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猫に加えて爬虫類も。多種多頭飼いの秘訣 木村邸・中編

2017年03月07日

池内 万作

猫に加えて爬虫類も。多種多頭飼いの秘訣 木村邸・中編

俳優・池内万作のおうちコラム

猫に加えて爬虫類も。多種多頭飼いの秘訣 木村邸・中編

猫の姿が見えなくなった……と思ったらみんな台所で陽に当たっていた、の図。

前回までのあらすじ

こんにちは。
今回も前回に引き続き、湯河原よりお届け致します!
お話を伺っているのは湯河原で筆者がお世話になっている薫さん、そしてモデルを頑張っている優美ちゃん。
なんとなんと、犬、猫、カメ、ヘビがそれぞれ三匹ずついるおうちです。
前回はケーキを食べながら優美ちゃんのモデル業や、犬に育てられた猫の話を聞かせてもらいました。

今回は優美ちゃんのお母さん、薫さんの話を中心に聞いていきたいと思います。
でも、せっかく可愛い部屋にお招き頂きましたので、まずは優美ちゃんのお部屋をご紹介!

パレットで作る家具

和やかに戯れる優美ちゃんとレイ。最低な笑みを浮かべる筆者。

和やかに戯れる優美ちゃんとレイ。最低な笑みを浮かべる筆者。


微笑ましい雰囲気を完全にぶち壊すオッサンの不適切な表情、申し訳ございません。
たまたま一瞬の表情なんですけどね。
写真は怖いですね(笑)。
いやいや。そんなことはどーでもよろしい。
木目が暖かく可愛い部屋です。
さっそくカメラマンが写真を撮りながら、優美ちゃんに話を聞きます。

カメラマン「棚とか、ベッドもすごいカワイイ!」

優美ちゃん「パレットで作ったんですよ。こういうの作ってくれる知り合いがいて。一緒に作って」

カメラマン「パレットなんや! 小物とか入っていいね~」

薫さん「でも、サイズが合わないから角に小指をぶつけるのよね……」

優美ちゃん「あるある(笑)」

と、カメラマンが貴重な情報を聞きだしてくれました。(足の指をぶつける話ではなく、パレットの話です)

パレットで作ったベッド。使用感のある木目がいい味を出している。絵の具とは関係ない。

パレットで作ったベッド。使用感のある木目がいい味を出している。絵の具とは関係ない。


このベッド、パレットを使って手作りしたものだったんですね。
ご存じの方も多いと思いますが、パレットとは輸送の時に使うスノコ状の台座のこと。非常に丈夫で、サイズや種類も色々。
値段も中古なら数百円のものからある、DIYの強い味方です。

パレット。しつこいようだが絵の具とは関係ない。(写真:アフロ)

パレット。しつこいようだが絵の具とは関係ない。(写真:アフロ)

襖の開口部を簡単間仕切り

筆者の背後は、襖を外し開口部を塞ぎ作った壁。

筆者の背後は、襖を外し開口部を塞ぎ作った壁。

木目が印象的な優美ちゃんの部屋ですが、元は和室でした。
上の写真で、筆者の背後にも木材が配置されていますが、そこには襖があったのだとか。
襖を取り払って出来た開口部の上下、鴨居と敷居の間に間柱(まばしら)を三本立て、布で開口部を塞ぎ、上から横に板を打ちつけてこのように壁にしたのです。
大きな板で塞いでしまうより見た目にも柔らかく、パレットとマッチし部屋に統一感が生まれますよね。
思い出の品や写真を飾ったり、カバン、服をかけられたりして便利だし。

写真にはウーロン、レイ、薫さん、そしてチビとメイを育てた猫のハーレーも。

写真にはウーロン、レイ、薫さん、そしてチビとメイを育てた猫のハーレーも。


「ベストボディジャパン」の全国大会でファイナリストに残った際の記念も。

「ベストボディジャパン」の全国大会でファイナリストに残った際の記念も。


和室の改造を考えている方はご参考に!

「猫薄」の理由

さてさて。
「人と猫と家と幸せ」がテーマだと標榜しているこのコラム、今回は同じ屋根の下に三匹も猫がいるというのに、ちょと「猫薄」な傾向にあるようです。
どうも、猫が登場する隙がないのです。
「同じ群れの仲間」である人間と行動を共にしたがる犬たちは、常に薫さんと優美ちゃんの周りにいました。
しかし、猫はそれぞれの思うがまま、好きなところに足を運び、好きに寛いでいます。
犬と猫は同じ「ミアキス」という小型哺乳類から枝分かれして独自進化を遂げた生き物ですが、同じ先祖を持つのに、ずいぶんと違うものだと改めて思いました。

今回はさらに、犬や猫の他にも、カメとヘビという伏兵も潜んでいます。
猫はうちにもいるし、犬も身近な生き物だし。
しかし爬虫類のことはなにも知らないぞ……
というわけで、「猫薄」を承知で、爬虫類の話を聞いてみたいと思います!

