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地元・岩手県にUターンし、2015年に購入した格安な中古住宅を、自分でせっせと改装中の筆者です(おおっ、なんだか久々の書き出しパターン)。
2017年の夏のテーマは屋根のペンキ塗りDIYでした。
しかし、工期を甘く見積もりすぎたため、夏から秋になっても一向に終わらず、来年までズレ込みそうな勢いです。
だって、今年は仕事が休みの日になると決まって雨が降ったり、台風が来たりで、ペンキを塗ることができない日が続いたからなのです。
外が雨なら内装を!ということで、気になっていたステンレス製キッチンの汚れ取りをしてみました!
汚れ取りの前に、まずはステンレスの特性を知っておくといいですよ。
とはいえ、筆者はステンレスの専門家ではないもので、ネットで調べてみました。
● ステンレスは錆びない? → 錆びにくいというだけで、錆びます。
● ステンレスって金属? → ステンレスは、鉄を主成分(50%以上)とし、クロムを10.5%以上含んだ合金で、ステンレス鋼といいます。
● なんで汚れるの? → 水道水のカルシュウム成分がくっついたり(水垢)、油や石鹸カスが強固にくっついて、拭いても取れなくなります。
●ステンレスは、なんでピカピカなの? → 鏡面仕上げという技法で、ピカピカになるまで磨かれています。
ざっくりと、こんな情報を得ることができました。
実は、ステンレスの輝きを保つためには、けっこうマメに手入れをしないといけないそうです。
EKAKI / PIXTA(ピクスタ)
とはいえ、それほど面倒な作業ではなく、キッチンを使った後は家庭用の中性洗剤で洗ってお湯で流し、タオルで水気を拭き取るだけ。
これが毎回となると、やっぱり面倒くさいですね?
我が家のキッチンは、長いこと手入れがされていなかったようで、油汚れや黒い点々があちこちに付いていました。
そこで、筆者が師匠と仰ぐ清掃会社のプロフェッショナルに聞いて、ステンレス製キッチンの輝きを取り戻すために、ええ、試行錯誤してみましたよ。
アマぽち(Amazonでレジに入れるボタンを押す行為)で購入しました
お掃除業界では定番の品、「ピカール金属磨き」です。
師匠によると、一般的な金属磨きに使う洗剤「ジフ」とか「クレンザー」は、ステンレスに使うには研磨剤の粒子が粗すぎるそうです。
粒子が細かいこちらのピカールを使うと、かなりの効果があるとのこと。
そして、スポンジ。
スポンジの裏に付いているタワシ状の繊維でステンレスをこすると、傷がついてしまうって!? 絶対にNGな行為だそうです!
このピカさんをマイクロファイバーに付けてゴシゴシこすると、水垢や油などの軽めの汚れはキレイに落ちます。
ピカールの研磨剤がスレンレスの表面に付いているので、スポンジに中性洗剤を付けて軽く洗い、濡れタオル(綿)で拭きます。
仕上げに、乾いたタオルで拭いておしまい。
黒い点々とした汚れは、ステンレスの錆び!?
錆びにくいステンレスも、汚れがくっついたままにしていると、簡単に錆びてしまうそうです。
というか、うちのキッチンのステンレスは、最初からサビてました……。
ステンレスの上に、空き缶やハサミなどの金属製のものを置いておくだけでも、もらい錆びといって、缶などのサビがステンレスに移ってしまうそうです。
そういえば、サバ缶などの缶詰の空き缶を流しに置いといたら、丸い輪っか状にステンレスが錆びていたことが多々ありました。
kari / PIXTA(ピクスタ)
これらのサビは、スポンジでこすっても落ちませんので、またしてもピカールの出番です。
マイクロファイバーは布なので、力を入れても摩擦力が足りないため、頑固な汚れ(特にサビ)には太刀打ちできませんでした。
それならと、ディスクグラインダー(金属を削る工具)に取り付ける羊毛製のバフを使ってみました。
こちらもアマぽちで購入。10枚入りで1,380円なり
バフは、ぺらぺらの布に比べると、びっしりと繊維が詰まっていて、押すと硬いです。
厚みも十分あり、力を込めてステンレス表面をこすることができます!
ピカールを付けて、ゴシゴシ…。腕が痛くなりますが、エクササイズと思えば、なんのその…
こすること20分くらい。なんとかサビが取れました。錆びた表面が、えぐれていました
銀製品を磨いた時のように、ステンレスも磨くと黒いカスが付きますね
なぜ、わざわざディスクグラインダーがあるのに、手でバフを使ってこするのか?
賢明な読者の皆さんは疑問をお持ちでしょう。
なぜなら、ディスクグラインダーを使うのは、次の上級編で紹介するからなのです!
こちらが、ゲームにおけるラスボスに挑む最終アイテム的な、ディスクグラインダーです
ディスクグラインダーは、高速で回転してガリガリと錆びを落としたり、金属の板を切断したりする、家庭では普段使わない工具です。
いろいろな種類のディスクがあり、サビ取りや金属の切断など、用途に応じた性能のディスクにチェンジできるのです。
お値段はピンキリですけど、ホームセンターで3,000円から1万円台と、幅広い価格のようです。
Amazonでは、送料込みで2,852円というディスクグラインダーがありました。
DIYには、安物でも十分と思います。
bee / PIXTA(ピクスタ)
このディスクグラインダー、確かにすごい威力!
しかし、ゲームの終盤にラスボスを倒すために入手する伝説の剣のような、上級アイテムだったのです。
取り扱うのには、経験値がいります。
まずピカールをステンレスにつけてスイッチを入れたら、バババーッとキッチン中360度に液状の研磨剤が飛び散ってしまいました!
おそるべし、ディスクグラインダー。
回転力が半端ないです。
液状のピカールをどうするのか!?
う~んう~んと考えて思いついたのが、十分にバフに染み込ませてから使う方法です。
これも、なかなかに飛び散りましたが、最初に比べると飛び散る範囲は狭く、なんとか耐えられるレベル。
サビは瞬殺で取れました。
しかし! 回転が速すぎてムラになるのです!
こりゃ、ひどい! 高速回転するバフがステンレスの上で踊って、跡がついてしまいました
どうする、筆者!?
このままで終わっていいのか!? 記事的に、これはダメだろう。編集部の君島さんにボツにされちゃう!
ということで、次回、解決編をお届けします!! To be continued……つづく。
【参考】
※ ステンレス協会
最終更新日:2017年10月21日
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