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引越し直後は、大量にある段ボールの開封と生活用品の片付けをしなくてはならず、大変忙しくなりますが、ほかにもやっておくべきことがあります。 住所変更や入居後の室内確認といった、さまざまな手続きが必要になります。 忘れがちですが、賃貸住宅を借りたら最初にしたい絶対必要なことをご紹介します。
引っ越し当日は、今まで住んでいた家から荷物を送り出し、引っ越し先では荷物を受け取らなくてはなりませんが、荷物の受け取り前にこれから借りる部屋に傷がついていないかどうか、チェックを行いましょう。
aksenovko / PIXTA(ピクスタ)
契約書を見てみましょう。退去時に「原状回復」について書いてあると思います。
原状回復とは、賃貸住宅を退去する際、部屋を入居時の状態に戻すことを言います。 原則として経年変化や通常の生活による磨耗は貸主側の負担で修理をし、借主の故意・過失によって汚損・損壊したものは、その修理費は貸主に請求されます。
経年劣化とは、日光があたってクロスの色が変わる、長年使っている給湯器が古くなり機能しなくなった、などのことを指します。
たとえば、フローリングに傷があったとします。
退去時に管理会社や大家さんが傷を発見したとき、入居前からあれば、修理の際に借主はお金を払う必要がありませんが、入居後につけた傷なら借主がお金を支払わなくてはなりません。
この判断をするために、借主は入居時に元からあった傷を申請しておく必要があります。
1-2 どうやって、元からあった傷を申請するのか撮るねっと / PIXTA(ピクスタ)
元からある傷を申請するために、不動産会社や大家さんはチェック表を契約時や引き渡し時に渡すことが多いようです。
「キッチン」「バスルーム」「洋室」などと部屋別に書かれている表に、借主自身が発見した傷や汚れを記入しておきます。
記入はなるべく詳しく行います。
「洋室北側の壁に10センチの汚れあり」「和室バルコニー側の網戸下部に破れ」などと記入し、不動産会社や大家さんに提出をします。
心配な人は傷や汚れの写真を撮影し、デジタルデータなどでも提出しておくと良いでしょう。
撮影をするとき、傷や汚れのアップ写真だけではどこについているものか分からないので、アップ写真に加えて周辺の設備が写り込んでいる写真も撮っておきましょう。
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電気、ガス、水道などのライフラインの名義変更の連絡は、契約書を受け取るときに連絡先をもらうことが多いので、入居前に連絡を済ませておくことができますが、ガスに関しては、連絡のほかに開栓という作業があります。
2-1 開栓作業とはガス会社に連絡して、作業員の人に来てもらう日を予約します。
申し込みは、ガス会社のホームページ、もしくは電話で受け付けているので、あらかじめ、ガスの開栓を希望する日時を決めておきましょう。
開栓作業は、ガスがきちんと使える状態か、器具を点検するので、ガス機器を用意しておきます。
ガスコンロやガスファンヒーターなど使用したいガス機器があれば、それらも取り付けてもらった方がよいので、準備しておくべきです。
2-2 開栓してもらわないとお湯が出ないよく、ライフラインの連絡を忘れてしまう人がいます。 電気と水道は名義変更の連絡をしないでも使えることがほとんどで、水道は何もしなくても使える場合が多いです。
戸建てで水が出ない場合は屋外にある「止水栓」をひねればほとんどの場合水が出ます。 電気もスマートメーターの普及によって、引っ越し当日に連絡がつけば、遠隔操作でその日に使用できるようにしてもらえます。
ただしガスの場合は作業員の人に来てもらわないとお湯が出ません。 作業する人が訪問するので、当日予約が取れるとは限りません。
もし予約が取れず開栓ができないと引っ越し当日はお湯が出ず、不便な思いをすることになります。 ガスを使って沸かすお風呂はもちろん追い炊きもできません。
とくに冬場は水だけで過ごすのは大変辛いので、ガス開栓立ち合いの予約は必ず事前にしましょう。
Mills / PIXTA(ピクスタ)
引越し当日、やることがたくさんあり、これらのことはつい忘れがちです。
ですが、忘れると後で痛い思いをすることになるので、忘れずにやるようにしましょう。
最終更新日:2019年08月07日
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