本食が味わえるお店として、オープン以来多くのイタリア人や日本人で賑わう人気店だ。


「経営者として活躍する日本人の友人に誘われて、キッチンを担当することに。イタリアで本格的な和食を提供すべく、日本人の同僚たちと力を合わせて頑張っています」


仕事もプライベートも充実させながらハッピーライフをエンジョイしているミカさんから、最後にイタリアに移住したい方へのアドバイスをもらった。


「いざイタリアに移住となると、言葉の問題以外に公的手続き(特に滞在許可証関連)に関し、必ずと言っていいほど壁にぶち当たると思います。家探しひとつとってもそう。何事も一筋縄ではいかず、時間がかかります。『効率化』といった言葉自体、ないに等しいのがイタリア。けれども、そんななかでも本音でのコミュニケーションを楽しみ、いい意味であきらめの気持ちをもつことが大事です。また、余暇をじゅうぶんに楽しみ、思いきり人生を謳歌することがイタリアでの暮らしを楽しむコツではないでしょうか」

最終更新日:2019年02月05日

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