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「敷金・礼金ゼロ」の賃貸物件は本当にお得なのか? 敷礼ゼロの...

2019年02月13日

イダツカ・ノサ

「敷金・礼金ゼロ」の賃貸物件は本当にお得なのか? 敷礼ゼロの仕組み

決してお得というわけではない!?

「敷金・礼金ゼロ」の賃貸物件は本当にお得なのか? 敷礼ゼロの仕組み

写真:アフロ

敷金・礼金ゼロの物件は、初期費用を抑えたい人の心強い味方!

まもなく、引っ越しシーズンが到来。賃貸住宅で新生活をスタートさせるとなると、前家賃や仲介手数料、敷金・礼金、引っ越し費用などを含め、軽く数十万円はかかってしまう。「少しでも新生活の初期費用を抑えたい」という人にとって、心強いのが敷金・礼金ゼロの物件。それをウリにしている賃貸仲介会社や賃貸サイトも存在する。


不動産のプロとして活躍する日京ホールディングスの高杉義征さんによると、敷金・礼金ゼロの物件は「初期費用を極力抑えたい」という世の中のニーズに応えて誕生したのだとか。同時に、敷金・礼金ゼロの物件に多い1R・1Kの賃貸市場は競争が激しいため、付加価値をつけようとする賃貸仲介会社や貸主側の思惑もあるという。


けれども、安かろう悪かろうという言葉があるように、敷金・礼金ゼロの物件を借りるのは心配という人もいるだろう。実際のところ、通常の賃貸物件とくらべて大きな差があるのだろうか。


「物件そのものに差はありません。賃貸物件を建築するにあたって、敷金・礼金ゼロ物件用の間取りや仕様は存在しません。あくまでも賃貸募集の戦略上、敷金・礼金をゼロにする選択を貸主さまがされただけ。敷金・礼金がゼロだからといって、物件のクオリティーが低いというわけではないのです」(日京ホールディングスの高杉義征さん/以下同)

敷金・礼金ゼロでも、貸主側は損をしない仕組みに!

ペイレスイメージズ/アフロ


敷金・礼金をゼロにしてしまうと、貸主側が得られる収入は大きく減ってしまうはず。借主側にとってはとてもありがたいけど、不動産のオーナーはかなり損をしてしまうのではないだろうか。


「貸主さまが損をすることはありません。なぜなら、敷金・礼金ゼロの物件は、月額の家賃にその分を上乗せし、広く薄く回収していくビジネスモデルだからです。さらに、敷金・礼金ゼロの物件の多くは、1年未満に退去する場合、家賃1ヵ月分の違約金を支払うなどの特約条項を設けているケースがほとんど。そうすることで早期退去を防ぎ、ゼロにした敷金・礼金を安定的に回収できるようにしているのです」


また、敷金というのは部屋を退去するときの原状回復にかかる費用として、入居前に預けておく保証金のようなもの。退去時の原状回復費用は原則、国土交通省のガイドラインに即して精算されるため、その費用を入居時に支払うか、後で実費精算をするのかの違いでしかないのだという。

長く住む場合、敷金・礼金ゼロの物件のほうが高くなるケースも!?

写真:アフロ


つまり、敷金・礼金ゼロの物件は入居時の初期費用を抑えられるというだけであって、通常よりもリーズナブルに住める物件というわけではないようだ。それだけでなく、場合によっては敷金・礼金ゼロの物件を選ぶことで、逆にコストが高くなってしまう場合もあるのだという。


「長く住めば住むほど、その危険性が高まります。というのも、敷金・礼金分を家賃に上乗せしている分、相場よりも高い家賃で住み続けることになるからです。ですからどこかのタイミングで、敷金と礼金分を超過してしまうことに。下記の例を見ていただければ、そのことがひと目でわかるでしょう」


2年間住んだ場合の費用


◆家賃5万円(敷金1ヵ月・礼金1ヵ月分)の物件

家賃5万円×24ヵ月+敷金5万円+礼金5万円=130万円


◆敷金・礼金ゼロにする代わりに家賃が5.5万円に設定された物件

家賃5.5万円×24ヵ月=132万円


敷金・礼金をゼロにした分がいくら家賃に上乗せされているのかにもよるが、上記の例だと2年間住めば敷金・礼金ゼロの物件のほうが損をするという計算になる。しかも、その後も相場より毎月5000円多めに家賃を払い続けなければいけないのだ。



つまり、「敷金・礼金ゼロの物件=お得!」と、すぐに飛びつくのはやめたほうがいいということ。賃貸住宅で新生活をスタートさせる際は、用意できる初期費用やどれくらいの期間住むつもりかなどを考慮し、物件を選ぶことが大事なようだ。


最終更新日:2019年02月13日

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