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濁流を耐えた「白い家」に見る、災害に強い基礎の作り方

2015年10月01日

meatcombo

濁流を耐えた「白い家」に見る、災害に強い基礎の作り方

水害を耐え抜いたアノ家は何が違う

濁流を耐えた「白い家」に見る、災害に強い基礎の作り方

台風18号の影響による鬼怒川堤防決壊の濁流に耐えた家。(写真:アフロ)

濁流を耐えた「奇跡の家」。その堅牢ぶりが話題に

9月、関東・東北地方に大きな被害をもたらした豪雨。茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊し、多くの家屋が濁流にのみ込まれた。そんななか、押し寄せる波をものともせず、そのままの形で残った一軒の家屋、通称「白い家」が話題を呼んでいる。

激しい水圧に耐えながら、流されてきた別の家をもガッチリ受け止めるという堅牢ぶり。その強さの秘密は、頑強な基礎づくりにあったという。多くの賞賛を集めた白い家を例に、災害を耐え抜く基礎づくりの重要性について今一度考えてみたい。

流されてきた別の家も受け止める。(写真:アフロ)



通常の基礎は「べた基礎」「布基礎」の2種類

一軒家の基礎とは文字通り、住宅の土台となる部分。その種類は、大きく以下の2つに分けられる。

【べた基礎】
木造住宅の多くに採用されている基礎。板状の鉄筋コンクリートを用い、建物の底全体を「面で支える」構造になっている。
【布基礎】
家の外周や主要な間仕切り壁、柱の部分を中心に、T字を逆にした形のコンクリートを地中に連続して埋め込んで支える構造。

改めて見直したい「基礎作り」


適切な基礎は、家の工法によって異なる

なお、一般的にはべた基礎の方が、様々な面で「強い」といわれている。特にメリットとして挙げられるのが、防湿性の高さ、シロアリへの耐性、不同沈下(液状化)に強いといった特性。

だが、じつは適切な基礎は地盤の状態や家の工法によって異なり、ケースによっては一概に優劣をつけることはできない。たとえば、軽量鉄骨造(プレハブ工法)の家の場合、建物下部にかかる荷重が部分的に集中するため、面よりも線で支える布基礎が適しているとされる。そのため、積水ハウスやへーベルハウスといった軽量鉄骨造を用いるハウスメーカーで採用されているのは、基本的に布基礎だ。

つまり、重要なのは「べた基礎の方が強くて安心」という固定的イメージに惑わされず、地盤や工法などをふまえた上で設計者とよくよく相談しつつ、最適な選択をすることである。


「白い家」の基礎は?

ちなみに話題の「白い家」は鉄骨2階建。施工は旭化成ホームズのヘーベルハウスである。ヘーベルハウスは基礎のコンクリートに埋め込む鉄筋の数が多い「ダブル配筋」を採用するなど、頑強な家づくりで知られているが、「白い家」の場合は標準の基礎に加えて18本の杭(パイル)を地中に打ち込むという盤石の対策がなされている。東日本大震災を受け、「災害に強い家」をつくろうと考えた施主の思いが、未曾有の水害から家族の命を救うことにつながった。

もちろん、頑強な家をつくるにはそれなりのコストもかかる。しかし、今回の水害はお金に変えられない大事なものを、改めて見直すきっかけになりそうだ。



最終更新日:2015年10月01日

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