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「建売住宅」って実際どうなの? チェックすべき5つのポイント

2017年12月21日

日刊Sumai

「建売住宅」って実際どうなの? チェックすべき5つのポイント

「建売住宅」って実際どうなの? チェックすべき5つのポイント

 

ABC / PIXTA

建売住宅のなかには建築中に販売される物件もありますが、多くの場合、完成済みです。

手続きなどを終えればすぐに住むことができますし、間取りやデザインは多くの人に合うように、よく考えられています。

そして、建売住宅の魅力は何といってもお手ごろ感のある価格。

そんな魅力たっぷりの建売住宅ですが、実は気をつけたいポイントも少なくないのです。

建売住宅の購入を考えている方は、ぜひ以下の5つのポイントをチェックしてみてください。

 

1【環境】自分の所有地だけがよければ安心、ではない!

tama / PIXTA

土地の購入だけが目的で分譲地などを訪ねると、まず周辺に建っているものや環境に目がいくのではないでしょうか。

隣接地に建物があるのならば、それらとの関係を考えたうえでの判断になることでしょう。

けれども、住宅が建ち、植栽や外構が仕上がっていると、

その物件単体で良し悪しを考えてしまう傾向があると思います。

土地だけの購入とは違い、判断要素がとても多いために、周りのことに意識がいきにくいからです。

平日や週末、時間帯も変えて何度も訪問しながら、環境全体を含めての検討がオススメです。

また、通勤や通学、買い物に使うことになる道路の様子などもチェックしましょう。

通行に危険な場所はないか、車があるなら渋滞の具合はどうか、など。

筆者は小高い山の斜面につくられた分譲地へ取材に行き、驚いた経験があります。

眺めがよく、別荘地のような素敵な場所でしたが、

取材で訪ねた住宅前の道路脇が崩れ、斜面側にガードレールが大きく傾いていたのです。

住宅自体は地盤調査や地盤改良を行ったうえで建てたそうですが、

「自分の所有地だけがよければ安心」というわけではありません。

 

2【家の形】デザインだけでなく、将来のメンテナンスまで考えて判断を

mits / PIXTA

図面を見ればよくわかりますが、建物を上から見た場合の凹凸が多くないかチェックしましょう。

一般的に凹凸が多いと、シンプルな四角形の建物に比べて耐久性の面で劣るといわれています。

外壁ひとつとっても、角ごとにある継ぎ目は雨水が染みるリスクを高めます。

雨水が染みれば、壁の中の木が腐ってしまうでしょう。

ということは、買ったときはおトクでも、将来のメンテナンスに費用が多くかかるかもしれないのです。

でも、四角形で総2階の建物は味気なく、売れ残ってしまえばハウスメーカーや工務店には痛手。

建築コストが多少高くなっても凹凸をつくり、デザイン性を感じる建物にしているとも考えられます。

とくに敷地が変形していて、そのままでは買い手がつきにくい土地の場合は、

敷地に合わせた凹凸のある家を建てて売るというケースもあるでしょう。

見た目に惑わされないようにしたいものです。

 

3【間取り】冷静な見極めを。家具が入るかどうかの確認も忘れずに

freeangle / PIXTA

いろいろなものがセットになって安く売っていると、

そのなかに使わないものや自分には合わないものが入っていても、「ま、いいか」と思ってしまうことはありませんか?

建売住宅もたくさんのものがセットになっている状態です。

今の暮らし方をそのまま、建売住宅のなかで一つひとつイメージしてみましょう。

和室は本当に必要ですか?

2階にもトイレは必要ですか?

収納もクローゼットがあるからといって安心せず、必要な容量があるかどうかを見極めてください。

また、手持ちの家具の配置も具体的に考えてみます。

間取り図のなかに、新居に持っていく家具をサイズを測ったうえで書き込んでみましょう。

筆者は過去の取材で、ヨーロッパからの輸入食器棚が予定していた天井高では入らないことがわかり、

食器棚を置く部分だけ天井を高くしたという施主の話を聞いたことがあります。

注文住宅だったからよかったものの、建売住宅の場合は、そうはいきません。

家具の収まりを考えて設計する注文住宅とは違い、引っ越しの際に慌てることがないようにしたいものです。

 

4【基礎・構造】施工を行った会社について調べるのも有効

HAKU / PIXTA

何よりもこだわりたい部分ですが、一番わかりにくい部分でもあります。

物件の販売をしているのは不動産会社の場合がほとんどですが、施工を行った会社についてもよく調べてみましょう。

その会社で家を建てた人の話を聞いたり、

建築中の住宅があれば現場を見せてもらえないか聞いてみましょう。

ただ残念ながら、実際に現場を見てもわかることは少ないと思います。

それよりも、堂々と「見てください」と言ってくるかどうか、

現場での説明が丁寧であるかどうかが、見極めの参考になると思います。

予算はかかりますが、重要なところですから、有資格者に購入検討中の物件を鑑定してもらうという手もあります。

 

5【築年数】値引きされている場合は、その理由をリサーチしてみて!

EKAKI / PIXTA

注文住宅よりも割安感のある建売住宅が、さらに値引きになっている場合はとくに、

いつ建てられたものなのかをチェックします。

売れ残っていて、値引きしてでも早く売ってしまいたいのかもしれません。

そういう物件は営業担当者から購入を急かされる可能性もありますが、慌てずに判断したいものです。

もし築年数が経っているなら、売れていない理由があるはすです。

同じ分譲地の似た住宅に住んでいる人がいれば、売れていない理由を知っているかもしれません。

また、公開になってからたくさんの人が訪れているはずですから、

壁や床に汚れや傷がある可能性がありますし、その時点では付属設備も新品ではありません。

もちろん、それらを上回る魅力があれば問題はありませんが、

どこに不備や懸念材料があるのかは知っておくとよいと思います。

 

いかがでしたか。

いろいろと書きましたが、なかには注文住宅を建てる際のチェックに応用できることもあります。

住まいの購入は、建売住宅でも注文住宅でも多角的な視点からのチェックが大切ですね。

(written by  いけだちよみ)

最終更新日:2018年08月30日

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