爬虫類を飼う醍醐味とは!?

薫さんはもともと爬虫類が苦手でしたが、優美ちゃんが拾ってきたカエル(これは両生類ですけどね)ですっかりはまり、トカゲ、カメレオン、エリマキトカゲなどを経て、現在はカメとコーンスネークというヘビを三匹ずつ飼っています。

実はイケウチ、爬虫類好きの人にずっと訊きたい質問がありました。
犬や猫と暮らす気持は分かる。
なつくし。癒されるし。心の交流もある。
だけど爬虫類って……
その辺を薫さんに伺っていきたいと思います。

薫さんとチビ

薫さんとチビ


イケウチ「爬虫類を飼う人って……何が、その……楽しくて飼ってるんですか? なつくってわけでもなさそうだし……『爬虫類を飼う醍醐味』って一体なんなんですか?」

薫さん「確かに『おいでっ』って言っても来ないよね……いやいや。カメもくっついてくるし! 娘に慣れてたカメは、娘の後をついて歩いてた!」

カメラマン「うちで飼ってたカメもくっついてきてた。親だと思ってるんでしょうな」

薫さん「慣れてないと凶暴だからね。人に触られることに慣れるというのが、『なつく』なのかも。あと鑑賞? カメはあんなにいかつい顔してるのに可愛かったりとか、ヘビだって気持ち悪いでしょ? でも、よ~く観察すると、目がクリクリしてて~!」

カメラマン「昨日カエルを撮ってるカメラマンの『厳選十九枚』ってのをSNSで見たんだけど、それがすっごく可愛いの!」

薫さん「可愛いいよねえ~! 私もカエル飼ってたよ~! 表情があるのよ! カエルが虫を食べる時とか凄い可愛いんだよお、こうやって、こうやって……」

カメラマン「飼うの大変じゃないっすか? カエルは湿地帯の生き物だし、トカゲもある程度水分必要ですよね?」

薫さん「でもその環境さえ作っちゃえば。前は120センチくらいの水槽の中に、水を濾過する機械あるでしょ? それで池みたいなのを作り、砂漠の砂で砂漠を作り、そこにコオロギを放し、そうするとコオロギがそこで卵を産んでエサは勝手に増えていき……」

カメラマン「閉ざされた生態系を作っちゃうんですか~!」

薫さん「隙間からコオロギが脱走して家中コオロギだらけになったりした時もあったけど(笑)」

薫さんとカメラマン、なにやらえらく盛り上がっております(笑)。
すぐに理由を求めるのは人間の悪いクセなのかも知れませんね。
単純に「好き」なんですねえ。
「好き」になるのに理由はいらねえんだなあ。理由なんて後付けなんだよなあ。
なんてことを考えていると、話は思わぬ方向に進み始めたのです。

爬虫類の交配からの教訓

ヘビの飼育箱。各箱に一匹ずつ分かれて飼育されている

ヘビの飼育箱。各箱に一匹ずつ分かれて飼育されている


薫さん「どうも私、子供を産ませたくなっちゃうのね。動物飼うと」

イケウチ「ええっ! どういうことですか、それ?」

薫さん「どういう風になるんだろう、みたいな? トカゲに卵を産ませて、それをふ化させて、『おおお』っていったり」

イケウチ「『おおお』ですか(笑)」

薫さん「ヘビ見た?」
 
イケウチ「見ました見ました。あれ、一匹ずつ別の箱に入ってるんですね。なんか勝手なイメージで、みんな一緒の箱の中でクネクネって絡みついてるところをイメージしてたんですけど」

薫さん「交配させるには、離して一匹ずつの方がいいんですよ」

イケウチ「……そこも交配なんですね(笑)」

薫さん「まあねえ(笑)。上の二匹が夫婦なんですよ。ヘビにも相性もあってね」

イケウチ「ヘビでもですか?」

薫さん「そうそう。そういう時期になって女の子のところに男の子を入れるでしょ? そこで女の子が『イヤだあ~』って言ったらもうアウトなんですよ。例えそこで相性が合っても、いつもいつも一緒にいるとマンネリしちゃって交尾しなくなっちゃう」

