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令和時代のリアルな東京一人暮らし~中野区・1K・23歳・大学...

2020年01月14日

イダツカ・ノサ

令和時代のリアルな東京一人暮らし~中野区・1K・23歳・大学生の部屋

昭和テイスト漂う下宿風の住まい

令和時代のリアルな東京一人暮らし~中野区・1K・23歳・大学生の部屋

中野区の1K (20.00m²)で暮らす23歳・大学生の部屋。家賃は48000円(撮影:筆者)

家賃4万8000円で風呂・トイレ別! 中野区にある超優良物件

南向きの部屋で日当たりが抜群! 冬でも暖房なしで過ごせるとか(撮影:筆者)


雑誌やSNSではなかなか目にすることができない、フツーの人のフツーの部屋を紹介する、リアルな東京一人暮らしシリーズ。第4弾となる今回は、某有名大学の政治経済学部に在籍する大学4年生(23歳・男性)の部屋を紹介しよう。場所は、渋谷区にほど近い中野区エリア。迷ってしまいそうなくらい入り組んだ住宅街のなかにある、昭和テイスト漂う下宿風の住まいだ。


住人の学生はもともと、実家がある湘南エリアから往復4時間かけて大学に通っていたという。ところが、3年生の春からスタートする就活を目前に、一人暮らしを始めることにした。勉強やバイト、サークル活動に就活が加われば、さすがに通うのがきつくなると考えたからだ。


初めての一人暮らしということもあって、彼は東京の家賃相場がさっぱりわからなかった。高田馬場にある大学から自転車で20~30分圏内で、家賃5万円以下という条件で紹介された部屋を見たときは、驚きが隠せなかったという。「狭小」「ボロボロ」「風呂なし」…、家賃5万円以下で住める部屋の現実に打ちのめされた。


そんななか、4件目の内見で出会ったのが今の住まいだ。築30年以上と年季が入っているが、日当たりがよく、部屋も広くて清潔感があり、風呂・トイレはセパレート。一歩足を踏み入れた瞬間、即決したという。


住人:学生

所在地:中野区

家賃:4万8000円

物件スペック:1K(20.00m²)、駅徒歩10分

昭和の時代はリビングの主役として君臨していたテレビがない!

昭和テイスト漂う部屋の一番のお気に入りポイントは、南向きの窓。一日中暖かい日差しが差し込むため、冬でもほとんど暖房はつけなくて大丈夫なのだとか。部屋全体で20.00m²だが、不思議と広く感じる開放的なリビング空間も気に入っているという。


部屋の特徴は、家具がほとんどないこと。家具らしき家具と言えば、リサイクルショップで1500円で買ったデスクと、ネット通販でポチッた2000円のカラーボックスくらいだ。寝床は、ベッドの代わりに自宅から持ってきた高級マットレス。朝起きると壁に立てかけるのが日課で、そうすることで部屋を広く使えている。


リサイクルショップで1500円で購入したアンティークなデスク(撮影:筆者)


マットレスを壁に立てかけておくことで部屋の空間を有効に使うことができる(撮影:筆者)


驚くことに、昭和の時代はリビングの主役として君臨していたテレビが、どこにも見当たらない。さすがは、令和時代を生きる若者。タブレット型PCで観る動画配信サービスだけで、まったく不自由はないという。関係ないが今の時代、大学の授業のメモもPCに直接入力しているとか。


もともとは和室だったため、鴨居の上には柱と柱をつなぐ横木「長押(なげし)」が存在。洋服やバッグを吊るしたハンガーを引っ掛けられるので、とても重宝しているという。彼が見せてくれたお気に入りのコートは、近くの教会のバザーで3000円で購入。世界的なファッションブランド「ピエール・カルダン」のアイテムで、内側には「山崎」とネームが縫い付けられていた。ちなみに、彼の名前は山崎ではない。


和室によくある横木の「長押(なげし)」はハンガーを掛けるのに最適!(撮影:筆者)


近くの教会のバザーで購入した「ピエール・カルダン」のコート。「山崎」のネーム入り(撮影:筆者)


畳1畳分の大きさがある、大容量の押入れ。布団や洋服のほか、教科書や雑誌も収納(撮影:筆者)

マットに、鍋に、マグカップに、寝袋…、アウトドアグッズが部屋でも活躍!

アウトドアが大好きだという彼の部屋には、キャンプで使用するグッズが満載。日常生活でも、それらを積極的に活用している。床に転がる銀色のマットが、そのひとつだ。クッション性が高く温かいので、床に座るときに役立つらしい。鍋やマグカップも、インドア&アウトドア兼用。さらに寝るときは、寝袋を掛け布団の代わりとして使用しているという。アウトドアグッズは実用性が高いので、日々の暮らしにも大活躍なのだとか。


自宅でもアウトドアグッズを積極的に活用している(撮影:筆者)


仕送りは家賃と光熱費分のみで、生活費はバイトで賄っているため、食事は自炊が中心。キッチンにはフライパンや鍋、各種調味料がしっかり揃っていた。冷蔵庫のなかにも、卵やめんつゆ、ソース、マヨネーズ、マーガリンなどがズラリ。ガスコンロは一口タイプだが、鍋料理を作るときなどはリビングでも使えるよう、カセットコンロも用意されていた。


キレイに片づけられたキッチンスペース(撮影:筆者)


キッチン横の棚のなかには調味料などがぎっしり(撮影:筆者)


「地に足がついた生活」を感じさせる冷蔵庫の中身(撮影:筆者)


昭和テイストのアパートながら、風呂とトイレはきちんとセパレート。バス空間は、畳1畳分ほどのコンパクトサイズで、浴槽はなかなか目にすることができない正方形だ。身長185cmの彼は、身体を折り曲げないと湯船に浸かることができないという。室内に洗濯機置場がないため、洗濯機は玄関を出てすぐの廊下に置かれていた。


正方形のカタチをしたレアな浴槽(撮影:筆者)


今の時代では珍しく、洗濯機は廊下に設置するスタイル(撮影:筆者)

東京での一人暮らしが、彼女との距離をさらに縮めてくれた

彼にとって、一人暮らしを始めて一番よかったことは、大学1年生の8月から付き合っている彼女と過ごす時間が増えたこと。通学に往復4時間かかり、彼女も自宅暮らしということもあって、それまでは二人だけの時間があまりなかった。ところが一人暮らしを始めてからは、彼女と一緒にいられる時間が格段に増えたという。東京での一人暮らしが、彼女との距離をさらに縮めてくれたのだ。


「この部屋で一番大切なモノは?」という質問に、彼は「彼女が作ってくれたフォトブック」と即答。自宅にいるときの定位置であるデスクの上には、「Vol.0 付き合う前」「Vol.1」「Vol.2」と3つのフォトブックが大切そうに飾られていた。


机の上に飾られているフォトブックには、学生時代をともに過ごした彼女との思い出がいっぱい(撮影:筆者)


彼も彼女も、東京での就職が決まった。この春から二人は、社会人として人生の新たな一歩を踏み出す。そして、大手不動産会社に入社する彼は、思い出がつまったこの部屋を引き払い、会社の寮に入ることになる。もちろん、新居にも彼女が作ってくれたフォトブックが並ぶだろう。そしてその数は、少しずつ、確実に、増えていくに違いない。

最終更新日:2020年01月14日

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