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丸鋸初体験の筆者。
前回までのあらすじ
火力が弱くパラパラの炒飯が作れない、お湯を沸かすのに時間がかかる、部品がなくて修理が大変――
45年ほど我が家にあったガスコンロは色々と問題がありましたが、なんと今年の初めにガス漏れを起こし始めたのです。
長らくお世話になった米国マジックシェフ社のガスコンロ。
さっそく業者さんに来てもらいガスコンロを撤去し、ぽっかりと空いた空間を掃除。
ここに、新しく購入したガスコンロが収まるコンロ台をDIYで製作していくことに。
測る筆者。
計測してみると、空いた空間は正確な長方体ではなくちょっと歪んでることが判明。
いったいどうやってそんな空間に収まるコンロ台を作ろうかと、悩んだあげく筆者の導き出した結論は……
「作りながら考えりゃいいか」
というものでした(笑)。
そんなわけで、現場での微調整に対応出来るように、今回ついに念願の丸鋸(まるのこ)を購入!
今回はこいつで材料を切り出していきたいと思います。
ついに買ってしまった丸鋸。
丸鋸について
憧れの丸鋸を手にする筆者。
丸鋸とは、真っ直ぐ木材を切断するのに特化した電動ノコギリで、刃の形状が丸いことから丸鋸と呼ばれています。
「さあ、なにかを作ろう!」という時に、材料を切り出すために使われるので、非常に使用頻度が高く、DIY工具の代表格の一つと言っていいでしょう。
丸鋸はコード式かバッテリー式か、どのくらいの厚さまで切れるのか、そんなことで値段が変わってきますが、今回筆者が選んだのはこちら。
画像:Yahoo!ショッピングより
コンセントから電気を引っ張ってくるタイプで(バッテリー式は高いんです)価格も¥10,800と非常にリーズナブル。
それではさっそく木材に線を引き、さっそく材料を切り出していきたいと思います。
使っているのは今回買った建築用のペン。芯が2mmと太く書きやすい。
さっそく切断していこう
そろそろと丸鋸を設置する筆者。
板の厚さに合わせて丸鋸の刃を調整し、引いた線に丸鋸の刃を合わせ、その横にガイドをそわせます。
「真っ直ぐ切るにはガイドがあった方がいい」、以前小笠原で取材させてもらった市野さんがそう言っていたので使っております。
小笠原のおうち拝見Part4 DIYで建てた家。必要な資材の量を割り出す方法
さあ、緊張の瞬間。
安全装置を解除しながらスイッチを押すと、凄い勢いで刃が回転し始めます。
ガイドに沿って丸鋸を真っ直ぐと前に押し出すと……
滑るように切れていくコンパネ。
おおっと、バランスを崩す筆者。
だけど満足げな筆者。
凄い!
切断面超真っ直ぐ。
しかも瞬殺。
本当に電動工具の持つ力は凄まじいものがあります。
しかし、その力故に使い方を誤ると危険なモノにもなりえます。
たとえば丸鋸には(チェーンソーもそうですが)刃が木材に引っかかって、木材や丸鋸が自分の方にすっ飛んでくる「キックバック」といわれる恐ろしい現象があるんだとか。
刃を出し過ぎないこと、木材を固定して真っ直ぐに切ること、そして、まさに一番上の写真の筆者のように、丸鋸の真上に身体や顔を置かないことが大切なんだそうです。
写真を見て、気をつけなきゃなあ~と改めて思いました。
組み立て、そして作業着について
塗る筆者。
材料を切りだしたら今度は組み立て。
木工用接着剤を塗った材料に電動ドライバーでビスを打っていきますが……
この風景は以前にも飽きるほど出てきているので省略。
そのかわりといっちゃなんですが、服の話でもしましょうかね。
今回着てるこの服、ぱっと見は普段着ですが、実は上着は近所のホームセンタで、ジーンズはワークマンで購入したものなんです(笑)。
どちらも正真正銘の作業着、しかもストレッチ素材なので、見た目からは想像出来ないくらい動きやすい。
働く人の服だからともかく機能性に優れており、しかも安い!
最近の作業着は侮れないですねえ~。
これはちょっとクセになりそう。
動きやすい服で作業もはかどる。
難関
さてさて。
作業も進み、コンロ台の形が見えてきました。
上の部分にワークトップ(天板)が置かれガスコンロが収まります。
下の部分は鍋とかをしまう収納。
写真の筆者はその二つを隔てる仕切板を取り付けようとしているところ。
この仕切板の設置が地味に大変でした。
苦戦中の筆者。
この仕切板、そこそこの重さがあるんですよ。
こいつを水平に固定して、側板の外側から電動ドライバーでビスを打たなきゃいけないんですが……
ワタワタする筆者。
いったいどうやってこの板を水平に固定すればいいんでしょう?
そのためだけに板を切り出すのも面倒だし。
ピッタリのものなんて都合よくあるわけないし。
と考えていたら……
ああ!
突っ張り棒!
突っ張り棒で仕切板を支える筆者。
うちには100均の突っ張り棒がイヤというほどある!
(猫の脱走防止用のものです)
これが四本あれば仕切板を水平に固定することができる!
微調整だって簡単。
プロの方達がどうやっているのかは分かりませんが、これはなかなかいいアイデアではないかと(笑)。
打ち込む先の板が見えないので正確な計測が求められる。
そうやって仕切板を固定したら、板のある高さを測り側板の外側からビスを打っていきます。
ついでに止めていなかった底板も固定。
ついでに底板を固定する筆者。
台がツルツル滑って逃げていくのでカカトですかさず押さえこみ。
DIYはまさに総合格闘技!
ではない。
全身を使って作業する筆者。
運命の瞬間
一番上にくるワークトップこそできていませんが、このようにコンロ台は完成。
ついに運命の瞬間!
ドコドコドコドコ(ドラムロール)。
そろそろと台を押す筆者。
ゆっくりと台は空間の奥に入っていき、そして……
入っていくコンロ台。
じゃーん。
おめでとう~!
ピッタリではないか!
仮組みしてるからピッタリになるのは分かってるんですけどね(笑)。
それでも嬉しい瞬間です。
ピッタリ収まったコンロ台。それを眺める若猫、たら。
満足げな筆者。
というわけで今回はここまで!
コンロ台の上にはテキトーな板とガスコンロを載っけて、料理を出来るように。
次回はいよいよワークトップ作りです。
ガスコンロを支える天板で、決められたサイズにくりぬかないとガスコンロが設置出来なくなる、まさに今回の山場的作業。
あーうまくいくのかどうか、心配だ。
それでは次回もお楽しみに!
(文・池内万作 写真・池内みちよ)
最終更新日:2019年04月26日
俳優(東宝芸能)
池内 万作
1995年映画『君を忘れない』で俳優としてデビュー。以後、映画・テレビを中心に活動中。代表作として「こちら本池上署」シリーズ(TBS)、映画「光の雨」、「この世の外へ~クラブ進駐軍~」、「犬神家の一族」等。
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