イケウチ「へええ~!」

薫さん「たまに会うのがいいみたい。ずっと一緒にいると、もう全然ダメ。人間と一緒(笑)」

イケウチ「なるほどねえ~」

カメラマン「あははは」

薫さん「カメだけはまだ交配に成功していないんですよ。カメは大きくならないと性別が分からないんだけど、うちのはメスだと思って大事に育てたら、全員オスだったっていう(笑)」

イケウチ「そりゃあ、無理ですねえ(笑)」

子供を期待されていたカメ

子供を期待されていたカメ


夫婦には適度な距離間を。
マンネリは良くない。
オスだけだと子供は生まれない。
世界は人生への教訓に満ちていますね(笑)。
メモしとこっと。

「多種多頭飼い」のコツ

カメとヘビの話を聞いたところで、再び犬と猫に話を戻したいと思います。
多頭飼いを考えている方、あるいは犬と猫の両方と暮らしたいと思っている方には、新しい家族メンバーをいかに迎えるべきか、気になるところだと思います。
先住者と新参者の相性が悪くて……そんな話はよく聞きますが、なぜ木村家の「多種多頭飼い」はこんなにうまくいっているのでしょうか??
今回は、最後にその秘密を尋ねていきたいと思います。

今度は哺乳類について語る薫さん

今度は哺乳類について語る薫さん


イケウチ「新しい子が来た時ってすぐに打ち解けるもんですか?」

薫さん「慣れるまではやっぱり、『こいつ何者?』って見てるわよね」

イケウチ「そういう時はどうしてるんですか? 高いところから見てるんですか?」

薫さん「どうだっけ(笑)」

イケウチ「あんま気にしてないっすか?」

薫さん「とりあえず、『これはうちの家族だから、しょうがねえな』って気がつくまでは、こう……ちょっと牽制してるよねえ」

イケウチ「でも凄いですよね。猫も犬も仲悪いとかないんですもんね」

なんの違和感もなく同じ空間にいる犬と猫

なんの違和感もなく同じ空間にいる犬と猫


薫さん「よくあるじゃない、二匹目飼おうと思ったら喧嘩しちゃったとか、捨て猫を拾ってきたら先住者とうまくいかないとか。『やっぱりうちの子とは合わないんだ』ってすぐに決めちゃうのは違うよね。ダメなのは当然じゃない、初めて会うわけだから。時間をかけて馴らせていかなきゃ。やっぱり一ヶ月二ヶ月経たないと。しばらくは近寄ったりしないし」

イケウチ「一ヶ月、二ヶ月ですかあ」

薫さん「動物って猫も犬もそうだけど、神経質に飼ってしまったら神経質になってしまって、病気になったりしやすいでしょ? もちろん子供もそうだけど。意外とやりっ放しでほったらかしの方が、その環境に慣れて何とか生きていこうとする」

イケウチ「それぞれの適応能力を信じて、あとはなるようになるだろう……みたいな?」

薫さん「そうそう。だから、最終的にはあまりなにも考えていないってこと(笑)」

イケウチ「にゃるほど(笑)。もしかして、それは子育ても同じ?」

薫さん「そうです!」

優美ちゃん「自由にやらせてもらいました(笑)」

そう言って笑う薫さんと優美ちゃん母娘でした。
パッと聞くといいかげんで雑に聞こえますが、放任主義と無関心は全然別物ですからね。
好きにさせながら温かく見守り、必要とあらばちゃんと介入する。
それには忍耐と勇気と覚悟、そして信頼が必要です。
あれこれ色々と心配するよりも「なんとかなる! ダメなら責任取ったるわい!」というスタイルも筆者は豪快でとても好きですよ。
はい。

日だまりの中の二人

日だまりの中の二人


というわけで、今回は「猫薄」だったこのコラムですが、次回はコラム史上最凶の脱走猫が満を持して登場致します。
さあ果たしてその驚くべき手口とは!?
それでは次回をお楽しみに~!!
(文・池内万作 写真・池内みちよ)

【取材協力】

池内万作(東宝芸能)
1995年映画『君を忘れない』で俳優としてデビュー。以後、映画・テレビを中心に活動中。代表作として「こちら本池上署」シリーズ(TBS)、映画「光の雨」、「この世の外へ~クラブ進駐軍~」、「犬神家の一族」等。

最終更新日:2017年03月07日


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