Yahoo!不動産おうちマガジン は家探しのヒントが満載の情報サイトです!
冬になると室温と外気の差などが原因で起こる窓ガラスの結露。
結露は放置しておくと、カビやダニなどの微生物が繁殖し、住宅にさまざまな被害をもたらします。
できれば、こまめにしっかりと結露対策しておきたいところ。
清掃機器の最大手メーカー、ドイツ・ケルヒャー社の日本法人、ケルヒャージャパン株式会社は、結露に関するアンケート調査を全国の20~50代の男女500名を対象に実施しました。
セーラム / PIXTA(ピクスタ)
まずは、自宅で結露が発生するかどうかを聞きました。
すると、72%もの人が「する」「時々する」と回答。
一方、結露対策については過半数の人が「ほとんど行わない」「全く行わない」と回答しました。
大多数の家庭で結露が発生しているにもかかわらず、十分な結露対策を取っていないようです。
結露対策を行わない理由について聞くと、以下のような回答が得られました。
第1位は「やっても効果がない」という回答。
確かに、換気をしたり窓ガラスを水切りワイパーで拭き上げたりしても、すぐにまた新たな結露が発生してしまいますよね。
何度やってもまた結露ができてしまうため、多くの人は結露対策自体を諦めているようです。
「やっても効果がない」に次いだのは、「準備や片づけ、作業が面倒くさい」でした。
大きな窓があったり、窓の枚数が多い住宅では、道具を用意するのも作業するのも一苦労。
また窓ガラスを雑巾で拭き取ったり換気をしたりというのは、寒い冬にはなかなか大変です。
結露対策を行わない理由から、多くの家庭において結露対策は、労力の割に効果が実感できていない実情が見えてきます。
次に、結露の嫌なところを調査しました。
すると、ダントツで「カビの原因になる」が約6割の回答を得て第1位に!
Kira_Yan / PIXTA(ピクスタ)
第2位以下には「毎朝の結露取りが面倒」、「窓や壁など家財が痛む(腐る)」が続きます。
Graphs / PIXTA(ピクスタ)
窓ガラスから水が垂れてフローリングまでダメになってしまったり、カビがカーテンにまで侵食してしまったりと、窓以外にまで影響を及ぼすのが結露。
効果が実感しにくいため対策を怠りがちな結露ですが、放置することによる住宅の劣化を嫌がる人も多いことがわかりました。
結露による住宅被害についても、8割以上が「被害がある」と回答。
PumbaAurelio / PIXTA(ピクスタ)
実際に結露によって発生するカビは、免疫力を低下させるという恐ろしい健康被害がありますが、それ以外にも悪臭の発生、住宅そのものの資産価値の減少と、中長期的に見てもさまざまなトラブルを招く原因になります。
家族の健康のことはもちろん、住宅への影響も考えると、面倒でも万全な結露対策をするに越したことはないでしょう。
それでは、どのような結露対策を行っていけばよいのでしょうか。
家の中で最も表面温度が低くなるため、結露ができやすいのが窓ガラス。
水滴が落ちることでサッシや、窓下の壁にカビが生えやすくなってしまいます。
結露の発生を防ぐためには、夜の室内の温度を下げないように雨戸などを閉めることが大切になってきます。
ijin / PIXTA(ピクスタ)
また、昼間は窓を開けて窓ガラスやカーテンの湿気を取りましょう。
Mumemories / PIXTA(ピクスタ)
そして結露ができてしまったら、すぐに拭きとってカビが発生しにくい環境をつくることを心がけてください。
また、初期投資はかかりますが、短時間で楽に結露対策ができる清掃家電を取り入れるのも、一つの手。
何度も安い結露予防グッズを買って試しては、あまり効果が実感できなかった人にはオススメです。
セーラム / PIXTA(ピクスタ)
結露によるカビに悩んでいる人は、ぜひ、春までの結露対策を行ってみてくださいね。
【参考】
※ ケルヒャー『結露』アンケート調査 過半数の家庭でサボってしまう結露対策! 結露がもたらす住宅への恐るべき被害
最終更新日:2019年02月15日
キーワードから探す