ページトップへ

Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!

>
>
不動産業界で19年働いて分かった!家は「借りる」「買う」結局...

2017年04月13日

日刊Sumai

不動産業界で19年働いて分かった!家は「借りる」「買う」結局どっちがいい?

不動産業界で19年働いて分かった!家は「借りる」「買う」結局どっちがいい?

 

家を「借りる」と「買う」、どちらが得か?

という議論が、不動産業界には……いえ、世の中には昔からあります。

この問題、筆者が不動産業界に入った19年前から(恐らくもっと以前からあったでしょう)盛んに議論されていましたが、いまだに結論が出たという話を聞きません。

 

「借りる」「買う」どちらが得か?問題のカラクリ

この問題のベースとなっているのは「“家賃”を払い続けるのと“住宅ローン“を払うのとどちらが得か?」ということで、大抵の場合、それぞれ発生する費用の合計をシュミレーションして比較しています。

まだ紙の媒体が不動産情報の中心だった時代の話です。

同じ出版社で賃貸向けと売買向け、2つの情報誌を出していましたが……、

賃貸の情報誌では「借りる方が少しだけ得」、一方、売買の情報誌では「買った方が少しだけ得」というまったく異なる結論を出していました。

一生の間に必要となる住宅関連の支出の合計は簡単にシュミレーションできるようなものではなく、前提条件を少し変えればまったく違う結論となります。

つまり、立場が変われば結論も変わるのです。

 

 ■設備・内装に仕様の大きな差いはある?

入居者が頻繁に入れ替わることを前提とした賃貸住宅に対し、分譲住宅は入居者が永住することが前提となります。

そのため設備や内装等についていえば、分譲の方が長持ちする仕様となっていることが多かったように思います。

特にクロスについては、ランクが全然違いました。

賃貸の場合、入れ替わる度に何らかのリフォーム工事が入りますし、何かあれば退去した時交換すればいい、という意識がどこかにあるのかもしれません。

 

分譲マンションで発生する費用って?

分譲マンションの場合、毎月発生する住宅ローン返済、管理費、修繕積立金等の他、故障等による設備の修理は当然のことながら全額自己負担です。

分譲マンションには専有部と共有部があり、ごくごく大雑把に分けると玄関の内側で起こったことについては自己負担です。

厄介なのは配管やインターホンといった、専有部と共有部両方にまたがる部分のトラブルで、原因がどちらにあるかによって負担額も変わってきます。

専有部と共有部の細かい区分けについては管理規約に必ず記載がありますので、購入前にチェックしておくとよいでしょう。

 

賃貸住宅は、実は家主にとって厳しい時代に

賃貸住宅の場合、賃料と共益費を毎月払いますが、消耗品関係を除き設備の故障については原則として家主負担となっています。

また退去時における原状回復に際しても、「国土交通省ガイドライン」や「東京都住宅紛争防止条例(東京ルール)」により、自然損耗や経年劣化については借主は負担しなくてよいとされています。

そのため、退去に伴うリフォーム工事についてもその大半を負担しなくてはならないなど、家主にとって厳しい時代となってきたように感じます。

 

賃貸住宅で発生する意外な問題とは?

賃貸住宅を語る上で、どうしても避けて通れない問題があります。

賃貸物件の営業をやっていた時代に痛感しましたが、「高齢者に非常に厳しい」というのが日本の不動産業界の現状です。

高齢者の場合、現役世代と違って収入が限られるということと、室内で万一のことが起きる可能性がある、ということが原因として挙げられます。

高齢者を受け入れる物件はかなり限れられますし、仮にOKという場合でも内容のいい親族が保証人となり、かつ近くに住んでいなければならない、などといった厳しい条件が付きます。

そして既にリタイアされた方の場合、年金だけが収入とみなされます(預金残高は考慮されないことが多い)。

年金の金額だけで借りられるレベルの部屋というものは、高齢者が暮らしやすいようなものとは決して言えないでしょう。

 

家は借りるのと買うのと「どちらが得か」という問題は、おそらく今後も永久に決着はつかないでしょう。

しかし「どちらがいいか」ともし聞かれたら、「リタイアするまでに、どこかで買っておいた方がいい」というのが筆者の結論です。

最終更新日:2017年04月13日


キーワードを入力してください

キーワードから探す

本文はここまでです このページの先頭へ

Yahoo!不動産 おうちマガジンとは?

不動産にまつわるマジメな記事からおもしろ記事まで、家さがしが楽しくなる情報をお届け!新しい暮らしのヒントが満載のマガジンです。