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DIYで畳からフローリングに(5)小林兄弟監督たちとホームセ...

2018年01月12日

池内 万作

DIYで畳からフローリングに(5)小林兄弟監督たちとホームセンターへ買出し

俳優・池内万作のおうちコラム

DIYで畳からフローリングに(5)小林兄弟監督たちとホームセンターへ買出し

部屋を出てホームセンターにやってきた筆者。実は風邪で絶不調。

前回までのあらあらすじ

どうもどうも。

畳をどかしてからどれくらい経ったことでしょうか。

腐った合板を剥がし、敷かれていた断熱材のグラスウールを除去し、錆びた釘の頭を削り落とし、なんとなーく全体の構造も把握して、剥がした板のケバケバを取り除き終えたのが前回まで。

前回(Part1~Part4)までのコラムはコチラ


四回分の記事を使い、ひたすら破壊の限りをつくしてきましたが、ここからはついに「再生」のはじまりはじまり!


生まれ変わる準備の出来た床。


というわけで、ついに壊した床を直す作業が始まるのですが、その際に色々と決めなければならないことがあります。


  • ボロボロになった薄い板は撤去するのかしないのか。
  • 断熱材はいるのかいらないのか。
  • 断熱材を入れるなら、どんなタイプの物をどこに入れるのか。


自分でも色々考えてはいましたが、ここは一つ相談の電話を入れることにしました。

お相手は、「和室の床がフカフカするので直してみる Part1」にちょっと登場した一級建築士の「ミノルさん」です!


イケウチ「ご無沙汰してます、イケウチです~。ちょっと尋ねたいことがあって……」


ミノルさん「あ、はいはい! 家のことでしょ? 行きますよ」


イケウチ「……えっ?」


ミノルさん「見ないと分からないから、そっちに伺いますわ。いつが空いてますか?」


イケウチ「……ええっ!?」


ここまで簡単な会話ではありませんでしたが、なんと湯河原まで来てくれることに!

「プロが助っ人なんて、DIY的にルール違反では!」という声が頭の中でかすかに聞こえましたが、「そんなルール聞いたこともないわい!」と無視。

日にちを調整し……

ついにやってきたのが……

左からミノルさん、健二さん、克人さん。


このお三方!

実はこの三人、兄弟でして、一番左側のミノルさんが三男、真ん中の健二さんが次男、右端の克人さんが長男、つまり、小林三兄弟が揃って加勢にやってきてくれたということになります。

そして、なんと!

克人さんと健二さんのお二人は、イケウチが出演した映画「フローレンスは眠る」でお世話になった「小林兄弟」映画監督でもあります。

今回はミノルさんがメインで、監督はあくまでも「おまけ」ですけど(笑)。


そうそう。

克人監督には以前「猫の「きゅう」と映画監督の仕事机の裏側」、「「猫は飼ってません」&激安エリザベスカラー」で作業場を取材させて頂いたことがあります。

そちらの方もよかったら是非、ご一読下さい。

現場検分・作業方針

なにやら見つめるミノルさん。


そんなわけで、東京からミノルさんが到着し、さっそく現場検証を。

今までの経緯を説明し、色々と話し合って、最終的に辿り着いた結論がこちら。


  • 腐った薄い板はそのままにする。
  • 根太(ねだ。横に渡されている木材)はしっかりしているので、その上に合板を張る。
  • 合板の上には床板を敷く。湿気を貯め込みやすい畳はやめる。


ミノルさん「薄い板を残すなら、そこに断熱材いれられますけど、どうします?」


イケウチ「でも……結露とか大丈夫ですかね?」


ミノルさん「確かに断熱材入れなきゃ結露はしませんけど……」


イケウチ「やっぱり断熱材、なくてもいいですよねえ?」


また床が腐るのだけはいやなので、なるべく湿気が溜まらない構造にしたいというのが本音なんですな。

板張りにして断熱材を使わなければ湿気で床が腐ることはまずありません。

しかし、家の裏の枯れ葉をどけ、庭の木を切ったことで、風通しがよくなり湿気も減ってはいます。


ミノルさん「床が腐ったのは長い間家を閉め切っていたからだと思いますよ。フツーに暮らすなら、湿気のことはあまり気にしなくてもいいと思います。それに……」


イケウチ「……それに?」


ミノルさん「寒いっすよ」


あっさり断熱材は採用となりました(笑)。

まずは根太と根太の間に断熱材を敷き、それが終わったら、合板で蓋をするということに決定!

