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どうして新築マンションは「実物を見ず」に購入しなければならな...

2017年04月03日

日刊Sumai

どうして新築マンションは「実物を見ず」に購入しなければならないの?

どうして新築マンションは「実物を見ず」に購入しなければならないの?

 

もし、あなたが新築マンションの購入を検討するとしたら……。

ほとんどの場合、建設地の近隣に設けられた「モデルルーム」を訪れることになるでしょう。

大抵の場合マンションは、まだ未完成の状態であるため、“実物を見ない”まま購入の可否を決断せざるをえません。

一生のうち、そう何回もあるわけではない“重要”な買い物であるにもかかわらず、です。

これはどうしてなのでしょうか?

そもそも、マンションのモデルルームとは一体どのような物なのでしょうか?

 

なぜマンションは「完成前」に販売を開始するのか?そのカラクリとは…

どうして、高い買い物であるにもかかわらず、“実物”を見ないまま購入を決意しなければならないのか?

それを説明するには、「マンション事業」というものを理解する必要があります。

マンション事業は、まず土地を確保するところから始まります。

マンションを建てられるだけの土地の購入が決定すると、業者は土地代と建設費を銀行から借りてマンションを建設します。

借りたお金には利子が発生しますから、業者としてはできるだけ早く資金を回収する必要があります。

そのため工事が始まる前から販売を開始し、竣工時までに完売して資金を回収し、出来るだけ早く返済しなければなりません。

返済が遅れれば、その分だけ金利の負担が発生するのです。

また竣工・引き渡し後、まだ売れていない部屋の区分所有者はマンション業者ということになりますから、その分の管理費と修繕積立金の負担が発生します。

この負担も業者にとってはバカになりません。

本来なら完成した部屋を確認してその上で購入を検討することが理想ですが、モデルルームによる“青田売り”がなくならないのはマンション業者の財務上の事情だったのです。

 

「現物・現場販売」は大手でも無理だった。その理由とは?

消費者である私たちは、できることなら“実際の部屋”を見て購入を決意したいものですよね。

これは実現できないことなのでしょうか?

約15年前に、大手マンション業者がモデルルームを廃止し、実際の部屋を見せて販売する「現物・現場販売」を実施したことがありましたが、結局、長続きしませんでした。

これまで述べたような財務上の問題もさることながら、日本においては「完成物件=売れ残り」というマイナスイメージが強く、これを打破できなかったという事情もあるようです。

大手でもできなかったのですから、中小の業者ではなおさら無理です。

新築マンションにおいては、今後もモデルルームによる完成前の販売が続くと思われます。

 

決して売れ残りではない!? 「棟内モデルルーム」のメリットとは?

入居済マンションに「棟内モデルルーム公開中」という垂れ幕がかかっていることがありますが、これは竣工までに売れなかった部屋ということです。

しかし、このような物件は部屋のつくり、眺望、日当たり、周辺環境等すべて実物を確認できるメリットがあります。

「どうしても実物や眺望、周辺環境などを確認してからでないと不安だ」という方にはオススメです。

竣工まで売れなかった部屋ですから、何かしら事情があるのでしょうが、本人が気に入ればそれでいいのです。

また棟内モデルルームは内見・商談等で色々な人の出入りがあるため、正直、価格交渉の余地はあります。

正規の価格で購入した他の入居者の手前、 大っぴらにはできませんが……。

 

インテリアや設備より重要!「モデルルーム」でチェックすべきこと

モデルルームの中は、接客コーナー、説明用のスペース、営業控室などに分かれています。

接客コーナーには、商談用のテーブルがいくつも並べられています。

華やかさを演出するために観葉植物が置かれたり、商談中に子どもが退屈しないようにキッズコーナーが設置されたりします。

壁には巨大な価格表が貼り出され、成約済の部屋にはバラの花が付いている、なんて光景を見たことがある方も多いと思います。

説明用のスペースには、マンションの模型や完成予想図が置かれ、またシアタールームで映像を見ることにより完成時の様子がイメージできるようになっています。

そして何タイプか部屋が作られているはずです。

モデルルームで見ることができるのは、あくまでプレハブで作った建物の中に仮設で作った部屋でしかありません。

よく「モデルルームを見るコツ」として、「メジャーとデジカメを持っていく」とか「スリッパを脱いで歩いてみる」とか書かれていますが、そもそも“実物”でないのですから、まったく意味はありません。

大雑把なイメージがつかめたら、あとは穴のあくほど図面を見ましょう。

「あそこのモデルルームはキレイだった」とか「内装のセンスが良かった」「最新の設備機器が入っていた」といった感想をよく聞きますが、内装のセンスやキッチンなどの設備機器などは後からどうにでもなります。

そんなことよりも、営業マンから構造に関する説明をしっかりと聞き、その上で建設地に何度も足を運んで周辺環境をしっかりと確認する方がよっぽど大切です。

 

新築マンションの購入を検討している方は、そうしたことをしっかりと意識して、納得のいく物件を選んでください。

最終更新日:2017年04月03日


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