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筆者。雨の日に洗車中。正気を失ったわけではない。
前回までのあらすじ
キレイになった網戸。
どうもどうも。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回までは木製網戸の張り替えをやってました。
タッカー(ホチキス)を使用したせいでご覧の通り網がたるむこともなく、仕上がりはなかなかキレイ。
そんな前回はこちらから:木製の網戸をDIYで張り替えてみる&ホチキスの大活躍
網戸もキレイになったので、ついでじゃないですけど、今回は窓ガラスをキレイにしていきたいと思います!
イケウチ家の窓ガラス
もの凄い汚れ。
汚なっ(笑)。
最後に窓を拭いたのはいつでしょうか。
自分でいうのもアレですが、立派な汚れ方ですね。
年季が入っているというか。
雨が降り風が吹く。
庭の土埃、花粉、黄砂、PM2.5なんかが含まれた雨が窓につく。
雨が乾くと水分中の物質が窓に残る。
この窓の汚れはそんな感じで形成されたもののようです。
まずはこの汚れを落とし、そのあとさらに汚れがつきにくい措置をほどこしていきたいと思います。
それでは今回もよろしくお願いいたします!
今回の登場人物
今回のお掃除キット。
これが今回お世話になる清掃要員。
手前のキッチンペーパーみたいなモノはマイクロファイバー生地の使い捨てタオル。
右手前のスプレーには隣りにある銀色の缶の中身、工業用のシリコンオイルが入っています。
シリコンオイルはガラスの仲間で非常に粒子の細かい物質。
水を弾いたり扉の滑りをよくしたりとあるとなかなか便利なモノです。
その隣が極々一般的なガラスクリーナー。
一番左が機械いじりで使う潤滑油『KURE 5-56 DX』となります。
それではさっそく窓掃除を開始!
油をガラスに
肝心なところで目を瞑る筆者。
まずは潤滑油を窓にかけてしまいましょう。
油をガラスに!?
なんて思う人もいるでしょうが、このオイルは錆びて硬くなったボルトとかにも使用するもの。
浸透力が高いので、汚れを浮かせて落としてくれるのです。
吹きかける筆者。背徳感がたまらない。
油を吹きかけてしばらくすると汚れが浮いてきます。
試しにサッと拭いてみると……
拭く筆者。
おおおお!
汚れがキレイに取れるではありませんか!
まあ、今回の汚れはそこまで頑固なモノではないからかもしれません。
もう少し頑固な汚れの場合ラップでこすったりするといいそうです。
ちなみに、窓についたペンキのハネは取れなかったので、万能ではないことはご留意を。
しっかり取れた汚れ。
よく見ると窓も相当キレイになってますね。
なんか「これでいいじゃん」って気にもなってきます(笑)。
けど、窓を油まみれにしたまま終了というわけにもいかないので、もうひと頑張りしてみましょう!
お次はシリコンオイルを窓に……
と、ここまで読んで「おいおい、これって……」と思った方もいるのではないでしょうか。
そうなんです。
実は今回の掃除は「シリコン洗車」という洗車法から流用させて頂いたモノなのです!
というわけで、ちょっとだけ洗車の話を。
シリコン洗車
うちの車はルーフキャリアがついたハイルーフ車で車高が250cmもあります。
当然洗車機には入らないので手洗いするしかないんですが、これが面倒。
なにかいい方法はないかと色々調べているうちに、洗車についてほとんど何も知らなかったことにビックリしたのです。
たとえば、水道水で洗車すると、水が蒸発した際に水分中のカルキやミネラル分がボディーに残ってしまい「ウォータースポット」という汚れになる。
ここにホコリやら脂が付着するとさらに頑固な汚れが形成されていく。
だから水道水で洗ったらよーく水を「拭き上げ」なくてはならない。
水道水が汚れの原因になるなんて考えたこともなかったです。
これが雨の日に洗車をするようになった理由。
正気を失ったわけでは決してありません(笑)。
雨の日の洗車。「なんでこんな日にわざわざ」感は否めない。
そんな筆者が色々と調べて辿り着いたのが「シリコン洗車」。
雨で落ちやすくなった車の汚れをマイクロファイバーのタオルで落とし、その上に工業用のシリコンオイルを塗布するだけという、無茶苦茶簡単な洗車法。
先述したようにシリコンはガラスの仲間でもの凄く粒子が細かい物質です。
この粒子が車体にこびりついた汚れを浮かせてキレイにし、同時にガラスコーティングのように車体を覆い、汚れを付きづらくしてくれるんだそうです。
だいたい2~3ヶ月に一回くらい雨の日にシリコンオイルを塗るんですが、ご覧の通りなかなかキレイに保たれています。
撥水性も抜群だったりする。
窓ガラスにシリコンオイルを塗っておくと強力な撥水効果を発揮し、ワイパーの使い方が変わるほど。
洗車グッズをあれこれ買う必要もないし、シリコンオイルは1lLで2,000円ちょいとリーズナブルなのでかなり経済的。
vwfixlifeさんという方がYouTubeにシリコン洗車関連の動画をあげていらっしゃいますので、興味のある方はご覧になってみてください!
潤滑油をおとす
原典を明かしたところで、窓掃除に戻りましょう!
潤滑油まみれの窓にガラスクリーナーをかけて油を落とします。
行儀よく待つ筆者。
そんでもって掃除用のワイパーで窓をサッとキレイに。
そういやこのワイパー、ちゃんとした使い方を分からないまま使い続けているので、毎回微妙に汚れが残っちゃうんですよね(笑)。
そういう人もけっこう多いのではないか、そう筆者は確信しております。
暗くなってきたので照明もたいてみた。
窓がキレイになったら、そこにシリコンオイルを塗布。
使っているのは『信越シリコーン KF-96』というもの。
同じメーカーのモノでも粘度が色々あり、洗車に適しているのはこの『KF-96』らしいので、ご購入の際はお気をつけ下さい。
シリコンオイルを拭きかける筆者。
けっこう伸びるため、量は必要ありません。
シリコンオイルが多いとガラスが白く濁ったようになるので、その際はガラスクリーナーで一度ガラスを拭いて下さい。
そうするとちょうどいい量のシリコンオイルが窓に残るんだそうです。
筆者も洗車の際には、まずは車全体にシリコンオイルを塗って、その後窓ガラスにガラスクリーナーを吹きかけて余分なシリコンを落とすようにしています。
伸ばす筆者。
最後に
キレイになった窓。撮影用にかなり頑張ったことは否定しません(笑)。
そんな具合で窓掃除、終了。
なかなかキレイになったでしょう!
シリコンでコーティングされているので、次回掃除する時は汚れが落ちやすくなっているはず。
世の中には様々な用途の清掃用品や洗車用品が数え切れないほど出ていますけど、必要最低限のモノで簡単に安価でできてしまうところが「シリコン洗車」の気に入っているポイントです。
もちろん汚れ具合やなんやらで効果は変わると思いますが、興味のある人は試してみてくださいな!
というわけで今回はここまで。
次回は湯河原の家を離れて一路東京へ!
友人宅で壁に珪藻土を塗った時の話となります。
ワイワイと楽しかったのだけど、果たして役に立つ記事になるかは未知数。
それでは次回もお楽しみに!
(文章:池内万作 写真:池内みちよ)
最終更新日:2019年11月22日
俳優(東宝芸能)
池内 万作
1995年映画『君を忘れない』で俳優としてデビュー。以後、映画・テレビを中心に活動中。代表作として「こちら本池上署」シリーズ(TBS)、映画「光の雨」、「この世の外へ~クラブ進駐軍~」、「犬神家の一族」等。
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