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空間や設備に対する後悔ポイントがいっぱい!
家は、多くの人にとって人生で一番大きな買い物。だからこそ、いっさい妥協をせずに理想の住まいを手に入れたいと思うだろう。誰もが念入りに準備をして、慎重に購入を検討するはずだ。とはいえ、実際に住んでみないとわからないことが多いのも事実。そこで、みんなが家を買ってから気づいた後悔ポイントを紹介しよう。まず、一番多かったのは空間や設備に対する不満だ。
「注文住宅でけっこうこだわったのですが、キッチンや階段の配置など『もう少しこうしておけばよかった』という点がいっぱい。施工会社に急かされて、慌ててプランニングしたのが悔やまれます。模型をつくってもらって、シミュレーションしながら決めればよかった」(40代・新築一戸建て)
「一戸建ては階段が多くて、意外と面倒。しかもうちの場合、洗濯物は屋上に干さなくちゃいけないんです。毎日のことなので、行ったり来たりが疲れる」(40代・新築一戸建て)
「購入前はロフトって便利そうと思っていたけど、意外と使わない。そのぶん、天井が高いほうがよかった」(30代・新築一戸建て)
「バスルームに窓がないと、すぐにカビが生えて掃除が大変! 窓がある物件にしておけばよかった」(40代・新築マンション)
「エアコン室外機の設置スペースのことを、しっかり考慮しておけばよかった。室外機を置くとなると大規模な工事が必要になるため、エアコンをつけたくてもつけられない部屋があるんです」(40代・新築一戸建て)
「オール電化にしたものの、電気の床暖房では冬の寒さに耐えられず…。結局、ガスの床暖房に工事し直すことになりました」(40代・新築一戸建て)
「家が広く見えるようにと白い壁紙にしたけれど、壁紙がこんなに汚れるとは思わなかった。グレーか柄の壁紙にすればよかったと大後悔!」(40代・新築一戸建て)
「西向きの部屋で日中から夕方まで日が差し込むため、夏の暑さがハンパじゃありません。クーラー代もバカにならないので、日当たりはいろんな意味で大事だなと実感しています」(40代・中古マンション)
近隣の生活音とは異なる「音」の問題に悩まされることも!
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次に多かったのが、「音」に関する後悔ポイント。マンションの場合は「生活音による騒音トラブル」がよく問題に挙がるので、常に気を使って生活をする必要がありそうだ。と思ったら、近隣の生活音とはまったく異なる「音」の問題もあるみたい。
「我が家のトイレは、リビングの真横に配置されています。腹痛時の恥ずかしいサウンドやトイレットペーパーのカラカラ音が、リビングに響き渡るのがけっこう恥ずかしいですね」(60代・新築マンション)
「テレビをつけていると聞こえないレベルなのですが、耳を澄ますとどこからかゴーッという音が聞こえてくるんです。調べてみたら、階下にあるセントラルヒーティングの管理室から聞こえる機械音だと判明。耳がいい夫は、気になって夜中に目が覚めてしまうことがあるようです」(40代・中古マンション)
「幹線道路沿いのマンションを購入。二重扉で防音完璧と言われたのですが、住んでみるとクルマの音がけっこう気になって。新築で内見ができなかったとはいえ、不動産会社の言葉を鵜呑みにせずに、同じような環境のマンションを見学させてもらっておけばよかった」(30代・新築マンション)
子どもの成長をしっかり考慮した住まい選びが大事みたい!
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子どもの誕生や成長に合わせて、新居の購入を考える人も多いはず。事前にしっかり将来のシミュレーションをしたうえで購入したものの、実際に暮らしていくうちに「もっとこうしておくべきだった」と後悔することも多いようだ。
「子どもが大きくなるにつれて、彼らのモノがどんどん増えていきます。子どもの成長をもっと現実的に想定し、収納スペースがもっとたっぷりある家を選べばよかった」(40代・中古マンション)
「子どもたちが同性ということもあって、小さいうちはひとつの空間、ゆくゆくはセパレートにできる子ども部屋にしました。大きくなって部屋を二分割したものの、お互いの部屋からの音漏れが気になるようで。こんなことなら、最初からそれぞれの個室をつくるべきでした」(40代・新築一戸建て)
「購入した家があるのは、駅から少し離れたところ。娘が小さい頃は不便を感じていなかったのですが、大きくなった今は習い事や塾に通うために駅まで送迎が必要で。駅近に家がある人がうらやましいです」(40代・新築一戸建て)
「子どもに通わせたい小学校と、住んでいる学区の小学校が違った。距離的には通わせたい小学校のほうが近いのに、こんなことがあるなんて。小学校の学区を、キチンと調べておくべきでした」(40代・新築一戸建て)
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ほかにも、「分譲マンションだけども、賃貸として貸し出されている割合を調べておくべきだった。賃貸の部屋はコロコロ住民が変わって、ゴミ出しなどのルールも徹底されておらず、けっこう迷惑」(30代・新築マンション)という声もあった。
また、40年ほど前に新築一戸建てを購入した70代の男性によると、「若い頃はまったく気にならなかったけど、年々階段の急な段差がつらくなってきた。今ではほとんど2階に足を踏み入れていません」とのこと。
さらには、「風水をチェックしてから購入すればよかった。離婚して家を出た後、風水を調べたら最悪だった…」(40代・新築マンション)という人もいた。
このように、実際に購入した人だからこそわかる後悔ポイントはさまざま。ぜひみんなのリアルな声を、理想の住まい選びのヒントにしてもらいたい。
最終更新日:2019年10月23日
編集者・ライター
イダツカ・ノサ
得意分野がない、先行き不安なフリーの編集者・ライター。2児の父だが、子育てにまったく参加しないため、長女が0歳の頃に妻から戦力外通告を受けた。
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