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夫婦でローンを組む時の選択肢とは?

2016年04月22日

スパイラルワークス

夫婦でローンを組む時の選択肢とは?

連帯保証、連帯債務、ペアローン…

夫婦でローンを組む時の選択肢とは?

夫婦でローンを組めば、お互い助け合うことができて良さそう。(写真:アフロ)

夫婦でローンを組む場合の選択肢は主に3つ 

女性活躍推進活動が叫ばれるなど、時代の変化により、共働きの世帯が増えて家の買い方も変わってきている。そこでお金のプロである、ファイナンシャルプランナーとして活躍する濱島直之さんに夫婦でローンを組む場合の選択肢やそれぞれのメリット・デメリットについて話を聞いた。 

――最近、共働きの世帯も増加し、結婚・出産した後も会社に復帰する女性が増えていますが、夫婦でローンを組む場合、どんなものがあるのでしょうか。
濱島(以下、濱・敬称略)/1)連帯保証 2)連帯債務 3)ペアローンという主に3つの種類があります。
1)連帯保証の場合、ローン契約を組む債務者は1人。その債務者が返済できない時には、連帯保証人が代わりに返済をするローンの形です。メリットとしては、1人の年収にプラスもう1人の年収を合算した金額で借り入れることができる点です。ただしどちらか1人が病気や事故などで働けなくなってしまった場合に、返済額が大きいため支払いができなくなるリスクが高いという点に注意しなければなりません。
最近では出産した後も職場復帰している人も増えてきていますが、もし何かの理由で復帰できない場合には夫婦合算での借り入れでは返済が難しくなります。ですから、私から相談者の方にはオススメしておりません。

――なるほど、連帯保証を選択してもあまりメリットはなさそうですね。
濱/そうですね。次に2)連帯債務ですが、これはローン契約を組む債務者は1人で、もう1人が連帯債務者となって住宅ローンを契約する形です。契約は1本になります。
1)の連帯保証にも似ている気がしますが、どちらも債務を背負っているため、住宅ローン控除を2人分、受けることができるという点が大きく違います。1)よりも2)の方が費用面ではトクというわけです。フラット35なら高くはついてしまいますが、団体信用保険に加入できるので、リスクも低いのが魅力です。ただし2人で加入した場合、購入する住まいの金額にもよりますが、保険に数百万円の費用がかかってしまいます。

いざという時、支払いが滞らないかが大事

――1)の連帯保証よりは安心感がありますが、団体信用保険に入れる分、お金がかかるというわけですね。
濱/ただし住宅ローン控除が受けられるので、その控除分を団体信用保険に当てればいいと思います。いずれにしても、いざという時に支払いが滞らないような計画を立てておくことが重要と言えるでしょう。
最後にペアローン。例えば、住まいが3000万円だとします。それを1人が2000万円、もう1人が1000万円、1つの物件に対して2つのローン契約をすることをペアローンと言います。このメリットは、住宅ローン控除を2人分、受けられるという点です。ただし2つの契約をするために事務手数料が2倍かかるのはもったいないという見方もあります。
ただ、団体信用保険に入れるし、住宅ローン控除も受けられるという点では連帯債務もしくはペアローンがオススメと言えるでしょう。

――他に注意すべき点はありますか。 
濱/もしもの場合、団体信用保険に加入しているからと言って絶対に安心!というわけではないというのを知っておいていただきたいです。
悲しい話ですが、死亡の場合には、保険で支払いが可能なのですが、高度障害の状態になった場合が難しい。例えば、ある団体信用保険の手続きの案内を見てみると、
高度障害状態とは
1)両目の視力を全く永遠に失ったもの。視野狭さくなどはそれに当たらないとのこと。
2)言語またはそしゃくの機能を全く永遠に失ったもの
3)中枢神経系または精神に著しい障害を残し、終身常に介護を要するもの
などが該当するとのことです。
つまり、三大疾病などで働けなくなったしまった場合には保険が適用されないケースもたくさんあるのです。そんな心配を払しょくできる特約もありますが、費用がかかります。
どのローンを選び、どんな特約をつけるのか?しっかりと下調べをした上で後悔のないローン選びをしていただきたいですね。

■夫婦でローンを組む時の種類&メリット・デメリット
種類 どんなローン? メリット デメリット
連帯保証 ローン契約を組む債務者は1人で、その債務者が返済できない時に連帯保証人が代わりに返済をするローンの形。 連帯保証人の年収を合算して借り入れ金額を増やすことができる。 連帯保証人には団体信用保険が適用されない上に、住宅ローン控除も受けられない。
連帯債務 ローン契約を組む債務者は1人で、もう1人が連帯債務者となって住宅ローンを契約する形。契約は1本となる。 住宅ローン控除を2人分、受けることができるという点。 民間の金融機関の住宅ローンでは団体信用保険に加入できない。ただしフラット35なら加入可。
ペアローン 1つの物件に対して、2人別々にローンを組む契約で、それぞれの借入額に対して支払いを行う形。 住宅ローン控除を2人分、受けることができるという点。 契約を2本組むことになるため、事務手数料などが倍額かかる。
それぞれどんなローンなのか、またメリット・デメリットをチェックして。(作図/筆者)

濱島直之さんのプロフィール/不動産コンサル会社、会計事務所を経て、平成25年にマックス・コンサルティング株式会社に入社。ファイナンシャルプランナーとして、お客さまとのヒアリングに重きを置いた中立的な立場からの保険や証券、住宅ローンなどの提案に定評あり。


最終更新日:2016年04月22日


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