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事故物件に特化した不動産サイト「成仏不動産」ってなんだ!?

2019年10月31日

イダツカ・ノサ

事故物件に特化した不動産サイト「成仏不動産」ってなんだ!?

孤独死という社会問題対策の一助に

事故物件に特化した不動産サイト「成仏不動産」ってなんだ!?

写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート

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情報のミスマッチや機会ロスを防ぎ、孤独死という社会問題対策の一助にも!

事故物件のみを扱う不動産売買・賃貸サイト「成仏不動産」


先日、インターネットをのぞいていて興味深い不動産サイトを発見した。その名はなんと、「成仏不動産」。どうやら、事故物件に特化した不動産の売買・賃貸仲介を行うサイトらしい。調べてみると、神奈川県の不動産会社「NIKKEI MARKS」が運営していることが判明。さっそく会社を直撃し、「成仏不動産」立ち上げの経緯について聞いてみた。


「『安くていい物件だと思ったら事故物件だった』といった情報のミスマッチや、『事故物件でも気にしないのに探し方がわからない』といった機会ロスを防ぎたい。そういった想いから、2019年4月に事故物件を専門に扱う『成仏不動産』の運営をスタートしたのです」(広報担当の有馬さん・以下同)


内閣府『令和元年版高齢社会白書』によると、すでに人口の4人に1人は65歳以上の高齢者。さらに今後、一人暮らしの高齢者は増加傾向にあるという。こういった時代背景から、そう遠くないうちに孤独死が社会問題化するのは必至だ。


「不動産を所有する人にとっては、自分の物件がいつ事故物件になってもおかしくないリスクと隣り合わせの状態です。ただ、事故物件というレッテルを貼られると、買い手や入居者を見つけにくくなるのが現状。事故物件を探しやすくして流通を促進することで、不動産を所有されている方の資産価値の向上と、孤独死という社会問題対策の一助になりたいという想いも、サイト立ち上げの理由のひとつです」

一般の物件とくらべて原状回復が大変! 大がかりなリフォームが必要になることも

写真:アフロ


「「成仏不動産」では、事故物件に関する「売りたい」「貸したい」「買いたい」「借りたい」といったあらゆるニーズに対応。そのほか、所有する不動産が事故物件になってしまい、どうすればいいのかわからない方からの相談にのることも少なくないという。そういった場合は、まず特殊清掃会社や遺品整理会社を紹介するのだとか。


「一般の不動産の場合と同じで、事故物件を売ったり、貸したりしようと思ったら、まず部屋をキレイにしなければいけません。ただ、事故内容や発見の状況によって、処置の内容はケースバイケース。たとえば、以下のような手順で原状回復を行います」


【事故物件の原状回復の手順】

  • 害虫駆除
  • 菌などの飛散防止作業
  • ニオイの根源の清掃
  • ゴミなど残置物の撤去
  • 全体的なクリーニング
  • 消臭作業


ただ発見が遅れると、床下のコンクリートの基礎へ体液が染み込んでしまっていたり、壁の内側までニオイが染みついてしまっていたりすることも。そういった場合は、大がかりなリフォームを施す必要があるという。

自然死の場合は相場より1~3割ダウン

写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート


事故物件は、不動産としての価値が下がってしまうため、周辺相場よりも安くなるのが一般的。では、実際にどれくらいダウンするのだろう。


「あくまで目安ですが、孤独死など自然死の場合は相場の1~3割程度安くなるケースが多いでしょう。自殺や他殺の場合は、半額以下になることもあります。いずれにしても、相場よりも安くなるのは確実だと思っていていいでしょう。参考までに、売買物件と賃貸物件それぞれの一例を紹介します」


【事故物件例】

◆売買物件の場合

・エリア :埼玉県草加市

・部屋  :2LDKの公団

・事故内容:室内で病死(4ヵ月後に発見)

・周辺相場:約1,000万円

・売買価格:798万円


◆賃貸物件の場合

・エリア :神奈川県横浜市

・部屋  :1Kの賃貸マンション

・事故内容:ベランダで自殺

・周辺相場:約4.8万円

・募集賃料:2.4万円


事故物件に対して抵抗がなければ、相場より安く家を購入できたり、借りたりできる機会にもなるが、探す際に気をつけることは何だろうか。


「処置やクリーニングがしっかりなされているので非常にレアなケースですが、人によっては『ニオイが気になる』『雰囲気がちょっと…』ということがあり得ます。感じ方には個人差があるので、安さだけに飛びつくのではなく、必ず内見をしたほうがいいでしょう。それ以外は通常の物件探し同様、自身の部屋に対するこだわりを重視すればいいと思います」



超高齢社会に突入したことに加えて、未婚率の増加による単身世帯の増加の影響もあり、今後事故物件は増えていくことが予想される。いずれは事故物件が、部屋探しの選択肢のひとつになる時代がやってくるかもしれない。


最終更新日:2019年10月31日

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