ならば合板と断熱材が必要となります。

あと、「根太受け用の木材」というのも必要になるようです。

「なんじゃそれ?」という方もいるでしょうから、ここでちょっと説明を。

根太受けとは

何やら計るミノルさん。


上の写真を見ると、根太が等間隔で並んでいますよね。

でも壁際には根太がありません。根太があるのは壁の真下なんですね。

この状態では壁際部分には支えがないので板を敷くことが出来ません。

なので、根太と同じ高さの木材を壁下の根太に打ちつけて、新たに支えを作るわけです。

その木材が「根太受け」となります。

さてさて!

それでは、さっそく買い物に出発!

買い物に出発!

ホームセンターに向かう小林三兄弟&筆者とカメラマン。


いや~ようやく外ですね……

狭い部屋での作業が四週にわたって続いていましたからね。

違う風景が新鮮です。

近所のホームセンターに着くと、ミノルさんはさっそく足早に商品を探し始めました。

その動きは確信に満ちていて、迷いがありません。


ホームセンターで、迷いのないミノルさん。必死についていく筆者。


一方の筆者、実は風邪を引いていて、節々が痛く、ついていくのがやっと(笑)。

そんな状況で、昔、シベリア抑留の舞台をやったことを思い出していました。

シベリア抑留で風邪をひいたら、命取りだろうなあ~なんて。

風邪で節々が痛いなんて言い訳にならず、「遅れるな! 働け!」と鞭で打たれ、厳しい肉体労働を強いられ、やがて高熱で意識不明となって異国の地で震えながら息絶えていくのです…

いやだいやだ、そんなのはいやだ。

風邪はイヤだし、シベリアもイヤだ。

シベリアと風邪のコンビネーションは絶対にイヤだ!


シベリアに思いを馳せる筆者。そんなことはつゆ知らず、ミノルさんは合板を選んでいる。


そんなことを思いながらミノルさんについていくと、まずは合板選び。

合板はベニヤを接着剤で貼り合わせたもので、住宅の構造用やコンクリート枠型用(コンクリートパネル、いわゆるコンパネ)といくつか種類があるそうです。

耐水性やシックハウス症候群の原因ともなるホルムアルデヒドの値なんかも分かるようになっているので、購入する際はそういうこともチェックをするといいかもしれません。

というわけで合板を購入!


ソリを見るのがなんとも本職っぽい。


次は根太受けとなる木材を吟味。

キチンとソリをチェックするとこが格好いいですね。大工さんの役とか来たら使えそうですね、この動作。

これも購入を決定!


まったく覇気のない筆者。


そしてここが断熱材コーナー。

家の床下に使われていた断熱材は「グラスウール」といって、ガラスを繊維状にしたものなんですが、通常これは壁や天井に使われる断熱材で、床には使わないものなんだそうです。

なんでうちの床にグラスウールが使われたのかは分かりませんが、今回はグラスウールではなく「スタイロフォーム」という断熱材を使うことに。

早い話、固めの発泡スチロールだと思ってもらえれば問題ないと思います。

こいつもごっそりと購入!

この際、床材も購入

克人監督が持つのが無垢の床材。その後ろにあるのが、マンションでよく使われるフローリング材。


合板、断熱材と見てきたので、この際床の仕上げ材も見てみよう!

ということで、床材も物色。


切った際に木の節がどうなるかを気にするミノルさん。


家の壁は木なので、合板ではなく無垢の床材の方がマッチするようです。

ちょっと値段は高いけど、これからずっと使うもんですからね。

運良く手ごろな価格でアカシアの床材があったのでこれも購入!

その他ビスやら釘やらも購入して、買い物終了!


お金を払う筆者。もちろん自腹。


金額はだいたい四万四千円でした。

さっそくホームセンターで軽トラを借り(一時間無料)、買った資材を積み込んで、荷台に荷物を積み込みました。


寒くて死にそうな筆者。


ミノルさんがロープで荷物を固定してくれたんですけどね。

大工仕事が得意な素人さんは結構いるかもしれません。

でも資材の選び方、荷物が落ちないような安全なロープの結び方なんていう、周辺のことにも精通しているのが本当のプロなのかも、なんて思ったのでした。


キチッと結ばれたロープ。かなり感動。

「お持ち帰り車」の暖房を全開にして、生き返る筆者。


というわけで、買い物は終了!

さっそく家に帰って作業の続きです。

ここからは今までのペースがウソのように、怒濤の勢いで作業が進んでいきますが、それはまた次のお話!


それでは次回、お楽しみに!

では、また!


(文・池内万作 写真・池内みちよ)



池内万作(東宝芸能)

1995年映画『君を忘れない』で俳優としてデビュー。以後、映画・テレビを中心に活動中。代表作として「こちら本池上署」シリーズ(TBS)、映画「光の雨」、「この世の外へ~クラブ進駐軍~」、「犬神家の一族」等。

最終更新日:2018年11月16日

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