ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
>
和室の床がフカフカするので直してみる Part2

2017年11月10日

池内 万作

和室の床がフカフカするので直してみる Part2

俳優・池内万作のおうちコラム

和室の床がフカフカするので直してみる Part2

一階の和室に座る筆者。築四十三年経ち、色々とガタが来ている。

前回までのあらすじ

フラフラと敷地内を彷徨う筆者。


どうもどうも。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

和室の畳が踏むとフカフカするので、自分で直してやろうじゃないか!

素人考えに畳を外してみたところ、畳の下の板が湿気でボロボロになっており、釘頭は錆びて床から抜けそうにもなく、ボロボロになった板は壁の下に入り込んでいる。

こんなの本当に自分の手に負えるのか!?


膝をつき、途方に暮れる筆者。


一時は諦めて業者を呼ぶことも考えました。

やっぱりそれは悔しいし、頑張って自分で直して、浮いたお金で焼肉食べに行きたいのです(笑)。

というわけで、床をベリベリとめくり、もう後戻りは出来なくなった!

というのが前回まで。今回はその続きからです!

和室の床がフカフカするので直してみる Part1

状況確認

ベリベリと板をはがす筆者。かつて一枚の板だったとは信じられない。


さてさて。

まずは一枚板をはがして、状況を把握。

板の下がどうなっているのかも分かりませんからね。

一枚はがして手に負えないようだったら、そこで撤退して大工さんに頼むという手も、まだあります(笑)。


湿気でボロボロになった板は面白いほど簡単に剥がれていく。


痛んだ板の破片をむしり取っていくと、あっという間に小さな穴が開き、そこからフワフワした繊維の固まりみたいなモノが現れました。

どうやら断熱材のようです。

つまりうちの床は上から、畳、畳の乗っていた地板、その下に断熱材、薄い板とあって建物の基礎がある、という構造的のようです。


断熱材の下の薄い板。押すだけでひび割れるほど脆くなっている。


構造も把握したので作業ペースをアップ。

一番傷んでいた地板を一気に撤去!

湿気で木が痛むということ

薄い板と横にわたされた木材の間に挟まっていた断熱材は真っ黒に変色していました。

コホンコホンと咳が出るくらいのカビとホコリ。

これは撤去しないとまずいでしょう。

さっそく断熱材をかき集めてゴミ袋に放り込みました。


断熱材を撤去する筆者。一番下に薄い板。その上に断熱材と、横に伸びた木材がある。

床下から取り出した断熱材。


いやあ、ビックリした。

まさかこんな世界が畳一枚隔てたところに広がっていたとは……

まるで人間の笑顔の裏に潜む本音のようです(笑)。

なんていうことはさておきですけど、ともかく湿気は恐ろしいですねえ。

専門家じゃないので「こうなった原因は○○です!」と断言することは出来ません。しかし、長い間人に使われず閉め切られていたのが要因でしょう。

閉じ込められた湿気はどんどん畳に、そして板にと吸収されていったのです。

「人が住まない家は傷む」というのは本当なんだなあと実感です。


面倒なので傷んだ板の上に新しい板を載っけて終わらせようと思ったんですが、これを見ちゃうとさすがにそうはいきません(笑)。

いい機会なので、傷んだ板とカビた断熱材を全部撤去、交換する方向で検討していきたいと思います。

釘問題

釘頭がちぎれ残った釘。


しかし問題がありまして。

板をはがしても釘が残っているんですな。

このままだと釘が邪魔でこの上に新しい板を置くことが出来ない。

ならば釘抜きで!

と釘を抜こうとしたらバキッと釘頭が折れ、顔をかすめて飛んでいく始末。

釘も長年の湿気で錆びてボロボロになっているのです。

釘頭がなければ抜くことも出来ないじゃん……

どうすりゃいいんだ!

その時にふと思いだしたのが、こんな文明の利器。

グラインダー!

グラインダーにつけた切断砥石「スーパーリトル」。フォントが可愛い。


ディスカバリーチャンネルかなんかでしょうか。

グラインダー(砥石を回転させて材料を切削したり研磨することができる工具)を使って錆びた金属を切断してる光景を見たことあるような……、ないような……

ま、試しにやってみますか!

というわけで目を守るためにゴーグルをはめ、グラインダーの電源を入れ、高速回転するスーパーリトルを錆びた釘にソロソロと押し当てると……


飛び散る火花。まさにディスカバリーチャンネル。

切断された釘。まさに秒殺。


切断に成功!

おおお~。以外に簡単だ。

しかし角度的にグラインダーが使えない釘もありました。

仕方ないので金槌でガンガン叩いて木の中に埋没させてやりました。

案外こっちが正解だったのかもしれません(笑)。


叩いて木の中に打ち込んだ釘。

もう一つの問題

引きはがした板の残りが、これ。


こうして釘問題は解決したのですが、問題がもう一つ。

写真にあるケバケバになった部分です。

実はこれ、ボロボロになっていた板の残骸。

畳の下にあった傷んだ板は壁の下まで伸びていたので、板をはがした時に取りきれず、壁と柱の間に残ってしまったというわけ。

これではケバケバが邪魔になって、新しい板をキチンと設置できません。

強引に置いたら床に隙間が出来ちゃいますからね。

隙間が出来ると暖房効率も悪くなるし、虫も入る。

長くなるので説明は省きますが、床下結露の原因になるかもしれません。

というわけでここは一つ丁寧な仕事をしたいと思います。

ケバケバを除去

ペンチで細かい木片をひたすら引き抜くという作業を続けること30分。

ホコリとカビでおでこが痒くなり、手荒れも悪化し、咳まで出始めたので今回の作業はここで終了!


必死な筆者。

少しずつペンチで木片を取り除く地味な作業。


床下の状況も分かり、大まかな方針も決まったので非常に有意義でした。

見えなかった出口が遠くに見えた、そんな感じでしょうか。

しかし、傷んだ板や断熱材を取り払ったあと、どんな措置をほどこすのかはまだ決まっていません。

近いうちに一回目に登場した一級建築士のミノルさんに今後の方針を相談した方がよさそうですが……

それは腐った床をぶっ壊しながら考える事にしましょう!


次回は破壊あるのみ!!

ではまた!


今回ご協力いただいた工具の皆さま


(文・池内万作 写真・池内みちよ)



池内万作(東宝芸能)

1995年映画『君を忘れない』で俳優としてデビュー。以後、映画・テレビを中心に活動中。代表作として「こちら本池上署」シリーズ(TBS)、映画「光の雨」、「この世の外へ~クラブ進駐軍~」、「犬神家の一族」等。

最終更新日:2017年11月10日


キーワードを入力してください

キーワードから探す

本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。