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「家賃は手取りの3分の1」はもう古い、ってホント!?

2019年07月01日

イダツカ・ノサ

「家賃は手取りの3分の1」はもう古い、ってホント!?

家賃滞納のリスクを防ぐには?

「家賃は手取りの3分の1」はもう古い、ってホント!?

写真:アフロ

今の時代、家賃の理想は「手取りの4分の1」!

賃貸トラブル解決のパイオニア的存在である、太田垣章子さんの著書『家賃滞納という貧困』(ポプラ新書)


これまで、賃貸物件を借りるときの家賃は、「手取りの3分の1」が目安とされてきた。ところが、『家賃滞納という貧困』(ポプラ新書)の著者で、司法書士の太田垣章子さんによると、この概念はもう過去の話だという。


「理由は、私たちの生活がかつてよりもお金がかかるスタイルへとシフトしているからです。たとえば、スマホやケータイがなかった昔と違って、今は毎月の通信費にお金がかかるようになりました。さらにコンビニや自販機で気軽に飲み物が買えますし、外食や中食で手軽に食事が済ませられるのが普通。水筒を持参したり、自炊したりする場合とくらべて、明らかに食費がかさみます。そのようななか、月収の3分の1が家賃で出ていってしまうと、家賃滞納のリスクが高まってしまうのです」(太田垣章子さん/以下同)


賃貸トラブル解決のパイオニア的存在として、2200件以上の家賃滞納者の明け渡し訴訟手続きに携わってきた方の言葉だけに、かなり説得力が高い。では、お金がかかるライフスタイルに変化した今の時代、家賃は月収のいくらくらいを目安とするのがベストなのだろうか。


「理想は、『手取りの4分の1』に抑えることです。手取り20万円の人であれば、家賃5万円以下の物件で暮らすこと。それ以上となると、とても貯蓄は無理でしょう。そんななか、病気になったり職を失ったりすると、とたんに家賃が払えない状況に陥ってしまうのです」

家賃が払えなくなるリスクの原因は、ライフスタイルの変化だけではなかった!!

写真:アフロ


多くの家賃滞納者と向き合ってきた太田垣さんによると、普通に生活するだけで以前よりお金がかかるという現在の状況が、家賃を払えなくなる原因になっているケースが多いという。ただ、それ以外にも家賃滞納リスクを高める要因があるのだとか。


「ひとつが、部屋を借りる人の心強い味方とも言える、家賃保証会社のニーズが増していること。連帯保証人が不要になるので非常に便利なのですが、貸主との間に家賃保証会社を挟むことで、私たちは身の丈以上の物件を借りやすくなってしまいました。たとえば、手取り20万円で家賃10万円の部屋を借りるために親に連帯保証人を依頼すると、『身の程を知りなさい!』と突っぱねられるでしょう。ところが、家賃保証会社の審査に通ってしまえば借りることができてしまう。このように、今は身の丈以上の物件を借りるハードルが下がっているのです」


家賃滞納のリスクを下げるには、太田垣さんが提唱するように『手取りの4分の1』に抑えることが大事。ところが都心を中心に、そもそも家賃が安い物件が見つけづらいという問題あるという。


「都心では、4畳半1間の風呂なしアパートを見つけることさえ、難しくなっています。理由は、老朽化した木造アパートの建て替えなどによって、ハイスペックの物件が続々登場しているから。それに比例して、以前よりもリーズナブルな家賃の部屋を見つけるのが難しくなっています。結果、やむなく身の丈以上の物件を選んでしまったという人も少なくないでしょう」

家賃滞納のリスクが高まっている時代に、やるべきこと!

写真:アフロ


では、家賃滞納のリスクが高まっている時代に、自分の身を守るにはどうすればいいのだろう。


「身の丈以上の物件に住んでいる人は、家賃が『月収の4分の1』の物件に引っ越すことが第一歩。リーズナブルな家賃の部屋が減っているとはいえ、エリアや立地にこだわらなければ、まだまだ見つかるはずです。ただ、引っ越しをするとなると、大金が必要になってくるので難しいという人も。そういった人は、傷が浅いうちに生活レベルを下げる努力をしましょう」


自炊を心がける、コンビニに寄らない、ネットショッピングの利用を控えるなど、生活レベルを下げるために今すぐ実践できることはたくさんありそう。そうして抑えた出費を、貯蓄に回すことが大切なのだとか。


「半年から1年ほど収入が途絶えても暮らしていける貯蓄をキープしておきましょう。そうすれば、急に収入が途絶えてしまったとしても、路頭に迷わなくて済みます」


太田垣さんによると、今は大丈夫でも高齢になってから家賃滞納に悩まされる人も少なくないという。


「気力も体力も落ちてくる70~80代になってから、家賃が安い物件に引っ越しをするのは大変。そもそも、高齢者は賃貸物件を借りづらいという現状もあります。ですから、将来が心配な方は貯蓄やいずれもらえる年金をもとに生活シミュレーションを行い、比較的早い段階で身の丈に合ったセカンドライフをスタートさせるようにしてください」


最終更新日:2019年07月01日

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