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英国青年とメキシコ青年の 日当たり良好メゾネット

2018年05月07日

佐野 俊輔

英国青年とメキシコ青年の 日当たり良好メゾネット

Nipponに住む room#6

英国青年とメキシコ青年の 日当たり良好メゾネット

ハロー&オラー! 今回の「Nippon住み人」(=日本在住の外国人)は、東京・江古田に暮らすイギリス人のサイモンさんと、メキシコ人のヴィクトルさん。日本の家の住み心地とはいかがなものなのでしょうか?


【取材概要】

Nippon住み人:マクドナー・サイモンさん(24歳)/エルナンデス・ヴァスケス・ヴィクトル・マヌエルさん(30歳)

出身:イギリス/メキシコ

Nippon住み歴:3年7か月/3年10か月

Nippon住み家:東京都江古田


西武新宿線野方駅から歩くこと8分、新青梅街道沿いにサイモンさんとヴィクトルさんのNippon住み家がありました。お洒落なマンションの日当たりのよいお部屋です。

イギリス人のサイモンさんは、あしなが育英会で日本の大学に入学する学生さんのサポートをしています。パートナーであるメキシコ人のヴィクトルさんは上智大学大学院で歴史を学んでいます。専門は、「戦国時代にヨーロッパから日本に渡ってきた宣教師たちの歴史」。大変優秀なお二人のお話、気になります。

不動産屋がプレッシャーをかける部屋

それでは早速インタビュー開始です。


――サイモンさん、ヴィクトルさん、そもそもなぜ日本に来たのでしょう?


サイモン

大学生だった2013年に、東京であしなが育英会のインターンシップをしました。聖蹟桜ヶ丘に心塾という学生寮があって、そこでメンタリングを行っていました。イギリスの大学に戻ったのち、正式に採用のオファーをもらいました。そうしてふたたび日本に来て働くことになりました。

日本に対しては、幼い頃から関心がありました。11歳の時に日本語版のポケモンのビデオゲームを手に入れたんです。当然、日本語は読めないんですが、ふたりの兄たちと試行錯誤しながら、プレイしてましたね。

日本に行くことは、勇気が必要でした。イギリスからとても遠いんですよね。家族は海外に関心がなく、海外に出たのも私ひとりだけです。私は三人兄弟の末っ子なので「海外に行く」と伝えても両親は「ああ、そうですか」というくらいでしたね。ははは。


ヴィクトル

私が5歳の時に、お婆ちゃんが仏教や神道、天理教の話をしてくれたんですね。それで、日本という国があることを知りました。それから、メキシコと日本が、歴史的に関わり深いことも知りました。

2012年に国際交流プログラムで日本に来て、仙台や長崎も訪れました。

2014年、文科省から奨学金をもらって東京外国語大学で日本語を学んだのちに、上智大学大学院に入学しました。

私は兄弟がいなので、両親はとても寂しがりました。日本には2回、来てくれました。


世界地図。日本は地図の右の方に見えるか見えないか。こうして眺めると、「極東(far east)へようこそ」という気持ちになります。


――いま住んでいるこの家の好きなところを教えてください。


サイモン

去年の2月から、ふたりで一緒に暮らしはじめました。

私たちはディナーパーティーを開くのが大好きなので、広さが大事でした。この部屋は2階建てになっているので、気に入っています。それぞれのスペースを持つことができますから。


マンションなのに、部屋に階段が! いわゆるメゾネットタイプですね。メキシコらしい飾りが素敵。


ヴィクトル

私が気に入っているのは、バルコニーが3つある点ですね。友人たちが遊びに来た時の自慢ポイントです。

新築なのも気に入っています。契約する時にはまだ建物ができていなかったんです。なので、この部屋は中を見ないで契約したんです。不動産屋さんが「いいマンションだからすぐ決まってしまいます、すぐ契約した方がいい」と。プレッシャーがすごかったです。ははは。


テラスバルコニー。ハンモックもかけられます。


海外から遊びに来たお友だちに自慢する、日本のハイテクノロジー。「このパネルで自動でお風呂の準備ができるから」ということでサイモンさん、大のお気に入りです。


――それでは、この部屋のあまり好きではないところは?


ヴィクトル

エレベーターがないことですね。引っ越しの時が大変でした。階段も狭いので、苦労しました。友人に手伝ってもらって何とか引っ越しできました。お礼はメキシコ料理で払いましたよ。


サイモン

日当たりがよいので、夏、暑いことくらいですね。他に高い建物がないんですよね。でも、それ以外は本当に気に入っています。


――母国の家と日本の家に違いはありますか?


サイモン

私のイギリスの家は、カントリーサイドにあって、石とレンガでつくられています。150年前にできたので水道に問題があったりしますが、シンプルで住みやすい家です。ヒーティングシステムがあるので、部屋全体が暖かいです。日本の家だと、部屋は暖かくても廊下が寒いのでトイレに行くとき困ります。


ヴィクトル

メキシコの家と比べると、部屋の広さが違いますね。両親が遊びに来た時、戸惑っていました。特にお父さんが。彼は体が大きくて、しかもせっかちなので、あちこち体をぶつけていました。トイレのドアが閉まらなくて困っていましたね。

Nippon住み部屋 お国柄探索

さてさて、そんなサイモンさんとヴィクトルさんのお部屋ですが、恒例、お国柄をあらわすもの探索です! ふたり分だと、いろいろありそうです。


サイモンさんのお母さんお手製の刺繍クッション。これは欲しい。

こちらはお手製の刺繍絵画。美しいです。

ピニャタ、という名前のモニュメント。クリスマスの2週間前から、悪魔を倒してキリストを迎えるために街中などに飾られるようです。7つの突起がそれぞれ、7つの大罪を示しているとのこと。

ダイニングのテーブルの一角。ドクロのポップさのインパクトたるや! メキシコには「死者の日」(毎年11月1・2日)なるものがあり、友人や家族で亡くなった人を悼むそうです。そうした理由から、ドクロをモチーフにした飾りが多いとのこと。

ベッドルームの一角。アステカの祭壇と、ぬいぐるみたち。右側と左側に置かれた、眉毛のつながった人形二体はメキシコの有名な現代画家フリーダ・カーロ。可愛い。下に敷かれている布は西アフリカ・コートジボワールからのお土産。


反対に、日本的なものはあるのでしょうか?


こちらヴィクトルさんの本棚。日本人の私でさえ読むのが難しそうな書物が多数。

ヴィクトルさん所有の、聖闘士星矢のフィギュア。圧倒的なコスモを感じるラインナップ。なお、手前に倒れている赤色の小さな刺繍のぬいぐるみは、御宿町のゆるキャラ・エビアミーゴ。名物の伊勢海老と、メキシコがモチーフ。ちなみに、好物はタコスだそうです。


さて、6回目のNippon住み人、いかがだったでしょうか。日当たりのよい部屋で大切な人と一緒に暮らせるって、やっぱりいいですね。

ともあれ、次回も乞うご期待!


(取材・文・写真 佐野俊輔)

最終更新日:2018年09月13日

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